スポーツジムにはびこる迷惑な輩
ジムに通う前に読む本―スポーツ科学からみたトレーニング (ブルーバックス)
絶滅希望
「最近の奴らはマナーが悪い」、なんてことを言われがちな昨今。
いやいや、ずっとずっと昔からマナーが良かった時代なんて日本にはなかっただろなんて突っ込むのは野暮な話です。
タンを吐くため、駅のあちこちに痰壺が置いてあった時代はとうの昔です。
エジプトの壁画にも今の若いものは全然ダメだなんて言う記述があったとかなかったとか。
しかしマナー違反はいつの時代もあり、そこに老いも若きもありません。
それはスポーツジムも同じです。
マナーが悪い輩は必ずどこにもいます。
たとえ高級トレーニングジムでもです。
そんなトレーニングジム迷惑あるあるを見てみましょう。
大人気のベンチプレスを占領
ベンチプレスはどこでも大人気の種目で、キングオブ筋トレです。
そんな大人気のベンチプレスを独占している無法者のトレーニーは、残念ながら多くいます。
インターバルでベンチプレス台で休憩してどかない、携帯をいじっている、お話してる、ウェイトをそのままにして立ち去るなどなど。
確かに一回一回ウェイトを付け外しするのは相当な労力です。
お互い近い重量ならまだしも、50kgでセットを組む人と、90kgでセットを組む人では毎回20kg×2の重りを付け外ししないといけません。
これならまだしも52.5kgと87.5kgなど細かい差だと、それはもうかなり煩雑な作業になってしまいます。
これを3セットも5セットも行うとウェイトの付け外しだけで膨大な時間になってしまいます。
だからといってベンチプレスを占領していい道理はありません。
交互ではなく終わるのを待っていても、いつ自分の順番がやってくるかわかりません。
予約ボードみたいのがあればどれだけ順番待ちしているか、自分の番がいつなのかわかりますが、なかなかそのようなものがあるところはありません。
結局近くで横目で伺いながら、違うトレーニングでもして待っている他ありません。
やっと空いたと思っても、サッと違う人に取られてしまうなんてもことも…。
数に限りがあり、共同で使う以上、スポーツジムではどうにも打開しにくい問題です。
本当に予約制を取らないと打開策はないのかもしれません。
お互い協力しあってやったとしても、3〜4人で回すことになれば、充実した筋トレは望めないでしょう。
スポーツジムのジレンマです。
ベンチプレスを自宅に置いてしまうという手もあります。
値段も2万円程度で折りたたみできるものがあるので、常時場所を取るわけではないのでホームトレーニングの導入器具としておすすめです。
好きなときに好きなだけベンチプレスができるのは、トレーニーの憧れです。
every day beanch!なら必須アイテムです。
スターターセット (トレーニングベンチ+ダンベル、バーベルラバータイプ50kgセット)
仲間内で場を占拠
個人では占領はしてないけれど、仲間内で回して場を占拠している人たちも多く見受けられます。
一人で独占しておらず、あたかも共有して器具を使っているように見えますが、明らかなグループでの占拠行為です。
友人などと一緒にジムに行っていたら、器具の使い回しは珍しくありません。
二人程度なら回してしまう気持ちもわかりますが、基本的にはセットごとに次に使う人がいないか最低限確認はするべきです。
占領行為が目に余る場合は無用な衝突を避けるために、ジムのスタッフに注意するよう促しましょう。
器具を乱暴に扱いうるさい音を出す
フリーウェイトでもマシンウェイトでも、乱暴に扱いガシャガシャと大きな音を出す人がいます。
筋トレとは筋肉をコントロールすることなので、ウェイトをコントロールできず音を出している人はマナーとともに筋トレも下手ということになります。
またウェイトを完全に下まで降ろしているということは、筋肉が一回一回休憩してしまっているので正しい筋トレではありません。
器具が壊れてしまうので、これも速やかにスタッフに報告しましょう。
仲間意識がすごい
ジムで顔見知りや挨拶をする人ができることは多々あります。
ときには意気投合する人も出てくるかもしれません。
それもジムの魅力の一つであり、一人よりも複数人または知っている人がいるほうがモチベーションが上がるという人も多くいます。
しかし一人で黙々と筋トレをしたい人もいます。
仲間同士で場所を占拠したり、邪魔な場所で話し込んでいたり、スタジオプログラムで仲間の分まで場所取りするなどの烏合の衆などは、黙々とトレーニングしたい人には天敵です。
質が悪いのは、そういった仲間意識が強い人達のなかにスタッフも交じって談笑してしまっているときです。
本来は場所取りが禁止だったり、邪魔なところで話し込んでいたら注意するべきスタッフがまるでお友達のように話していることもあります。
スタッフはホストでもあるので、会員であるお客様には気分良く楽しんでもらう必要があります。
ベテランスタッフとなると黙々とトレーニングをしているベテラントレーニーとも仲良くなりますが、大手全国展開のスポーツジムスタッフの多くは黙々とやっているトレーニーには話しかけにくいものなのです。
スタッフの対応等に問題がある場合は意見箱があれば投書しましょう。
効果絶大です。
筋トレは己との戦いです。
もちろん仲間同士で切磋琢磨して鍛えるのも、いつもの力以上のものを引き出してくれることはあります。
しかし談笑し間延びしながら行っては本末転倒です。
間延びせずしっかり追い込み、おしゃべりは必要ありません。。
スマホばかりいじっている
インターバル中にトレーニング台でスマホをいじっている人も少なくありません。
台にとどまり休憩するのもマナー違反ですが、スマホをいじるのは言語道断です。
息を切らして台から立つのに時間がかかっていても少しくらいは待ってあげようという気持ちも湧くものですが、スマホいじりが終わるなんて待っていられるはずがありません。
すぐに声をかけてどいてもらいましょう。
優しく「ちょっと使っていいですか?」と。
また歩きながらスマホをいじっているトレーニーもいます。
スポーツジムはそれぞれ違う場所にある器具を使い、終われば次に移ります。
ジムの中は常に多くの人が交差しながら移動しています。
人が行き交うジムで前を見てない歩きスマホは非常に危険で、もしダンベルやバーベルでフリーウェイトをしている人にぶつかりでもしたら・・・。
歩きスマホは絶対にやめましょう。
トレーニングを記録したり、インターバルを計ったり、音楽を聴くなどスマホ一台で全てまかなえ、トレーニングにも欠かせなくなっているのは確かです。
スマホマナーを守らないと、そのうちジム内スマホ禁止にもなりかねません。
スマホばかり見ているのではなく、鏡の中の自分自身の筋肉のパンプアップを確認しましょう。
高重量で可動域が恐ろしく狭いトレーニーには近寄るべからず
自慢げにレッグプレスやスミスマシンを高重量でやって周りの注目を浴びる人がいます。
鍛えている人たちが集まるジムなので、レッグプレスは200kgを超え、スミスマシンは軽く100kg超えで設定している人を見ると一体これを何回上げるんだと気になるのも当然です。
たまたま目に入ってしまうこともあるでしょう。
そしていざその重量を上げ始めたら…。
チョコチョコ、ヒョコヒョコと極端に可動域が狭い、なんて光景はとても多くあります。
トレーニング自体では誰にも迷惑はかけておらず、そもそも筋トレは自己満足なので、一向に構いません。
しかしそういった筋トレをしている人に限って、マシンでガシガシと大きな音を立てたり、話し声が大きかったり、マシンを独占したりするアドバイス好きな傾向が強い気がします。
君子危うきに近寄らず 触らぬ神に祟りなし、です。
まとめ
スポーツジムに蔓延る迷惑会員。
こちらのやる気も削ぎ落としてしまう彼ら彼女ら。
スポーツジムは皆が使うところであって決してプライベート空間ではないので、マナーをしっかり守る必要があります。
マナーを守れない人は使うべきではありません。わがままに使いたいのならパーソナルトレーニングやホームトレーニングに徹するべきです。
きっとパーソナルトレーニングでも度が過ぎれば退会させれるるでしょうが。
またそのような不届き者たちにマナーを守っている人が萎縮してしまうのはナンセンスです。
決して安くない月謝を払っているのですから、スタッフや意見箱を使ってマナー違反者は是正していかなければなりません。
できるのであれば、しっかり面と向かってお願いや注意できるといいでしょう。
しかし変な軋轢を生んでしまってジムに通いづらくなってしまっては元も子もありません。
やはりスタッフに言って改善してもらうのが最善の方法でしょう。
会員が気持ちのよい環境でトレーニングできる環境作りをするのもスタッフの重要な仕事ですので。
気が緩んで自分自身がマナー違反を犯していないか、鏡を見つめつつしっかり自己の行いを見つめましょう。
それでもマナー違反者がいなくなることはありません。
いつの時代も、どの年代もです。
自分のペースで、余計なストレスなくトレーニングしたいのなら、簡易的なものだけでもホームトレーニングを導入を再考する価値はあります。
ベンチプレスはさすがに置けないという人でも、ダンベルと台くらいは置けることもあるでしょう。
ダンベルと台でダンベルベンチはできます。
スクワットもできます。
誰もがトレーニングは集中して気持ちよくやりたいものです。
しかし集中して気持ちよくやることが、自分よがりになっているジム内のトレーニーは多くいるのも事実です。
せっかくスポーツジムに、余計なストレスを抱えるは実にもったいないことです。
余計なメンタルストレスは筋肥大を阻害します。
筋肉にはよい刺激だけ与えたいものです。
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