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【少年を大人に、大人を少年に】楕円道、それは「No side精神」、「One for All精神」、「ラグビー愛」

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Number(ナンバー)特別増刊 桜の凱歌。 エディージャパンW杯戦記[雑誌] Number
Number(ナンバー)特別増刊 桜の凱歌。 エディージャパンW杯戦記[雑誌] Number

ラグビーの魅力とは

2019年、ラグビーワールドカップが日本にやってきます。
初のアジア地区開催であり、ラグビーマイナー国での開催となります。

また2020年、東京オリンピックではリオオリンピックから正式種目となったラグビー7人制も行われ、ラグビー好きにとっては「4年に一度じゃない、一生に一度だ!!」という気分の高揚が収まらない日々となっています。

ラグビー人気は2015年ラグビーワールドカップでの大躍進、五郎丸歩というスーパースターの出現で大盛り上がりとなり、ラグビー認知度は一気に高まりました。

しかしその盛り上がりもたちどころに消えてしまいました。
新たなファンを獲得しようという気が全く感じられないずさんなマーケティング、日本ラグビー協会の古い体質による改革心の無さなど様々な要因でせっかく盛り上がった千載一遇のチャンスをみすみす逃してしまいました。

国内ラグビー最高峰のトップリーグの宣伝も自虐的なアピールをするしか手がありません。
いい出来ではあるのですが。

ラグビー人気がない理由をあげればもうキリがありません。
1970年初頭から1990年頃までは、日本スポーツ界を牽引していたのはサッカーではなくラグビーでした。
しかしいつまでも内輪の伝統校大学ラグビーの人気の上に胡座をかいたラグビー界は、低迷していたサッカーが立ち上げ見事成功させたJリーグに、その背さえ見えないほど引き離されてしまいました。

未だに古い体質のラグビー協会、外部からの人材登用の鈍さと遅れ、伝統校優先の試合日程、観客動員や選手雇用、企業業績に左右される選手やチーム等の悪い面での企業依存体質などラグビー界の足かせは数え切れません。

日本ラグビーを大躍進させた立役者の一人でもある前監督エディー・ジョーンズの退任理由に、日本協会の体質の古さ、伝統校優先等の日本ラグビー界の改革の鈍さなどがあるとも言われました。
エディー・ジョーンズは古い体質の日本ラグビー界を創造的破壊ができる唯一無二の人間でしたが、日本は手放してしまいました。
エディー・ジョーンズHC退任へ 日本ラグビー界に不信感募らせた?

そして2015ワールドカップ後、一気に加熱した人気は長続きせず、以前と同じ風前の灯火となってしまいました。
今日本ラグビー界に若干風が吹き始めていると思っているのはラグビー関係者だけです。


足が遠のいたラグビーファンが日本でのワールドカップ開催に向け若干戻り、関係者が頑張ってチケットをさばきいているに過ぎません。
これでは日本ラグビーワールドカップが終わった後、悲惨な状態に陥るかもしれません。

サッカーJリーグを盛り立てバスケットボールBリーグ立ち上げにも尽力した川淵三郎氏のような手腕の持ち主がラグビー界には必要ですが、同じ人材がさまざまな役職をぐるぐる回っているだけの日本ラグビー界では難しいのかもしれません。
だからこそ必要なのですが…。

さて、ここまでさんざん日本ラグビー界を糞味噌にこき下ろしてきましたが、ラグビーという競技の素晴らしさは筆舌に尽くしがたいものです。
圧倒的なフィジカルの中にある紳士性やラグビー精神、そして荒々しく見える競技性ながらも大多数による高度なコミュニケーションと、単純と複雑が混ざり合わさった競技性は多くの人を惹き付けます。

その素晴らしさの一端を是非紹介させてください。

圧倒的なフィジカルモンスター

走ってぶつかって倒れての繰り返しであるラグビー。
それも80分間も。
相撲の立会い、レスリングのタックル、柔道の投技や受け身、ハンドボールやバスケのようなパスさばき、サッカーのようなキック、野球のようなハイボールのキャッチ、短中長距離走の繰り返し。
これら全てが組み合わさったのがラグビーです。

コリジョン(衝突)スポーツであるラグビーでは、まず体重が重いことが有利になります。
ボクシングや柔道、レスリングなどの体重別競技は体重差による有利不利を解消していますが、ラグビーや相撲のような競技では体重が大きな武器になります。
しかしラグビーは80分間走り続けなければならず、重い体重は不利になってしまいます。
そのため、徹底したウェイトトレーニングで除脂肪体重を増やし、脂肪は減らし、パワーも強く走り続けるスタミナもある強靭なフィジカルモンスターでなくてはなりません。

ベンチプレスは体重の1.5倍、スクワット、デッドリフトは体重の2倍、懸垂は体重×0.5の負荷、1km走は3分30〜50秒以下、10m走は1.7秒以下。
これがトップ選手の目標基準です。
ちなみに体重は80kg後半〜100kg近くがもっともボリュームが多い選手層だと感じます。
その巨体から繰り出される圧倒的なパワーと、無尽蔵のスタミナ、爆発的なスピード。
そんなフィジカルモンスターたちがぶつかりあう様は圧巻です。

人と人が全力では走ってぶつかりあう音、衝撃はまるで交通事故です。
もっとも激しい球技であり、もっとも長い格闘技、まさに闘球なのです。

チケットが安い

日本ラグビーでは、大学ラグビーがもっとも人気で集客力があります。
しかしそれは関係者で盛り上がっている部分も無きにしもあらずです。

国内で最高峰のリーグは、社会人ラグビーのトップリーグです。

ラグビーは比較的安く観戦できます。
トップリーグは自由席で当日券2000円、前売り1800円で、他競技とそこまで大差はありません。
しかしペアチケットなら3000円で一人1500円になります。
さらにラグビーの試合は同会場で連続して2試合行われることも多々あり、入れ替え制ではないので1枚のチケットで2試合も観れてしまうのです。
ペアチケットで2試合だと、1試合750円換算になり、破格の値段になります。

また頻繁に行われる練習試合は無料で、しかもスタジアムより間近で観戦でき、ファンサービスもあるのでおすすめです。
ラグビー観戦初心者ほど、目の前で繰り広げられる肉弾戦を五感全てで感じられる練習試合から観に行ってもいいかもしれません。

One for All, All for One

ラグビーを知らない人でも聞いたことがある有名な言葉、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」。
ラグビーのオフェンスでは、ボールを前にパスできないため自分の体でもってボールを前進させなければいけません。
仲間が体を張って繋いがボールを粗末にするということは仲間への裏切り行為です。

またラグビーはボールを持っている選手がもっとも前にいます。
その仲間が孤立しないように仲間で全員でフォローします。
これが「ALL for One精神」です。

ディフェンスではどんな大きな相手でも、どんな速い相手でも基本は一人一殺です。
体格差やフィジカル差がある場合、仲間がサポートして二人でタックル(ダブルタックル)することがありますが一人一殺は大原則です。
相手にビビった結果タックルをミスすれば、体を張って止め続けた仲間への裏切りとなってしまいます。

ラグビーは横一列でディフェンスライン(ワンライン)を引き、壁のように一斉に前に出て守るのが基本です。
一人でも欠けるとワンラインに穴があいて、ディフェンスを突破されやすくなってしまいます。
痛がって転げ回っている暇などありません。
しかしラグビー選手が痛がっている場合は骨折や靭帯損傷、みぞおちへの衝撃で呼吸困難など本当に痛い場合です。
立ち上がった選手には観客席から敵味方関係なく拍手が沸き起こります。
ラグビー選手が痛がっている場合は本当に痛みに耐えていると観客は知っているのです。

ボールにはフィールドに立つ全ての仲間、応援、サポートしてくれた人全ての想いが乗っています。
立ち向かう勇気と仲間のサポートこそが、「One for All, All for One精神」なのです。

No side

これは日本ラグビーの言葉で、海外のラグビー選手に言っても通じません。
試合終了のことをラグビーではノーサイドと言い、お互いのサイドがなくなるということです。
これを日本では敵味方の陣地がなくなるから発展(勘違い)させ、敵味方なくなり仲間になると意味付けしました。
ラグビーでは伝統的に試合終了後、正装で立食パーティーをするのアフターマッチファンクションを行うのが慣例です。
ラグビーに初めて触れた日本人が、試合終了合図の「No side」を、戦った相手と打ち解けて仲間になるという誤解が今の「No side精神」に繋がっているのです。
どれだけ激しく痛い試合あったとしても試合が終われば即仲間、同士となり酒を酌み交わすのもラグビーの大きな魅力の一つです。

少年をいち早く大人に、大人を少年に

ラグビーのフランス代表ピエールが言った有名な言葉です。

「ラグビーは少年をいち早く大人にし、大人に永遠の少年の魂を抱かせる」
Le rugby permet aux enfants de jouer comme des grands et aux
adultes de redevenir des enfants. 
ラグビー・フランス代表元主将、ジャン・ピエール・リーブ(Jean-Pierre Rives)

一つのフィールドに立つ選手がもっとも多い競技であるラグビー。
そして前にボールを投げられない、つまり仲間は常に後ろにいます。
ボールを持った人間が一番先頭で、様々なコミュニケーションをとらないとボールは繋がりません。
この仲間とのコミュニケーションや「No side精神」や「One for All精神」が少年をいち早く大人にさせます。

相手と取っ組み合いボールを奪い合う行為は大人を無邪気な少年に戻します。
ボールを手に持って走る、それを体をぶつけて奪い合うというシンプルな競技性は、少年も大人も無我夢中にさせる魅力があるのです。

紳士がやる競技

togetter:【イギリス】ラグビーの観客の姿勢が素敵すぎる。フットボールとは何が違うのか。
ラグビーの競技性はとても激しく、だからこそプレーヤーは紳士でなければいけません。
当然試合中はむき出しの闘争心で戦うので、他競技同様ときにはラフプレーや乱闘も起きてしまいます。
しかし危険な競技だからこそ、競技中はもちろんのこと競技以外もとことん紳士でフェアであるべきなのです。
相手を敬い、レフリーを敬い、仲間とサポートしてくれる人に感謝をするのがラグビー精神です。

観客も同じです。
本来は応援チームによって客席は分けません。
敵味方関係なくいいプレーや痛みに耐え立ち上がった選手には盛大な拍手を、タックルを躊躇したり痛い振りをしているような選手には敵味方関係なくブーイングが湧きます。
当然入場時に相手チームにブーイングなどありえず、むしろ拍手です。
これから応援するチームと好試合を繰り広げてくれるリスペクトすべき相手なのだから当然です。
強豪、ライバルであるからこそ対戦相手を敬います。

相手が集中しないといけないプレー時はブーイングも騒ぎもせず静かに見守るのが礼儀です。
一時のラグビーブームの際、静かにすべき時にブーイングが起こり論争が起こったこともありました。
結局は試合時にモニターにこういうときは静かにしてくださいと表示されるようになりました。

プレーヤーも観客も紳士でなければならないのです。
ブーイングや無用な痛がりアピールなど紳士らしからぬ行為はすべからくタブーなのです。

こういったラグビー精神が多くの国で、ラグビーに教育的な意義を持たせています。
サッカーが大人気の欧州の国でも子供にやらせたい競技はラグビーと答える人が増えてきているという記事もありました。

ラグビーは種類が豊富

種類が豊富というのはポジションも豊富、ラグビーの種類も豊富ということです。
ポジションが豊富というのは体重の重い人、高身長の人、小さい人、軽い人、速い人、長い距離が得意な人、長い距離を走るのは得意ではないが相撲のような立会は得意、球技が得意な人、格闘技的な要素が好きな人など様々な要素の人が活躍できるポジションがそれぞれにある競技です。

ラグビーの種類というのは以下の様なものがあります。
・15人制ラグビー
・7人制ラグビー
・ビーチフット(ビーチラグビー)
・タグラグビー
・リーグラグビー(密集をなくしたラグビー。日本でメジャーなのはユニオンラグビーと呼ぶ)
・ウィルチェアーラグビー(パラリンピック種目で車椅子でのラグビー)

タックルのないラグビー、砂浜でやるラグビー、ごちゃごちゃしないラグビーなど様々な種類のラグビーがあり、実は誰でもラグビーはできるのです。
タグラグビーは腰に紐をつけて取るのをタックル代わりとし、幼児や小学生も体育の授業で行ったりします。

ビーチフットは、その名の通り砂浜で行うラグビーです。

多種多様な顔を持つラグビーは老若男女、健常者、障害者も行える懐深い生涯スポーツなのです。

まとめ

どの競技にも素晴らしい部分は大いにあり教育的意義や生涯スポーツとしての可能性などさまざまなポジティブな要素を持っています。
ラグビーには武道的な礼節、「No side精神」や「One for All精神」などの教育的意義、タグラグビーなどの生涯スポーツの要素、そして世界三大スポーツとしての15人制ラグビー、オリンピック種目となった7人制ラグビー、パラリンピック種目であるウィルチェアーラグビーなどラグビーの可能性はまだまだ広がっていくはずです。

2019年にラグビーワールドカップが日本にやってきます。

津波や地震で大きな被害を受けたラグビーの町、岩手の釜石や熊本でもラグビーワールドカップの試合が行われます。
ラグビーワールドカップが盛り上がれば被災地も元気になります。

最強のフィジカルモンスターたちがフィールドで暴れる姿は圧巻です。
4年に一度のラグビーワールドカップ。
しかし日本で開催されるのはきっとこの一度だけ。

4年に一度じゃない、一生に一度だ!

画像引用:ラグビーワールドカップ2019

問いかけ続けるー世界最強のオールブラックスが受け継いできた15の行動規範ー
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【圧倒的なパワー、スピード、スタミナ】フィジカルモンスターと呼ばれる競技者たち

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フィジカルモンスター。
パワー、スピード、スタミナ全てに秀でたアスリート。

競技によって「強さ」の定義は違います。
長い距離を速く走れるのか、短距離が速いのか。
腕相撲が強いのか、重いウェイトを持ち上げられるのか。
重いウェイトを持ち上げられると言っても、オリンピック種目の「スナッチ」と「クリーン&ジャーク」のウェイトリフティングなのか、ベンチプレス、スクワット、デッドリフトのBIG3を競うパワーリフティングなのか。
相撲、柔道、剣道、レスリング、空手、ボクシングなのか。

強さの指針は千差万別で、異種格闘技のように闘ったとしても、決めるルールによって有利不利が出てきてしまいます。
誰もが認めるトップアスリートの室伏広治も持久力の競争では手も足も出ません。

全ての競技の土台はフィジカルです。
一昔前では、あの競技には「筋トレはいらない」、この競技には「走り込み」は必要ないなど言われましたが、今ではどの競技でも筋トレの重要性は徐々に浸透し、心肺持久力(最大酸素摂取量)が不要だという人もまずいないでしょう。

文部科学省は運動能力を以下の4つから構成されている定義しています。

運動能力の領域は、上位の領域から順に、スポーツ技能、基礎的運動能力、基礎的運動要因、身体の構造と諸器官の機能から構成される。
「新体力テスト」の よりよい活用のために

「スポーツ技能」、「基礎的運動能力」、「基礎的運動要因」、「身体の構造と諸器官の機能」、これら4つの要因はピラミッド構造になっており、スポーツ技能を頂点に順に土台となり、フィジカルは「基礎的運動要因」と「基礎的運動能力」となります。

文部科学省の体力測定には、以下の種目があり、「走能力」、「跳躍能力」、「投球能力」の3つの運動能力と、「スピード」、「全身持久力」、「瞬発力」、「巧緻性」、「筋力」、「筋持久力」、「柔軟性」、「敏捷性」の8つの体力要因を評価します。

・握力
・上体起こし
・長座体前屈
・50m走
・立ち幅とび
・ハンドボール投げ(※19歳以下)
・反復横とび(100cm)
・持久走(男子1500m、女子1000m)
 または20mシャトルラン(往復持久走)
・開眼片足立ち(※65歳以上)
・10m障害物歩行(※65歳以上)
・6分間歩行(※65歳以上)
・ADL(日常生活活動テスト)(※65歳以上)

フィジカルが強いということは、スポーツ技能をより高みに持っていけるポテンシャルがあるということです。
「フィジカルが強い=スポーツ技能が高い」ではありませんが、スポーツ技能を上げていくには土台のフィジカル向上が欠かせません。

そんなフィジカルが凄まじく強いアスリートをフィジカルモンスターと呼びます。
格闘技でも球技でも身体接触がある競技は、接触がない競技より強いフィジカルが求められます。
そのような競技の中でも、特段フィジカルの強い競技がラグビーとアメリカンフットボールだという記事がYahoo!ニュースに上がっていました。
スポーツ選手対決番組で際立つ ラグビー・アメフト選手たちの「総合力」

ラグビー、アメフトの共通点は「トップスピードで人同士がぶつかるコンタクトスポーツ」という点だ。防具の違いはあるが、ラグビーもアメフトも全速力で選手が走り、その選手を止めようと負けないスピードでタックルする。試合はその繰り返し。速くて強くてタフな選手が、一流となるのも当然だ。ラグビー日本代表の山田章仁は、181センチ90キロの体格にして、50メートルを5.9秒で走る俊足だ。  アメフトの栗原嵩も180センチ85キロで50メートルを5.7秒で走る高い身体能力を持ち「NFLに最も近い男」と言われている。陸上十種競技で日本チャンピオンとなった武井壮にして「フィジカルが本当にハンパない。走れるし、跳べるし。日本アスリート界でもトップクラスの能力がある」とほれ込む逸材だ。日本では総合格闘家として知られるボブ・サップも、元NFL選手だ。  100キロ前後の体格で、全速力で走る者同士がぶつかりあうスポーツは、ラグビー・アメフトを除いて他にはないと言っても過言ではない。その分、激しい衝撃に耐えるために、選手たちには強靭な肉体を作り上げる必要もある。3要素を兼ね備えたラグビー・アメフト選手が、身体能力を競う戦いでトップクラスを占めるのも納得だ。
引用:スポーツ選手対決番組で際立つ ラグビー・アメフト選手たちの「総合力」

確かに「スポーツマンNo.1決定戦」でのラグビーとアメフト選手の活躍は驚異的でした。
力比べ、持久走、速さなど総合力が高くなければ優勝はできません。

いくら速くても、パワー系で点数を取れなければ、いくらパワーがあっても持久力やスプリント能力がなければ上位には食い込めません。
圧倒的スピードとパワーを誇る室伏広治でさえ、TAIL IMPOSSIBLE(テイルインポッシブル 1ラウンド100m×4で先頭ゴール90秒後再スタート)では歩いてしまう始末で早々に脱落し、THE FINAL SIT-UP(ザ・ファイナルスィットアップ 太鼓のリズムで腹筋、力尽きたら脱落の生き残り方式)では最下位という成績でした。

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もちろん室伏広治には長い距離を走る能力は、競技に求められておらず、これをもって室伏広治はフィジカルモンスターではないとは一切言えません。
力士もある程度の距離を走る能力では劣るでしょうが、一瞬の立会のスピードでは驚異的な能力を持っています。
室伏広治や代々の横綱千代大海や貴乃花、朝青龍、白鳳などは間違いなくフィジカルモンスターでしょう。

Yahoo!ニュースの記事にあるようにラグビー、アメリカンフットボールは全力で走ってぶつかり合う競技です。
体重が80も90も、100kg超も珍しくない人間同士が、50mを6秒前後で走るスピードで正面衝突するその衝撃は凄まじいものです。
ラグビーはさらにプレーに区切りがないので、無尽蔵のスタミナも必要とします。
筋力とスタミナを鍛え上げるのは想像以上にハードです。
ラグビー選手はまさにパワー、スピード、スタミナのフィジカルモンスターなのです。

そんな中いわきFCが、「日本のサッカー選手のフィジカルスタンダードを変える」を指標に、サッカー界では類を見ない本気の肉体改造に取り組み、大きな成果を出しています。

福島県1部リーグのチームがJ3の福島ユナイテッドとJ1のコンサドーレを倒し、清水エスパルスとも互角に渡り合った。

アメフト界のヒーローで、アメフト最高峰のリーグNFLに最も近いと言われている日本人、IBMビッグブルーの栗原嵩選手がウェイトトレーニングの指導をした際、いわき選手が見たこともない重さでウェイトを行ったり、いわきFC選手のMAXの重量が栗原選手のアップだったりと、いわきFCの選手は相当な刺激を受けました。

180cm85kgで50mは6秒台を切り、久しぶりのベンチプレスで140kgも上げてしまう脅威のパワー、そして140kgのベンチプレスを最低ラインと言い放つ、まさにフィジカルモンスター。

栗原選手が言った、「明らかにやったヤツが、明らかに変わる」がいわきFCの合言葉になったほ強烈なフィジカルモンスターっぷりを見せつけたのでしょう。
このいわきFCの取り組みが実を結び、サッカー界に旋風を起こせば、きっとサッカー界の筋トレにたいしての捉え方も変わるでしょう。
そうすればスポーツ界全体に多大な影響が出ることは間違いありません。
スクワットでは法政と東大のアメフト部と同じ重量を上げるまで鍛え上げ、さらなるフィジカルの高みを目指しています。
フィジカルモンスターのサッカーチーム、期待大です。

東海大学ラグビー部も、もっか8連覇中の王者帝京大学に勝つために、徹底的にフィジカルを鍛え抜いています。

ベンチプレス、スクワット、ハイクリーンのMAX値そしてシャトルランのタイムを、3月、5月、7月、9月とシーズン中に一度の年間計5回、測定を行ってチェック。体脂肪率や筋肉量などの体組成データと合わせて管理している。目標値をクリアできていない選手は原則的に、Aチームへの昇格と試合出場は許されない。
引用:フィジカル・モンスターとなりて、絶対王者に挑め。 東海大学シーゲイルズはなぜ「デカい」のか。なぜ「強い」のか

絶対王者である帝京大学ラグビー部は、フィジカルモンスターの王者でもあります。
フィジカルで負けていては、技術はいとも簡単にねじ伏せられます。
技術が活きてくるのは勝負できるフィジカルを持ったときです。
日本人は速くて、技術も高くて、柔よく剛を制すなど過去の妄想です。
柔道界もボディビルダーの指導の下、筋トレをするようになったほどです。

無尽蔵のスタミをを持ち、爆発的なスプリント能力を備え、どんな重量にも屈しない、そんなフィジカルモンスターへ。
「強い」定義を、フィジカルモンスターにアップグレードせよ!

参照:Wikipedia 最強の男は誰だ!壮絶筋肉バトル!!スポーツマンNo.1決定戦

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【ラグビー選手をグループ分けし比較した結果、ある驚きの事実が!】ベンチプレス何kg挙げる?って体重100kgと70kgで比べていいの?というお話

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ラグビー選手でも知らなかった真事実

ラグビー 最強・最速になるヤマハ式肉体改造法 (ヤマハラグビー部の㊙トレーニング)
ラグビー 最強・最速になるヤマハ式肉体改造法 (ヤマハラグビー部の㊙トレーニング)

ラグビー選手の身体測定

面白い論文で、ラグビーの意外な真実が明るみに出ました。
ラグビーファン、プロからアマチュア、草ラグビー選手まで、またどのアスリートも筋トレ好きにも面白いデータです。

誰もが力自慢で大きい選手は、相対的にも力が強いと思うはずです。
スラッとした俗に言う細マッチョで俊足の選手が初速の段階では大柄の選手より圧倒的に速いはずです。

しかし横綱白鳳とウサイン・ボルトのスタートダッシュでは白鳳のほうが速いというデータもあります。
中京大の湯浅景元教授によれば身長192cm、体重158kgの白鵬の立会スピードは毎秒4m、ウサイン・ボルトはが毎秒4.01m。
初速だけみれば白鵬はボルトとほぼ同じ速さでスタートしているのです。
次に速いのが、横綱千代の富士の毎秒3.9mです。
これは1991年に100mで9秒86の世界新記録を叩き出したカール・ルイスのスタート直後の速度に匹敵するそうです。

このように体格だけではわからない選手の能力に着目すると面白いものが見てきます。
ラグビーはもっともフィールドで同時にプレーする競技人数が多いスポーツです。
また体格もサッカーやバスケ、バレーボールなどと違って、身長が高い人小さい人、太っている人痩せている人、筋骨隆々の人細身の人、長距離自慢短距離自慢、パスやキックなどスキルフルな人不器用だけどひたすら愚直な人など実に多種多様さまざまな人間で構成されています。

そんな選手たちの能力を比べてみると意外な事実が判明しました。
トレーニーではありがちな、「ベンチプレス何kg挙げる?」という会話。
これは果たして体重は加味されているのでしょうか。

体重60kgの人が90kg挙げるのと、体重80kgの人が100kg挙げるのではどっちが強いのでしょうか。
絶対値では後者の100kgですが、相対値では前者の90kgです。

では体重60kgの人が挙げる120kgと体重100kgの人が挙げる200kgではどうでしょうか。
そんな研究成果を発表した論文です。

筋力、パワー、加速力、持久力を比べてみた

全国大学選手権出場レベルの大学ラグビー部を対象とし、以下の4つのグループ群に分け比較しました。

・タイトフォワード(1〜5)  tight forward(TF群)
・ルースフォワード(6〜8) loose forward(LF群)
・ハーフバック(9〜10) half back(HB)とフルバック(15) fullback(FB)を合わせたグループ(HB/FB群)
・スリークゥオーターバック(11〜14) three−quarter back(TB群) 

測定項目は以下のとおりです。
()内は測定種目です。

・身体組成(身長、体重、除脂肪体重、体脂肪率)
・筋力(ハーフスクワット)
・パワー(ハイスナッチ)
・走速度(10mスプリント、30m50mの通過タイムより算出した推定最高速)
・加速時運動量(体重と10mスプリントにより推定したVの積)
・最大酸素摂取量(シャトルラン)

結果は非常に意外な数値が出ています。
ラグビー経験者、ラグビー観戦好きなら色々と感じ思うところがあるはずです。

残念ながらラグビーのラの字も知らない人は、ちんぷんかんぷんでしょう。
そういう人は結論だけでも読んでみて下さい。
好きな競技や取り組んでいる競技でも、もしかして同じような傾向があるかもしれません。

まずは以下の測定結果をごらんください。

a . 身体組成  TF群の身長が, HB/FB群と比較して有意 に高かった。体重および除脂肪体重は,TF群が他の3 群と比較して有意に重く,LF 群 はIIB/FB 群と比較して有意に重かった。体脂肪率は,全ての群問で有意な差は認められ なかった b . 筋力  全ての群間で有意な差は認められなかった C . パワー  全ての群間で有意な差は認められなかった d . 走速度  10mの平均速度では全ての群問で有意な差は認められなかったが,推定最高速度はTB群がTF群と比較して有意に高かった e .加速時の運動量  TF群が他の3群と比較して有意に大きく,LF群がHB/FB群と比較して有意に大きかった f . 最大酸素摂取量  TF群が他の3 群と比較して有意に低い値 を示し,傾向として最も高い値を示したのはHB/FB群であった
出典:大学ラグビー選手のポジション別にみた体力特性

筋力、パワー、走速度がすべてのグループで優位な差がなかったという驚くべき結果です。
ただ気をつけないといけないのは、筋力とパワーは絶対値ではなく、相対値です。
つまり体重比筋力(%body weight)です。
ベンチプレス100kgを挙げる場合、体重70kgと90kgの人では相対的筋力は体重70kgの人のほうがあるということです。

驚くべきは走速度です。
どのグループの平均速度も10mスプリントでは差がなかったということです。
数十キロ体重差があるTB群とTF群で初速で差がないのは驚きではないでしょうか。
ただしTB群とTF群では最高速度は有意に差があったということで、やはり体重が重いとスピードに乗ることは難しいのでしょう。

しかし運動量を比べるとどうでしょうか。
運動量とは、体重と10mスプリントにより推定したVの積です。
全力でぶつかりあったときのコンタクトパワーなどラグビーに欠かせない「運動量momentum」能力です。
ラグビーが、「Rugby is a game of momentum」と言われる所以はこのためです。

20mシャトルランで測定した最大酸素摂取量では、TF群が他の群より明らかに低く、HB/FB群が高くなっています。
身体の大きいTF群、特にプロップ(スクラム最前列の両端の1、3のポジション)も含まれているためこのような結果となるのは仕方ないでしょう。
これが両ロック(最前線を後ろから押す4、5のポジション)だけなら数値も大きく変わっていたでしょう。

またHB/FB群にはチーム一の体力自慢スクラムハーフが入っているのが、TF群との差を大きくした要因の一つでしょう。
プロップとスクラムハーフで最大酸素摂取量の勝負の結果は火を見るより明らかです。
これはグループ分けの問題でしょう。

体重比ではあるものの、FWは筋力、パワーが圧倒的に強く、BKは圧倒的に脚が速いと思いきや、そこまでの差がないことに意外と思う人も少なくないでしょう。
ただ筋力、パワーは絶対値ではFWが強いのは事実です。
また体格も明らかに大きいにも関わらず、初速はBKと変わらないのは凄まじいことです。
まさに白鵬とボルトです。
運動量momentumが大きいということはラグビーでは圧倒的な有利になります。

Wilks係数

さてここまでさまざまなポジションのグループで、さまざまな項目を比べてきました。
ここで少し疑問が生まれます。

体重70kgの人がベンチプレス100kg挙げるのと、体重100kgの人がベンチプレス100kg挙げるのではどちらが強いか、これは明らかに前者です。
では体重70kgの人が140kg挙げるのと、体重100kgの人が200kg挙げるのではどちらが強いでしょうか。

これをただの体重比で計算すると同じ力となりますが、実際は絶対値の後者のほうが力持ちです。
140kg挙げる人と200kg挙げる人では、200kgの方が力持ちと誰もが思いでしょう。

しかし相対値だけでみると世界で一番力持ちなのは昆虫になってしまいます。
自分の体重の何十倍もの重さを口だけで引きずり、自分の身長の何十倍もの高さをジャンプします。
象など大型の獣などただの体重相応の力持ちになってしまいます。

相対値である体重比や絶対値ではなく、「Wilks Formula(Coefficient):ウィルクス・フォーミュラ」という計算式を使えば、体重が違う者同士、より厳密にどちらが純粋に力が強いのか比べられます。

オーストラリアのパワーリフティングCEOであるRobert Wilks氏が考案したものでベンチプレス、スクワット、デッドリフトに使える計算式です・

実際の複雑な計算式は下記を参照下さい。
参照: Wikipedia Wilks Coefficient

複雑な計算を自分でしなくても、下記のサイトで簡単に算出できます。
Gender(性別)、Bodyweight(体重)、Lifted Weight(挙上重量)を入力すれば、Wilks Pointsが参照されます。
http://wilkscalculator.com/kg

BIG3の合計Wilks Pointsが300以上で初心者卒業ということです。

上記のTwitterでも、
体重100kg以上の人なのか、60kg程の人なのか、男なのか女なのかで話はだいぶ変わってきます。
表面的な数値だけに捕らわれるのではなく、パワーの詰まっている肉体づくりを心がければ、自ずと競技にも活かせる肉体になっていきます。

ラグビーは、大きな体をいかに速く動かせるかが重要であり、かつ80分間動かし続けられるか能力(間欠性運動能力)が重要です。
10mスプリント、20mシャトルランなどで能力が高い選手は、疲労が溜まってもタックルスキルの低下がより小さく、さらに外傷の可能性も低くなるという結果も出ています。

まとめ

強くなりたいきみへ! ラグビー元日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズのメッセージ (世の中への扉)

強くなりたいきみへ! ラグビー元日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズのメッセージ (世の中への扉)
「ベンチプレス何kg挙げる?」と聞くよりもWilks係数はいくつと聞いたほうが実用的です。
力自慢の豚にならないように意識しておくことは大切です。

ラグビーは、「体重×スピード」のスポーツです。
どちらが欠けていてもいけません。
またどちらも秀でていても間欠性運動能力が低ければ、無用の長物です。
そしてこれは全てのスポーツに携わる人に求められる能力です。

力が詰まった体づくり、そして最大酸素摂取量の強化して、使える肉体づくりを作り上げましょう。

参照:大学ラグビー選手のポジション別にみた体力特性
参照:日本経済新聞 白鵬、スローな四股が生んだボルト並みの速さ

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ラグビーの超一流プロS&Cコーチが示した「プロラグビー選手になりたければこれだけ挙げろ」が凄まじい

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一流の基準

ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング
ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング

S&C(strength and conditioning)

ラグビーのプロS&C(strength and conditioning)コーチであるKeir Wenham-Flatt氏。
イギリスのプロラグビーチームや日本の強豪社会人チームで教えるその道のプロが、「プロラグビー選手になるためのウェイトトレーニングの一つに基準」を示しました。

その前にS&Cコーチとは、

主にアスリートを対象に、パフォーマンスの向上と傷害予防を目的として、ストレングストレーニングを中心とした安全で効果的なエクササイズプログラムを作成し、指導を行う職業です。 筋力、パワーを中心としたすべての体力要素へのアプローチを通じて、目的とする試合や期間に、選手、チームが最高のパフォーマンスを発揮することを目標に、エクササイズプログラムを作成します。
出典:特定非営利活動法人NSCAジャパン(日本ストレングス&コンディショニング協会)

ラグビー選手は、筋骨隆々で常人離れした心肺持久を併せ持っています。
サッカーのボールゲーム的要素、相撲の強烈にぶつかり合う一瞬の立会の爆発的パワー的要素、格闘技の闘争心要素、レスリングの引っ切り無しの取っ組み合い要素、400mや800mの無酸素運動地獄的要素などさまざまな要素が組み合わさったラグビー。

180cm、100kg、体脂肪10%前半、ベンチプレス140kg、50m5〜6秒台、1000m3分台は世間では超人レベルですが、プロラグビー界では決して特別ではありません。
筋量と心肺機能と双方高めるのは至難の業であり、さらに体重を増やすことが「体重×速度=パワー」となり有利になります。
しかし体重が増えれば、その身体を俊敏に動かし続けることはどんどん困難になってきてしまう矛盾が生まれ、ラグビーはその矛盾と常に闘わなければならない競技なのです。

試合は非常にタフで、80分間走り続けた疲労と全身打撲、全身筋肉痛などで2、3日は異様な身体の不具合と闘い続けなければなりません。
一週間後の試合ですらやっとなほどタフな競技です。

そのコンディショニングとストリンクス(強さ)を管理するラグビーのS&Cコーチはどの競技の中でも最もハードな部類に入るのではないでしょうか。
15人のメンバー+リザーブ選手と競技メンバーも多いため、プログラムを組みことも非常にセンシティブになります。
そんなラグビーのプロS&Cコーチが、提唱する筋トレの一つの指針はとても興味深いものです。

どの競技にも同程度のストリンクスが必要かというとそうではありませんが、ラグビー選手はこれほどの筋量、筋パワーを誇り、筋骨隆々で体重も重いにも関わらず圧倒的なスピードもあり、またひたすら走り倒れ起き上がりぶつかり合い続けるための心肺持久も強靭です。

筋トレで筋肉をつけると遅くなる、固くなる、無駄だと一蹴してしまう日本スポーツ界やプロ・アマ問わず筋トレ不要論者は屈強なラガーマンをみて猛省してください。
納得できない場合はラガーマンをどうにか捕獲して、基礎体力勝負でもしてください。

※ラガーマンの中にも少なくない一定数、筋トレ嫌いが紛れ込んでいますのでご注意下さい

プロラグビー入門ウェイト基準

下記は、体重の何%挙げれば、プロラグビー選手として望ましいか出ています。

当然体重が重ければ重いほど達成困難になりますが、ラグビーは身体と身体がぶつかりうコンタクトの格闘技的球技スポーツであり、体重と速度の積である「運動量momentum」が勝負を決する場面が多々あります。
相撲も同じ原理のため、とにかく大きくなることが最優先なのです。

トレーニングの一つ目標にしてみましょう。

()内に体重70kgの場合の例を載せておきます。

・Back squat
180.00%(126kg)
誰もが愛する(憎む)筋トレの王道スクワット。
意外と重量が軽めと感じるかもしれないが、体重100kgだと180kgと考えると驚愕。

・Deadlift
225.00%(157.5kg)
体重100kgだと225kg。
片手に100以上もの負荷が。
ストラップ巻いて無理にあげようとすれば腕がちぎれてしまう可能性が…。

・Military press
80.00%(56kg)
そもそもプレスと言えばミニタリープレスを指していた。
プロントプレス、ショルダープレスとも言う。
ベンチでやるからベンチプレス。
上半身では珍しい全身の力が必要なトレーニング。


・Bench press
言わずもがなのベンチプレス。
高校生でも挙げられそう重量だが、体重が80kg90kg100kgとなっていく過程で140%を達成していくのは至難の業。
140.00%(98kg)

・Front squat
150.00%(105kg)


・Chin up 荷重50.00%(35kg)
中年男性では1回も懸垂できな人が、過半数を超えるでしょう。
懸垂をトレーニングに入れている人でもストリクトで行うと、意外に10回できないも。
体重の半分もの荷重だとぶら下がるのも困難な人が大半でしょう。

・Farmer’s carry
ファーマーズキャリー。
農家さんの運び方。
ユニークなトレーニングです。
しかしその負荷には驚きます。
体重70kgで片手に70kgのウェイトをそれぞれ両手に歩く。
そもそも実現が無理そうな…。
100% per hand for 20-30m(片手70kg)

まとめ

これはあくまで一人のS&Cコーチの主観的な指針です。
何かしらのデータが示されているわけではありません。
しかし長年の経験値が紡ぎ出した一つの答えなのでしょう。
とても貴重な経験則から得たデータです。

エディー・ジョーンズが監督だったときのラグビー日本代表は体重100kg、体脂肪10%、ベンチプレス150%、スクワット200%、1000m3分30秒を目標としていました。
世界最強の南アフリカを破った日本代表には、世界最強の基準が設けられていたわけです。
それだけやれば日本人でも十分フィジカルで負けず、テクニカルな技術を存分に活かし世界と闘えるのです。
フィジカルから逃げては、なにも生まれません。
日本柔道界も筋トレに専門のボディビルダーをつけ、一からフィジカル強化を徹底し蘇りました。

フィジカルから逃げることなくラグビー選手のトレーニング基準を参考にし、筋骨隆々で走れるタフな最強の肉体づくりに邁進しましょう。

参照:How strong do you have to be to play professional rugby?

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運動能力だけでなく子供の総合運能力を高めるためにラグビーお薦めな6つの理由

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ラグビーの競技性と子供

強くなりたいきみへ! ラグビー元日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズのメッセージ (世の中への扉)

強くなりたいきみへ! ラグビー元日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズのメッセージ (世の中への扉)

子供の感性や総合運能力を高めるラグビー

英才教育や早期教育が加熱している昨今。
それは英語や音楽だけでなく、スポーツの分野にも広がって久しいです。

ケイコとマナブ.net 子供の習い事ランキング2016年によると、習い事が1位は水泳です。
英語より多いのは意外と感じる人も多いのではないでしょうか。

英語、ピアノ、体操となっています。

スポーツだけみれば、
水泳、体操、サッカー、ダンス、空手の順になっています。
水泳や体操は2000年代から見てもずっと上位です。
親の世代からも同じ傾向で、体力や免疫力をつけさせたい、風邪をひきにくくなる、小学校の授業の先取りなどさまざまな理由があります。

子供にはすくすく育ってほしいと願う親の願望や要望が投影されるのが習い事です。
過度の早期教育や英才教育にはさまざまな弊害があると言われています。
読売新聞に「早期スポーツエリート教育は「悪」か」という面白い記事もあがっています。

子供は自由に遊ぶことが重要で、さまざまな遊びの中から多くのことを学びます。
しかし近年、公園の減少や地域社会の希薄化などさまざまな要因で子供が外で自由に遊び回れる機会は減り、それに伴い子供たちの体力低下は著しくなっています。
一方でスポーツの早期教育によりスポーツ障害も多発し、運動をやる子やらない子と子供のスポーツ格差が広がっています。

親がスポーツ経験者や運動に好意的な印象を持っていれば子供にも積極的に運動をさせ、そうでない場合は子供は学校以外で運動に触れる機会は少なく、生涯に渡って運動に苦手意識を持つ傾向があるようです。

幼児期から運動習慣をある程度作れないと、学童期以降も、生活の中に積極的に運動を取り入れるのはは困難であるという報告があります。
現在の若者の運動不足は明らかに幼児期の運動不足からだとも言っています。
そして、「子ども達の心身の健全な成長を望むのであるならば,遊戯や運動を多く経験させることが必要である」と結んでいます。

文部科学省は2008年から全国体力・運動能力、運動習慣等調査を実施し、その結果を公表し、2008年から3年間の結果に基づき、2012年3月に「子どもの体力向上のための取組ガイドブック」を公表しました。
幼児期に運動をすることのメリットを以下のように挙げています。

1)体力・運動能力の向上
2)健康的な体の育成
3)意欲的な心の育成
4)社会適応力の育成
5)認知的能力の育成

東京女子医科大学のレポートでは子供の運動の必要性を以下のように挙げています。

①成長・発達に必須である
②疲労から復カを増加させる
③成人病のリスクを減らせる
④成人の運動習慣の基礎となる
⑤危険回避能カ淡増す
⑥ストレス解消になるなどカある

また、発育期の子供の運動のやり方・指導の基本について以下に留意するように述べています。

①年齢により目的・種目が異なる
②多種目を行う
③楽しく行う
④障害発生の防止に努カする
⑤食事指導・精神指導までも行う
⑥十分なメディカルチェックを行う
⑦十分な時間と優しい指導を行うことなどである

昨今、子供の遊び方の変容と、自由に遊びまわれる場所の減少で、子供が全身を使って遊べる機会は減少の一途です。
公園などで外遊びに付き合ってあげるとともに、運動できる環境を提供してあげるのも親の一つの役目となっています。

そこでおすすめなのがラグビーです。
ラグビーを知れば、いかに子供にあっているかわかるでしょう。

左右対称運動

人間の身体は一見左右対称に見えるかもしれませんが、実際は左右非対称です。
臓器の位置も違えば、利き手利き足も違い、それによって筋量や神経系統の反応も変わってきます。

子供の頃はなるべく全身運動をさせ、左右対称の運動が推奨されています。。
水泳はもっとも左右対称となる運動と言われており、それも手伝って子供の習い事の人気の一つの要因になっています。
しかし水泳でもクロールでいつも同じ向きで息継ぎをする場合は左右非対称となってしまいます。

陸上は左右対称と思えるかもしれませんが、短距離であればクラウチングスタート、中距離のトラックの右回り、幅跳びやハードルの踏み切り脚など左右非対称が多くあります。
マラソンや競歩ぐらいしか左右対称がありません。

一方野球や卓球、テニス、バトミントン、ゴルフなどは典型的な左右非対称なスポーツです。
右利きであればずっと右でラケットやバットを降り続けます。

成人の80%が経験すると言われている腰痛は、高校生の段階ですでに70%が腰痛経験済みという調査結果があります。
その中で、左右非対称のスポーツを行っていた人のほうが腰痛経験者が多いという結果があります。
水泳経験者は腰痛経験が少なかったという報告も併せて出ています。

スポーツ選手の一側優位性の比較した実験では、腕力や針糸通し、手先の器用さを測る狙準検査などの結果、投螂がもっとも右手優位を示し,ラグビー選手には左右差が認められない報告もあります。

人間はもともと左右非対称なのであえて左右対称にする努力は必要ないというのが現在の主流な意見ですが、やはり左右非対称のスポーツや日常生活での足組みや荷物を持つ側の偏りなどで、左右非対称の差が大きくなると、怪我や身体の不具合が起きやすいと言われています。

また特に子供は、成長段階なので左右対称の全身運動が推奨されています。

ラグビーは球技の中でも左右対称性が強いスポーツです。
右に左にパスをし、右に左に当たり、倒れては起き、起きては倒れるまさに全面性のトレーニングになります。
唯一キックだけは利き足で蹴ることが多いですが、当然両足で蹴れればそれに越したことはありません。

オンプレー中は右も左も関係なくボールを中心に動くので、右や左にポジショニングが固定されることがありません。

賛否両論ありますが、基本的に子供に特定の競技を早期からやらせる必要はあまりないというのが一般論です。
ただなかなか外で思いっきり遊べる環境が少なくなっている昨今、スポーツという世界が子供たちがおもいっきり身体を動かせる希少な機会となってしまっています。

競技を習得するというより、どこに転がるかわからない楕円球を追って、左右対称全身運動を行えるラグビーは子供たちの運動能力を総合的に高めるのに最適です。

ラグビー特有の競技柄

ラグビーは頭脳が9割
ラグビーは頭脳が9割

球技のボールはほとんどが丸です。
ラグビーとアメリカンフットボールは楕円です。

転がったらどこにいくかわからず、後ろにも横にも転がり上にも跳ね上がります。
「楕円は努力したやつの方に転がってくるんだ!」なんて青臭い言葉がありますが、楕円は無慈悲に個人の努力とは全く関係なくさまざまな方向に転がっていきます。
まるで人生です。転がってみないとどっちに転がるかなんてわからない楕円球はまさに人生を体現してくれます。

またラグビーは球技の中で最多人数の選手がフィールドに立ちます。
そこを右左などのポジショニングの固定は基本的にはなく、ボールを追いかけ続け、前に投げてはいけないボールをパスやキックで繋ぎながら、自分の身一つで前に運ばなければなりません。
また選択肢も多くあり、パス、キック、ランの基本選択肢の中、相手に当たるのかステップで抜くのか、後ろにチョンと蹴るのか、上に高く蹴り上げるのか、パスするのかキックパスなのかなどできることが多いぶん、瞬時の高い判断力が必要になります。

ごちゃまぜ(のように見える)中で、多くのコミニュケーションも取らなければなりません。
前にパスできないということは味方は皆、後方にいるということです。
前の敵の立ち位置、空いている空間を探し、後方からの味方を目視したり声だけで判断しなければなりません。
球技と格闘技が合わさり、最多人数でどこに転がるかわからない楕円をコミニュケーションを取りながら仲間たちと必死に追い続けるラグビー。

ラグビーは子供の総合運能力だけでなく、コミニュケーション能力、状況判断能力も大きく高めてくれます。

「One for all, All for one」の精神

一人はみんなのために、みんなは一人のために。
ラグビーで有名な言葉です。

一人のボールを持って走る選手にみんなでフォローし、一歩でも1ミリでも前進を図り、トライを取りに行きます。
また一人ひとりの身体を張ったタックルがみんなを助けるとともに、一人のタックルミスがそれまで守り抜いた仲間たちの何十、何百ものタックルを無駄にしてしまうこともあるのです。

決して独りよがりではできないスポーツがラグビーなのです。
この相互扶助精神がラグビーには必要不可欠であり、このラグビーの精神こそが豊かな人間教育の一端を担ってくれます

日本独自の「No side」精神

ラグビーは試合終了のことを日本では「No side(ノーサイド)」と言います。
かつてはイギリスでもNo sideが使われていたそうですが、世界では「Full Time(フルタイム)」というのが主流です。

ラグビーをイギリスから輸入した日本は、試合後に敵味方混じり合って酒を酌み交わしながら会食をするアフターマッチファンクションの風景と、No sideという言葉が融合し、今の「No side」精神を作ったのかもしれません。

試合終了でサイドがなくなり敵味方はなく、そこにいるのはラグビーを愛する同士、仲間であるという意味を日本は独自に生んだのです。
海外のラガーマンにノーサイド精神を知っているかと聞いても知らないことのほうが多いでしょう。

しかしこの日本から生まれた「No side」精神は世界に徐々に浸透しています。
2020年東京オリンピックの前年である2019年、アジア地域で初のラグビーワールドカップが日本で開催されます。
きっとここで「No side」精神は世界に一気に広がっていくでしょう。

No side精神は、自己コントロール、己を律する能力向上効果もあります。
試合負け悔しい、嫌な相手がいたなど試合が終了してもわだかまりが残ることは珍しくありません。
しかしノーサイドの笛が鳴ればもう競い合いは終わりです。
もう仲間なのです。

これこそラグビーの美しい精神であり、子供たちにもっとも学んでほしい部分なのかもしれません。

少年を子供に、大人を少年に

負けるぐらいなら、嫌われる~ラグビー日本代表、小さきサムライの覚悟
負けるぐらいなら、嫌われる~ラグビー日本代表、小さきサムライの覚悟

最後にラグビーの名言をもう一つ。

「ラグビーは少年をいち早く大人にし、大人に永遠の少年の魂を抱かせる」
Le rugby permet aux enfants de jouer comme des grands et aux
adultes de redevenir des enfants. 

ラグビー・フランス代表元主将、ジャン・ピエール・リーブ(Jean-Pierre Rives)

まとめ

子供たちも能力を伸ばしてあげたいと思うことは自然です。
親だけでなく教師や習い事の先生、運動のコーチ誰もが子供たちの能力を伸ばしてあげたいと思います。

しかしそこには子供が絶対に主役で、子供自身が楽しんでやっていることが最優先です。
強制したりしごいたり追い込むことは特に幼児や小学生には必要ありません。

また特別な能力を伸ばそうとするのではなく、さまざまな動作をできる環境においたほうが子供の身体の能力だけでなく精神的成長、知能的成長があると言われています。
特定の何かをやらせるより、自由自在に子供身体を動かし遊べることが大切です。
しかしそういったことをできる環境が減っているのも事実です。

そんなときにラグビーを少し活用するのもいいのではないでしょうか。
倒されてすぐ泣いていた子が、ボールを力ずくで奪われて泣いていた子が、ぶつかっただけで泣いていた子が、いつのもにか物凄いたくましくなっていること間違いありません。

ラグビーには道徳があるのです。
道徳素材集 あなたたちへのパス

参照:幼児期の遊戯と運動に関する一考察
参照:スポーツ選手の利き手・非利き手における筋繊維組 成と作業性非大
参照:現役高校生のスポーツ歴と腰痛の関係

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【最強アスリートのトレーニング術】持久力、速さ、強さ、重さの相反する能力が必要な最強ラガーマンの作り方

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最強のラガーマン

ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング

ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング

なぜラガーマンは最強なのか

筋トレ

ラグビーは激しい肉弾戦の競技です。
人と人とが全力で走って正面からぶつかり合い、その衝撃はもう交通事故です。
ちょっとした接触で倒れ痛がりレフリーにアピールするような高度なテクニックは一切ありません。
ひたすらぶつかり、倒れ、起き、またぶつかる。
この繰り返しです。

何度なんども骨がきしむような接触を繰り返すハードなプレーを続けるには、鎧のような強靭な筋肉が必要です。
全身くまなくです。

筋トレの基本はBIG3です。
これは初心者もトップアスリートもまったく変わりません。

ベンチプレス、スクワット、デッドリフトでまずは大きい筋肉をしっかり筋肥大させ、土台を強くしなければなりません。
アームカールやレッグカールなどの単関節運動や、ましてや難易度の高いクイックリフト系の種目などに時間を割いても意味を成しません。
選手寿命が200年位あるのなら、指の筋肉でもどこでも好きな箇所からじっくり丁寧に時間をかけて取り組めばいいでしょう。

他の種目をやる余力があるのなら、徹底的にBIG3にこだわることが今後のトレーニングの土台になります。
ラグビーではベンチプレスは体重の1.5倍、スクワットは2倍というのが一つの目標されています。
競技レベルが上がれば、体重もどんどん増えていくので、初心者にもトップラガーマンにとっても一つに指針になります。
初心者にとっては登竜門で1回挙げることが、トップラガーマンは数回できのが目安となるでしょう。

初心者の場合は、とにもかくにも自分の体重をベンチプレス、スクワットで10回挙げることが登竜門です。
これをクリアしてはじめて、アームカールやレッグカール、三角筋、僧帽筋など弱いと思う部位、さらに強化したい部分を補強で行えばいいのです。

そもそも限られた時間、限られた体力で最初から何もかもは鍛えられません。
いろんな種目に浮気がちな人間と、徹底してBIG3にこだわってやった選手とでは、同じ期間の筋トレでも身体の出来は全く変わってきます。

ラガーマンのためのBIG3

ベンチプレス

スクワット

デッドリフト

自体重をBIG3で難なく扱えるになったら、クイックリフト系の種目を取り入れ、肥大した筋肉の連動、爆発的なパワーの発揮を習得すればそれは必ずフィールドで活きてきます。

見本のようなスナッチ

陸上十種の日本記録保持者、右代(うしろ)選手。
是非ラグビーをやってもらいたい。
武井壮とラグビーで戦って欲しい。

サントリーサンゴリアスの不動のプロップ、畠山選手。
プロップだからって機敏に走れないなんて言わせない。
力任せではない肉体。

隆道さん(@taka10301983 )推奨、 スナッチ、90kg!挙げた事に満足してオーバーヘッドスクワット忘れてしまった💦w 1回目は失敗しましたが、 2回目の挑戦でカッコ悪く成功w でも成功は成功だから、次はもっと安定させます^_^そして、オーバーヘッドフルスクワット忘れないようにしますw #ラグビー #Rugby #サントリー #サンゴリアス #サントリーサンゴリアス #Suntory #Sungoliath #トレーニング #training #ウェイトトレーニング #スナッチ #snatch #90kg #忘れちゃった #オーバーヘッドフルスクワット #OverHeadFullSquat #佐々木隆道 #推奨 #カッコ悪い成功 #成功は成功 #バランスの取り方 #フレームアウト #おっとっと #フィニッシュ #テンション上がって #カッコつけ

畠山健介さん(@hatake03)がシェアした投稿 –

クイックリフトではないが、全身の筋肉を連動させた高度なウェイト。
さすが百獣の王、武井壮。

重みのある物を速く動かすのもウエイト。。スポーツの本質を見失わないように。。

武井壮さん(@sosotakei)がシェアした投稿 –

世界最強のオールブラックスでもクイックリフトは当たり前。

補強種目としては懸垂がもっともおすすめです。
BIG3では広背筋への刺激が少なく、ワイドな背中は作りにくいためです。
また体重が重いラガーマンは、情けないことに懸垂ができない人がかなり多くいます。

BIG3と同じようにまずは自体重を難なく扱えるようにならなければいけません。
相手を掴んだら死んでも離さないためにも懸垂は必須です。
ひょこひょこ上げ下げするのではなく、しっかり伸ばし顎まで上げきる意識が必要です。
ある日本代表にも選ばれたスクラムを最前線で組むフッカーは、懸垂のときに40kgの重りを下げて10回行えるそうです。
化物です。
しかしこれが代表級なのです。
そしてその他大勢のラガーマンはろくに懸垂ができません。

雲梯も取り入れるといいでしょう。
懸垂ができても雲梯ができな人も少なくありません。
揺れる体。
片手になる瞬間。
身体のコントロール。

体がぶれないように脚を上げておく必要があり、それを支える腹筋の強さも求められます。
広背筋、三角筋の強さも体をブレさせないために不可欠です。

マッスルアップもできたら自重コントロールはばっちりです。
オールブラックスのジムでのトレーニングでも難なくマッスルアップを行っています・

筋トレで徹底的に筋肥大させ、クイックリフト系で爆発的パワーの発揮と筋肉の連動、そして懸垂、雲梯、マッスルアップで体をコントロールし使いこなす技術。
これが揃ってこそ、使える身体であり、アスリートととしての強いラガーマンへの道です。

ベンチプレス100kgやスクワット200kg数回上がっただけでは何の意味もラグビー選手にはありません。
筋肥大した筋骨隆々の身体を如何にラグビーという競技にシフトさせていくかが重要なのです。
またラグビーだけでなく、アスリートとして肉体を作り上げていくことで、より高いレベルで競技ができるようになります。

ラグビー選手はボディビルダー的傾向でとにかく筋肥大さえしていれば強くいいだろという人が大勢います。
懸垂もろくにできない、20mシャトルランは100回行かないなんて恥ずかしい姿を晒さないように、自分の体をコントロールする術をしっかり身につけましょう。
くれぐれも胸筋バカにはならないように留意してください。

心肺持久力

究極の科学的肉体改造メソッド タバタ式トレーニング
究極の科学的肉体改造メソッド タバタ式トレーニング

ラグビーに限ったことではありませんが、日本での持久力向上にためのトレーニングは、とにかく長い距離を走るというものが蔓延しています。
1時間走ったり10kmで区切ったり。
30分は毎日ジョギングするという人もいます。

彼ら彼女らはマラソン選手になりたいのでしょうか。
それともゆっくり長く行える有酸素運動で脂肪燃焼などのダイエットを目指しているのでしょうか。

多くの競技、とくに球技などは間欠運動であり、止まったダッシュしたりの繰り返しです。
ダッシュなどの爆発的なパワーとジョギングなどの軽い運度の連続です。
ボクシングや柔道などの格闘技も間欠運動といってもいいでしょう。

間欠運動は、爆発的なパワーを出し、すぐさま息が切れ疲労感が一気に来て、ジョギング等の軽い運動を挟みすぐさま次の爆発的パワーの出力へと繋ぎます。
いかにこの軽い運動時に呼吸を整え次の爆発的なパワーへ繋げるかが勝敗を大きく左右します。

では、果たしてゆっくり30分も1時間も走ることに何か意味があるでしょうか。
ゆっくり長く走る、これはまさにLSD(Long Slow Distance)です。

❝ Long Slow Distance(ロング・スロー・ディスタンス、LSD)は、ランニングやサイクリングにおいて有酸素持久力トレーニングの1形態を指す。LSDトレーニングにより、循環器系の機能、体温調節の機能、ミトコンドリアのエネルギー生産能力の向上、骨格筋の酸化容量の増加、燃料として脂肪を利用する割合の増加といった身体機能への影響がある。ドイツの医師でコーチでもあるエルンスト・ファン・アーケン(英語版)は、一般的に持久力トレーニングの方法としてLSDを確立した第一人者と目されている。 LSDトレーニングは、長い距離または期間にわたる低から中程度の強度一定の御ペースで行う継続的なトレーニングの一形式である。中程度の強度で行うLSDは、あまりトレーニングを積んでいないか、あるいは適度にトレーニングを積んだ人にとって、有酸素摂取量と最大酸素摂取量を向上させる上で効果的である。より強い練習強度を必要とするような、よくトレーニングを積んだ人がLSDを行ったとしても、更なる代謝の調整能力を向上させる上では効果的ではないものと考えられている。 ❞
引用:Wikipedia

初心者にはいいトレーニングになるが、アスリートには効果的でないと最後に述べられています。
またスポーツ界やアメリカ陸軍などもLSDをトレーニングから除外しているそうです。

いまだLSDをやっている日本はさすがガラパゴススポーツ列島といったところでしょう。
つい最近までは水を飲むなと指導し、筋トレに至ってはいまだに不要論が蔓延っています。

最大酸素摂取量の向上などの心肺持久力にはインターバルトレーニングがもっとも効果的なのはもはや周知の事実です。
いまだLSDに勤しむ部活動の学生、運動愛好家、トップアスリート。
まさにガラパゴス列島です。

ラグビー強豪国の選手が日本に来日し、日本チームに加入した際、日本のラグビー選手がとにかく長い距離ばかり走るのに驚いたそうです。
彼は10kmなんて走ったこともないと言ったそうです。

ダルビッシュ有選手の長時間の走り込み否定も有名です。

ラグビー日本代表前監督のエディー・ジョーンズも、日本は一律で走り込みさせ過ぎると憤っていました。
せっかく素晴らしスプリント能力を持っている選手も、一番伸びる時期に無駄な走り込みをしすぎてスプリント能力がかなり停滞してしまっていると言っていました。
そしてその時期はもう取り戻せないとも嘆いていました。
エディーHC、日本ラグビー界に辛口エール「規律を守らせ、従順にさせる練習をしている」

競技中のスタミナ向上、心肺持久力向上にはインターバルトレーニングがもっとも有効です。
タバタ式トレーニングは高強度インターバルトレーニングとして一躍ブームになりました。
その効果は確かなもので、多くのアスリートが取り入れています。

【逆輸入Tabata protcol】忙しいなんて言い訳は通じない 20秒×8セット計4分 たった週2回6週間で有酸素・無酸素能力の驚異的な能力アップが可能
【誤解だらけのタバタ式トレーニング】本当は20秒×8セット計4分ではない?脂肪は減らない?複雑な運動の組み合わせはダメ?正しいタバタで4分の苦痛で最大の効果を

では、LSDは全く意味が無いかというとそんなことはありません。
どんなトップアスリートでも常に高強度のトレーニングをできるわけではありません。
試合後はあちこちが痛み疲労も溜まっているはずです。

LSDは血流をよくする効果もあり、アクティブレストによる疲労回復の効果も多大にリあります。
また怪我等でのリハビリ明けで、体力がよわっているときなどはLSDはとても有効です。

持久力向上、心肺持久力向上には長い時間とにかく走るというガラパゴスな考えは一切捨てることです。
時間のムダです。

20mシャトルランやYoYoテストでいい成績を出せるような走り込みを意識しましょう。

また心肺持久力ではありませんが、競技中の切り返しの動作に役立つアジリティも強化しましょう。
ラダーなどでのアジリティは競技に活かせないという声もありますが、そんなことはありません。
自分の体をコントロールする能力です。
前から向かってくる相手との距離間、間合いを詰めたり外すのには足の細い運びは必須です。
これを無意味というのなら、雲梯もマッスルアップもきっと必要ないでしょう。
クイックリフト系さえも必要なくなってしまいます。

しかし自分の体をコントロールする能力は競技テクニックよりも重要な場合もあるのです。

食事

最新版 アスリートのためのスポーツ栄養学: 栄養の基本と食事計画 (GAKKEN SPORTS BOOKS)
最新版 アスリートのためのスポーツ栄養学: 栄養の基本と食事計画 (GAKKEN SPORTS BOOKS)

アスリートで糖質制限を行っている人は特殊な場合以外まずいないでしょう。
階級制で減量が必要なボクサーや柔道、太り過ぎた力士など以外は。

ラグビーなど激しいスポーツはエネルギー消費量がとても高いのは想像に難しくないでしょう。
しかし競技後もぶつかりあった筋肉を修復させるための栄養をしっかり摂っていないといけません。

主食、おかず、野菜、果物、乳製品。
これらを栄養フルコース型といい、毎食摂ることが大切です。
食事をないがしろにてプロテイン等のサプリメントをいくら一生懸命摂っても意味がありません。
育ち盛りの中高生の場合、5000kcalも摂る選手もいます。
ラグビー競技に必要なエネルギー、生活に必要なエネルギー、そして成長すためのエネルギー、これら全てを満たしていないと体は強くなりません。

多くのオリンピック選手は1日に5〜6回食事を摂ると回答しています。
参考:学べる・使える・役立つ!競技別ザバス栄養講座。レベルアップする為の食事法やサポートアスリートのインタビューなど、競技別にご紹介。ラグビーについて。

育ち盛りの中高生でないラガーマンや、その他強靭な肉体を求める人も食事の基本は同じです。
少なくとも体重(kg)×1gのタンパク質は摂取しましょう。
激しいトレーニング期なら2倍が理想です。
ラグビー選手は試合後、コルチゾールという筋肉を分解するホルモンが36時間後も50%以上も高まり、60時間後も30%以上も高いという報告もあります。
筋肉分解を抑制するにはなによりもタンパク質が重要です。

炭水化物は意識しなくても普通に食事を取っていれば問題ないので、タンパク質とビタミン類の摂取をとにかく意識しましょう。
ビタミン類をしっかり摂っておかないと疲労回復や筋肉合成ができません。
特にビタミンB6はタンパク質をアミノ酸へと変えてくれる重要な働きをするので、しっかり摂取しましょう。
またミネラルも筋肉合成に重要な働きをします。

食事をないがしろにてトレーニングもプロテインも意味がありません。
3食の食事に加えてタンパク質や糖質を補食し、さらに足りない場合はサプリメントに頼りましょう。

まとめ

相反する能力を求められるラガーマン。
反する能力を鍛えるとき、一方を相殺しないよう効率よく考えながら強化していかなければなりません。

体が大きいから速く走れない、長く走れない、懸垂ができない、体が小さく線が細いから力強さで負けてしまうではアスリートととしてのラガーマン失格です。
それぞれの体型を活かせるのもラグビーの魅力で、脚の遅い人はパワーで、走れる人は走れない人の分まで、脚の速い人はチームの得点源として、不器用な人は体をひたすら張り続け。
一人ははみんなのために、みんなは一人のために。
あいつのため、みんなのために体を張る。
この「One for All, All for One」こそがラグビーの醍醐味です。
しかし自分の弱点にあぐらをかいてていいはずがありません。

妥協ない肉体改造の追求こそが真のラガーマンです。
年齢や体型を言い訳にせず、楕円の形をしたラグビー道を永遠に追いかけましょう。

ラグビー最強国オールブラックスの筋トレも実にシンプルで目新しものはここでは見られません。

ラガーマンの筋トレに妥協なし

平尾誠二 人を奮い立たせるリーダーの力
平尾誠二 人を奮い立たせるリーダーの力

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【コントロールできるものにフォーカスせよ】ビジネスマンにも学生にも効く、ラグビー日本代表が実践したメンタルコントロール

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メンタルコントロールなくして結果は出ない

ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」 (講談社+α新書)

ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」 (講談社+α新書)

ラグビー日本代表、五郎丸で一躍有名になったルーティン

世界最強クラスの南アフリカをワールドカップという大舞台で撃破したラグビー日本代表。世紀のジャイアントキリングで歴史を変えたラグビー日本代表。
そして昨今そのブームはすでに去ってしまったと巷では囁かれています。川淵三郎氏によりバスケットボールはBリーグという大会を見事に成功させ、ゴールデンタイムに民放で大々的に放映されました。

そんなバスケットボールを傍目にラグビーはあのときのブームを活かしきれず、結局元の木阿弥になろうとしています。なんとかそれを打開しようと選手やファンは躍起になっていますが、古い体質のラグビー日本協会が足を引っ張っている状況です。あの木が三つの元首相がついこの間まで牛耳っていたのですから想像は容易でしょう。

しかしラグビー日本代表が残した歴史勝利の事実は変わりません。その代表を指揮したエディー・ジョーンズ氏の手腕は今でも注目され、現在でも低迷していたイングランド代表を見事常勝軍団に生まれ変わらせました。

エディーはメンタルトレーナーを日本代表コーチ陣に招聘しました。日本代表にとっては初めてのことでした。招聘されたメンタルトレーナーは荒木香織という学生時代にインターハイや国体に短距離走で出場した経験がある人です。引退し後海外の大学でスポーツ心理学を学びました。

当初はメンタルトレーナーを毛嫌いしていた選手もいたそうです。それくらい日本ではメンタルという概念は抽象的で、ともすれば根性や精神論で代替されてしまいます。しかしラグビー代表の快挙は少なからず荒木香織氏のメンタルコントロールが選手たちをいい方向に導いた結果です。

このメンタルコントロールの有効性はトップアスリートに限ったことではなく、運動会や地域の大会、またプレゼンテーションなどのビジネスシーン、受験や面接にも大いに発揮します。

メンタルスキルとは自己コントロールです。一朝一夕で体得するのは難しいですが、鍛錬を積むことで大一番で自己をコントロールできパニック状態を軽減できます。

どんな舞台にもで効果を発揮するメンタルコントロール。コントロールできないものが多い世の中で、コントロールできるものを上手にコントロールするメンタルスキルを身に着けていかんなく実力を発揮しましょう。

ルーティン

五郎丸歩選手のゴールキックで「ルーティン」が一躍有名になりましたが、ラグビー日本代表の選手たちは徹底的にメンタルをコントロールしていました。
日本代表クラスでも大舞台が近づけば眠れなくなったり、不安に押しつぶされそうになっていました。理不尽な指導に憤慨していた選手も少なくありませんでした。エディーのあまりに厳しい指導にメンタル的に弱る選手も荒木氏のメンタルスキルが強い味方となりました。

またエディーがひたすらに唱えていた「マインドセットを変える」こともメンタルコントロールの一つでした。勝てない、誇りを持てないという意識を徹底的に変え、自信あふれるプライドある日本代表へと変貌していきました。

五郎丸選手のルーティンは正確には「プレ・パフォーマンス・ルーティン」といい、以下のような利点があると荒木氏は言います。

1、続くプレーをスムーズに
2、外的・内的障害排除
3、プレーを修正しやすい
4、ストレス軽減

1は動作への準備、2は内的プレッシャー、外的環境の影響を小さくする、3は一度失敗しても二度目はルーティンで準備し失敗を引きずりにくい、4はルーティンをやれば大丈夫だという安心感。

他にもルーティンには、ポスト・パフォーマンス・ルーティンとデュアリング・パフォーマンス・ルーティンがあります。ポスト・パフォーマンスは行動後に行うルーティン。例えばバッティングセンターで空振りをした後に必ず素振りを数回するなどです。また仕事終わりにお酒を飲んで気分をリセットする習慣もポスト・パフォーマンス・ルーティンの一つです。これをジョギングやストレッチに変えると生活習慣も大きく改善されます。

デュアリング・パフォーマンス・ルーティンとは、試合や仕事の合間に行うルーティンです。仕事の合間にコーヒーを飲んだりするのもルーティンの一つです。喫煙者にとっては喫煙行為はデュアリング・パフォーマンス・ルーティンでリセットするのに重要な役割を担っています。ニコチン中毒よりもこの習慣化された行為を他の行為に代替できるかが禁煙への重要なステップになります。ガムや飴を噛んだりするのもその一環です。

ここで重要なのがなぜルーティンが大切か理解することです。私たちが生きている中で、コントロールできることは非常に少ないです。天候や気温、周囲の状況やそのときの体調などその日その日、その場しその場で環境は目まぐるしく変わっていきます。コントロールできないことに一喜一憂していては常に周りに振り回されてしまうだけです。対人関係でも同じです。大切なことは自分でコントロールできるものを把握し、それを上手にコントロールすることで集中できる、もしくは無になれるトリガーを作りるのです。つまりルーティンです。

試合やプレゼンテーションのときは誰でも大なり小なり緊張や興奮、または不安を覚えます。たとえ緊張しないという人でも、大会やプレゼンテーションなどは完全な非日常です。日々の平常心では決してありません。「平常心、平常心」と自分にいくら言い聞かせても、「平常心を持ってやれ」と指導しても無理なのです。むしろ平常心でいられない自分に対して焦りや苛立ち、余計な不安、苛立ちを覚えることになってしまいます。

平常心で挑めないことは最初から折り込み、コントロールできることを把握しコントロールしたほうが確実に良い結果につながります。そのため常日頃から自分の状態を観察し、どんなときに強く興奮し、不安を抱くか理解しておく必要があります。書き留めておくことで自分でも気づいていなかったことを知ることもあるはずです。

興奮し過ぎの場合は、落ち着くためのルーティンを行います。普段から落ち着かせるために何かしている習慣があるかもしれません。もし見当たらなければ作ればいいのです。人の字を三回書いて飲み込むという昔ながらの手法もその一つです。作ったらそれを普段から使い、使ったら落ち着くとリンクさせる練習をします。それを自分のものにできれば大舞台で焦っていても心配はありません。

自信をつける、つけさせるメンタルスキル

誰でも役割を与えられれば責任感が湧き、意思決定させれば他人事ではなくなります。
そして小さな成功を積み重せねさせれば自信がつきます。運動にしろ勉強にしろ小さな成功体験の積み重ねは必ず自信につながります。

自信をつけるには荒木氏は以下のように言っています。

1、自信があるように振る舞う
2,ポジティブなセルフトーク
3、繰り返し練習する

松井秀喜の座右の銘「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」のように、自信があるとまずは心で思い、自信があるように振る舞い行動に移し、習慣化すれば人格が変わり、そして本当に自信を持てるようになるということです。「勝者のように振る舞え ~act like a winner~」です。

セルフトークは、「無理だ、疲れた、もうダメだ」を、「できる、まだやれる、あきらめない」と自分と会話をし励まします。反復練習は、不安を拭うためにひたすら漠然とやり続けるのは、やりすぎになる一方、不安はなかなか減りません。時間や回数を決め、何に対して不安を抱いているのか明確にし、それを潰していく必要があります。最初は全部不安要因を書き出し、コントロールできないものは削除します。そして絶対に外せないもの、絶対にやってはいけないことをいくつかピックアップしてそれを実行できるように反復練習すればいいのです。時間・期限・回数を決め、足し算ばかりでなく引き算をし、コントロールできるものできないものは何か把握しておくことが大切です。

まとめ

№.1メンタルトレーニング ―本番で最高の力を発揮する最強の自分をつくる

№.1メンタルトレーニング ―本番で最高の力を発揮する最強の自分をつくる

オリンピックには魔物がいると言われます。他の大会でもそう言われているものもあるでしょう。しかし実際には魔物などいません。あるのは大きなプレッシャーの中の自分自身です。そのプレッシャー下の自分をコントロールできているかできていないか、それだけです。どんなに訓練された一流アスリートでも過度のプレッシャー下でチョーキング状態(息苦しくなり思考能力が低下すること)になることはあります。

そもそもオリンピックやワールドカップなど数年に一回の大きな大会のプレッシャーを普段から味わって練習できる人はそういません。大部分の人が初めての想像を絶するプレッシャーに曝されるのです。たとえ何度も同じ大会に出ていたとしても、3連覇がかかっている、最後の大会として挑んでいるなど状態はさまざまです。そのためにもコントロールできるものだけにフォーカスしコントロールする練習が必要で、そのツールの一つがルーティンなのです。

コントロールできないことにとらわれ、パフォーマンスが落ちるのはナンセンスです。コントロールできないものには思考停止をする能力も必要です。
天気や気温、対人関係などコントロールできないものはたくさんあります。雨の日や寒い日はトレーニングのモチベーションが上がらない人は多いはずです。しかしコントロールできない天候によってモチベーションが大きく左右されるのはもったいないことです。

トレーニング前には必ずロッキーのテーマを聞くなど、自分のスイッチを常日頃から作っておば、いい意味での思考停止状態で余計なことに左右されず取り組みやすくなります。コントロールできないことに苛ついてはいけません。

苛ついてしまったら3R(リアクト、リラックス、リセット)を心がけましょう。リアクトは気づきで、怒りに気づいたらリラックス行為を取り、リセットして仕切り直しです。苛ついた状態は何の得策にもなりません。

メンタルには強い弱いはなく、いかにコントロールするかが重要なのです。そのためには自分の状況を正しく知り、どのようなときに不安や興奮、焦り、怒りを感じるのか日頃から書き留めて、自身をよく観察しましょう。そしてその中から自分でコントロールできるもの、できないものを分類し、コントロールできるものにフォーカスし制御する練習をすれば自己が乱れることも少なくなります。

ルーティン作りには次のレポートが役立ちます。生体行動科学レポート 「ルーティーンはどのようにつくっているのだろうか」

ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」 (講談社+α新書)” target=”_blank”>参考図書:ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」 (講談社+α新書)

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「筋トレ」と「ダビデとゴリアテ」と日本スポーツ界と…

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筋トレと「ダビデとゴリアテ」と 

Number(ナンバー)925号 スポーツ 嫌われる勇気 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))

Number(ナンバー)925号 スポーツ 嫌われる勇気 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))

リオ五輪で歴史的勝利をおさめた7人制ラグビーから見る「ダビデとゴリアテ」

リオ五輪から採用された7人制ラグビー。
日本代表は圧倒的不利な状況の中、4位という輝かしい成績を残しました。
初戦で優勝候補ニュージーランド「オールブラックス」を破り、ケニアやフランスなど強豪国を見事撃破しました。

リオ五輪の前年でのラグビーワールドカップでは南アフリカを破るという大金星をあげ、世界を驚愕させた日本ラグビーが世界最強のオールブラックスを倒しまたもジャイアント・キリングを起こしのです。

NZ地元紙が日本戦を「オールブラックスは深刻な永遠の傷を負った」と報道

7人制ラグビーとは、1チーム7人、7分ハーフの計14分の試合です。
フィールドの広さは15人制ラグビーと同じ(サッカーとほぼ同じ)で、一人の攻守範囲はとても広く、試合後は選手がもだえ苦しむほど凄まじい運動量になります。
バレーボールやサッカーにも、ビーチバレーやフットサルといった少人数でフィールドも小さくし行う競技はありますが、7人制ラグビーは人数以外はほぼすべて同じです。

15人制を山や谷を超え岩を登り何時間も走り続けるトレイルランニングと例えるなら、7人制は短距離走、もしくは8分ほどで走りきる3000メートル障害や十種競技といえるでしょう。
同じラグビーといえども、トレランが得意だからといって短距離が得意とは限らないように、7人制と15人制ではラグビーというルールはほぼ同じでも求められる身体能力は大きく異なります。

日本では7人制ラグビーの普及が遅れ、15人制ラグビーを主軸として7人制ラグビーを兼任する場合がほとんどです。
世界では15人制と7人制で分業が進み、それぞれのプロフェッショナルが生まれる中、日本は大きな遅れをとった状態で挑んだリオオリンピックでした。

日本代表が躍進するとは関係者含めファンの大部分はまったく思いもしていなかったのが実状です。
そんな状況の中でも選手やコーチたちは徹底的に準備し、世界一と言われるハードワークをこなし、緻密な戦略を練り、個に頼らない組織戦術を確立し、勝利をもぎ取る確固たる自信を作り上げリオ五輪に挑みました。

確固たる自信を作り上げた過程はラグビーだけでなく他のスポーツや組織論にも共通し、神話の「ダビデとゴリアテ」にも繋がる重要なファクターがあるのです。
現状の圧倒的な不利な状況も、視点を変えることで大きな好転につながることがあるのです。

個でなく組織で

15人制は組織の力、7人制は個の能力と言われます。
7人制は一人が受け持つ攻守の範囲が広いので、個のスピードやパワーといった能力が発揮しやすく、パワー、スピード、体格などフィジカルで優っているチームが断然有利というのが常識でした。

フィジカルの強いチームにフィジカル勝負で挑んでも到底太刀打ちできません。
フィジカルを徹底的に鍛えても、体重100kgを軽く超え、50mを6秒前半で走る選手がわんさかいる海外勢にはフィジカルでは勝負にはなりません。
さらに技術も一段も二段も高いのです。
7人制ラグビーがオリンピック競技になったことで、世界各国で国の威信をかけた強化に拍車がかかり、日本と世界の差は天と地ほど離れてしまいました。

「日本人はスピードがあり、器用で、スタミナがある」、などといった迷信は世界と戦うときに何の意味も持たないのです。
そんな日本人の優位性など微塵もありません。

優位性といえば「生真面目で空気を読み従順」であり、その生真面目さや従順さが日本人の強みにも弱みにもなるのです。
個人技や身体能力の勝負と思われていた7人制に対し、固定概念に縛られず、世界一と言われるハードワークに誰一人文句を言わず、徹底した戦略と組織力を武器にし見事結果を残しました。

勝てないが簡単には負けないフィジカルを土台に

海外勢の強靭な肉体に真っ向勝負できないからといってフィジカルトレーニングを避けるわけではなく、フィジカルを徹底的に鍛え、フィジカルで勝負はしないが簡単には負けない土台を作ることで、はじめて技術や組織、戦術を駆使して勝負ができます。

日本人が好きな「柔よく剛を制す」や根性や気合などの精神論。
水を飲むのは根性が足りない、筋肉は重く邪魔で使えないといった筋トレ不要論などの非科学的運動論。
世界とのフィジカル差は広がり、日々進化する科学的トレーニングを取り入れる海外勢に手も足も出なくなってしまったのが日本のスポーツ界でした。

15人制ラグビー日本代表はエディー・ジョーンズのもと、徹底的な肉体改造を行い早朝からの筋トレ、夜も筋トレでフィジカルを世界水準に引き上げました。
日本代表はトップ選手から選出されたにもかかわらず、日本代表はフィジカル強化を徹底的に行なったのです。
それほど日本人の体格は世界基準には程遠かったのです。

もともと体格が大きくない日本人が体を大きくし、なおかつスピードと持久力を増すということは至難の業で、日本スポーツ界では筋肥大とスピード、持久力は相反し、共存はできずどれかを犠牲にしないといけないと考えてきました。
圧倒的な体格差を埋めるためのフィジカルトレーニングより、技術を磨くことに重きを置いてきたのです。

しかしラグビ日本代表はエディー・ジョーンズのもと、筋肉増量と体重増量をしたうえでスピードアップ、心肺持久力全てを強化し、世界と太刀打ちできるようになりました。
エディー・ジョーンズが提唱した「Japan way」は、日本ラグビー界に一気にそして深く浸透し、さらに強度の高いフィジカル強化がアチラコチラで行われるようになりました。
フィジカルで負けていないからこそ、そのフィジカルを土台に技術と戦略を遂行できるのです。

昨今どの競技でもようやく筋トレを本格的に導入し始めました。
ラグビー界では筋トレ指導に、使えない筋肉と揶揄されがちなボディビルダーに指導を仰ぐことが多くあります。
彼らは体を使う(運動競技の)プロなのではなく、筋肉をいかに効率的につけ、脂肪を極限まで減らすかという「筋肥大&脂肪減のプロフェッショナル」なのです。

全日本柔道連盟の井上康生監督も、筋トレにボディビルダーを登用しました。
いままで独自でやっていた特殊な筋トレ(マシンに柔道着を着せて引いたり…etc)を見直し、徹底的に基本に忠実な筋トレをさせ、筋トレの本来の目的である筋肥大を追求しまし、それに加え世界中の格闘技を学び選手に体験させました。

古きにだけ固執せず、新たなものはどんどん取り入れていく。
武道精神は守りながらも、アスリートととしての科学的進化を追求しました。
日本柔道の確かな技術を、強靭な肉体でフィジカルでも叩ける肉体へと昇華させました。
フィジカル的に不利でも、フィジカルである程度戦えれば、技術力をより活かせる。
まさに「ダビデとゴリアテ」思想で日本柔道界は蘇りました。

もう日本人がフィジカルを言い訳に負けることは許されないのです。

「ダビデとゴリアテ」

逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密
逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密

日本ラグビー界に限らず、フィジカル要素が強い競技はいつでも「ダビデとゴリアテ」状態です。
「ダビデとゴリアテ」は、羊飼いの少年ダビデが布切れと小石だけで、鉄の槍を持った巨人兵士ゴリアテを倒した神話です。
味方でさえも誰一人としてダビデがゴリアテに勝てるとは思っていませんでした。
ダビデは王様が鎧や武器を提供すると提案してもそれを断り、羊飼いの仕事で使う投石だけを持ち、動きの遅い巨人のこめかみに瞬く間に小石の一撃を喰らわせてなぎ倒し、その首をはね勝利しました。

日本スポーツ界には「「ダビデとゴリアテ」の状況に似た環境がとても多くあります。
また「ダビデとゴリアテ」の状況はスポーツだけでなくビジネスや日常生活でも多く遭遇することがあるはずです。
一見、誰もが端から諦めてしまいそうな圧倒的に不利に思える状況でも、客観的に分析し的確に対処すれば不利な状況を好転できることも決して少なくありません。

既成概念にとらわれず、物事を客観的に見て、考え、不利を有利に、短所を長所に、そしておそれず実行する勇気。
これこそが日本のスポーツ界だけにとどまらず、さまざまな局面を打開する「ダビデとゴリアテ」思想なのです。
Number(ナンバー)925号 スポーツ 嫌われる勇気 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))

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日本スポーツ界にばっこする「武士道精神主義の弊害」とラグビー日本代表前監督エディー・ジョーンズが断行した「マインドセット改革」

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日本人のマインドセットを変える

ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」 (講談社+α新書)
ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」 (講談社+α新書)

最弱だったラグビー日本代表を再建した男

ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 (Sports Graphic Number Books)
ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 (Sports Graphic Number Books)

ラグビー界では知らない人はいない、智将エディー・ジョーンズ。
2015年ラグビーワールドカップで世界最強の南アフリカ「スプリングボクス」から歴史的勝利を収めたラグビー日本代表。
過去1勝しかしたことのないラグビー最弱国の日本は24年ぶりの勝利を世界最強のスプリングボクスから勝利し、「W杯史上最も衝撃的な結果」、「スポーツ史上最大の番狂わせ」と世界中から大絶賛を受けました。

エディー・ジョーンズは、2003年母国のオーストラリアをヘッドコーチとして指導し準優勝に、2007年にはチームアドバイザーとして南アフリカを優勝に導いた名将です。
その後日本の社会人クラブチームサントリーサンゴリアス、日本代表を経て、2015年12月からワールドカップ開催国で初めて予選敗退するなど低迷していたラグビー発祥の地であるイングランド代表の監督に就任しました。就任早々北半球最強国を決める「シックス・ネーションズ」で13年ぶりのグランドスラム(全勝優勝)を達成するのです。

世界の先頭を走るエディー・ジョーンズは日本ラグビー界やスポーツ界にさまざまな提言をしています。ガラパゴス日本が古い悪しき伝統を打開し成長するにはエディーの言葉をしっかりと吸収しなければなりません。彼の言葉はラグビー界へのアドバイスだけにとどまらず日本のスポーツ界、ひいては一般の運動愛好者にも通じる提言なのです。

日本のスポーツ界に蔓延る病理

日本スポーツ界にはさまざまな病理が蔓延っています。武士道的精神主義の弊害、筋トレ不要論、無駄な長時間練習、無用の長時間走りこみ。一昔前までは運動中の水分補給も禁止されていたスポーツ後進国日本は未だに古びた悪しき伝統が脈々と受け継がれているです。

スポーツだけに限らない話ですが、日本特有の「見て覚えろ、体で覚えろ、技術は盗め」など指導者側の指導力不足を競技者の能力や努力不足に転換することが多い日本。大リーグやラグビー大国ニュージーランドなどそれぞれの競技の先進国ではトップレベルの選手も基本スキルを丁寧に教わり、欠かさず練習します。アスリートの意識の問題ではなく、ベーシックスキルをどの年代、どのレベルになっても事細かに指導するシステムなのです。

しかし日本は武士道的精神主義をアスリートの世界に色濃く醸し出します。その弊害の一つに上意下達があります。トップダウン型の指導方法です。トップダウン型の指導は日本特有のものでは決してありませんが、日本の場合はこのトップダウン型指導に古い精神論・根性論が加わり独自のトップダウン型になっています。これは指導者だけでなく先輩後輩の間にも存在し、上から言われたことはたとえ理不尽でも我慢し、しごきに耐えることが美徳という風土と精神性を持っているのが特徴です。この病理は、学生の部活だけの問題ではなくトップアスリート界や伝統競技である相撲、武道などにもいまだに根強く残っています。

さらに無駄な長時間練習やマラソン選手を目指すような無用な走り込みなども日本スポーツ界にとって弊害しかありません。精神論や右向け右の集団で一括して物事を進める日本の体質が色濃く日本スポーツ界にとってデメリットのほうが大きいのが事実です。また日本には筋トレに対して大きな誤解や偏見、無理解が広く強く深く蔓延っています。世界と対等に戦えない一つの、そして大きな原因にこの筋トレ不要論の蔓延があります。筋肉をつけると重くなる、遅くなる、硬くなる、パフォーマンスが落ちる、筋トレでつけた筋肉は使えない、ボディビルダーの筋肉は見せ掛けなどスポーツ生理学を無視した論調がまかりとっているのです。

詳しくは次の記事に書いてあるので参照ください。【筋トレガラパゴス列島】未だ筋トレ不要論はびこる日本 超一流はベンチプレス100kg当たり前「クリスチャン・ロナウド」「ウサイン・ボルト」「ロジャー・フェデラー」世界の中田英寿だって軽々ベンチプレス100kg

マインドセットを変え「Can’t do」を「Can do」へ

エディー・ジョーンズが日本代表の監督に就任してから一貫して言い続けた言葉。それは「日本代表のマインドセットを変える」ということでした。

「マインドセット」とは、経験や教育、その時代の空気、生まれ持った性質などから形成されるものの見方や考え方を指す言葉です。信念や心構え、価値観、判断基準、あるいは暗黙の了解や無意識の思い込み、陥りやすい思考回路といったものもこれに含まれます。

出典:日本の人事部

エディー・ジョーンズは「日本には『Can’t do』のカルチャーがある」と言います。体が小さいからフィジカルでは勝てない。(日本ラグビーは)プロじゃないから。農耕民族の精神をもっているからなど多くの「Can’t do」を日本人は主張するとも言っています。

しかしエディージャパンは、フィジカルを徹底的に鍛え、筋肉で体を大幅に大きくし、さらにスピードも増すトレーニングを行い見事成功させました。「柔よく剛を制す」、「日本人はスピードがある、細やかな技術がある」など古くからの日本の伝統では世界には到底敵わないのです。そもそも世界各地で活躍するスポーツ選手のほうが爆発的なスピードも洗練された技術も格上です。

ガラパゴス日本は昔ながらの悪習を打開することなく受け継ぎ、その悪習をなかなか認めずさらには日本の伝統だから変えることができないと「Can’t do」を主張します。公務員の前例がないからできないと全く同じ姿勢です。このマインドセットを変えなければ日本が世界と対等に戦うことはできません。エディーは日本人の悪しきメンタリティの変革を断行したのです。ラグビーに限ったことではなく、柔道や相撲など日本の伝統競技で日本人が勝てなくなっているのは、伝統とこじつけ日本独自の「Can’t do」と「武士道的精神主義の弊害」がたくさんあるからに他なりません。

エディー・ジョーンズからの提言

エディー・ウォーズ (Sports graphic Number books)
エディー・ウォーズ (Sports graphic Number books)

エディーは世界と戦うにはフィットネス&ストレングスを高めよ提言しています。日本人は体が小さいという理由で最初からストレングスでは勝てないと信じこみウェイトトレーニングを蔑ろにし非科学的な筋トレ不要論を主張します。そして容易な技術論や「柔よく剛を制す」論に逃げ込みます。技術、スピードは日本人の強みだといまだに本気で信じている人が現場にはたくさんいます。しかし世界ではユースの世代から本格的なウェイトトレーニングをしています。世界のどのアスリート界を見ても筋肉が多すぎ重そうに動いている選手や可動域が狭く動きがぎこちない選手などいません。

また無駄な長時間練習や無意味な走り込みは排除し科学的なエビデンスある練習をしなさいと言います。スピードが求められるポジションにも関わらずマラソン選手のような練習をさせるのが日本です。スプリンターの練習をしなければいけない大事な時期に、一様にみな同じ走りこみをさせます。もっと個人の特性を早い段階から見出し、長所を伸ばすことが大切だとエディーは言います。これについてはダルビッシュも同じようなことをtwitterで語っています。

さらにエディーは、子供にはテクニックよりスキルを教えることが重要だとアドバイスします。テクニックは正確な技術、スキルは適切な状況判断と区別してます。日本では練習のとき失敗しないように指導し、失敗すれば怒ります。しかしエディーは練習ではたくさん失敗させ、なぜ失敗したのかを自ら考えさせることに寄って状況判断、つまりスキルが向上すると提言しています。

世界を圧巻させたエディー・ジョーンズ。彼の提言はラグビーだけでなく日本のスポーツ界に一石を投じたのです。しごきや我慢、理不尽な上意下達。これらを美徳とする武士道的精神主義が跋扈(ばっこ)する日本スポーツ界。日本アスリートのため、指導者と競技者のため、先輩後輩のため、運動を通しての親子関係のため、自らの肉体改造のため、悪しき伝統は打ち壊し、エビデンス・ベースド・スポーツにしっかり目を向けなければなりません。

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【自分好みの隠れラガーマンを発掘しよう】嵐・櫻井翔の弟だけじゃない 西内まりやのいとこも有名ラグビー選手 兄は元高校・U20日本代表主将、現在はあの五郎丸歩が所属するヤマハ発動機

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ラグビー界で活躍する芸能人の兄弟・親戚たち

2015年イギリスラグビーワールドカップで優勝候補南アフリカ代表「スプリングボクス」に勝利した日本代表「ブレイブロッサムズ」。その勝利はラグビー界だけでなくスポーツ史上最大の「ジャイアントキリング」となり、その衝撃は世界中に広がりました。国内でもマイナースポーツのラグビーはマスコミに大々的に取り上げられ一気に国民に知れ渡り、日本国中がラグビーフィーバーとなりました。

その中でも日本代表不動のフルバック、ヤマハ発動機に所属する五郎丸歩は端正なルックスと印象的なゴールキックで一躍時の人となりました。そんなラグビーフィーバーの中、芸能人のラグビー歴などの情報も多く出てきました。ジャニーズでいうとV6岡田准一、嵐・櫻井翔、俳優では舘ひろし、高橋克典、濱田岳、お笑い芸人では中川家、サンドイッチマンなどなど多くの芸能人がラグビーをしていたことが世間に認知されました。

そして芸能人の兄弟や従兄弟なども実は有名ラガーマンとだったというこもありました。嵐・櫻井翔の弟、櫻井修は慶応大学のSH(スクラムハーフ)、松岡修造の甥、辻雄康も慶応大学LO(ロック)をやっています。そしていまやモデル、ドラマ、歌手とマルチな才能を見せ若い女性を中心に大人気の西内まりやの従兄弟二人もラグビーをやっています。

西内まりや

まりやまにあ
まりやまにあ

西内 まりや(にしうち まりや、1993年12月24日 - )は、日本のファッションモデル、女優、タレント、歌手(シンガーソングライター)である。 福岡県福岡市出身。ライジングプロダクション所属。 実姉はタレントの西内ひろ。ラグビー選手の西内勇人と西内勇二は遠戚。

出典:wikipedia

バトミントンでは福岡の小・中学校で県大会に出場、また市内の大会では4度優勝歴もあり、才色兼備のタレントです。父親の影響で幼いころからジュース代わりにプロテインを自ら飲んでいたそうです。それが当たり前だと思っていたら自分だけでびっくりしたというエピソードがあります。

姉は西内ひろ。グラビアでデビューするもマッスルミュージカルに出演するなどこちらも才色兼備。2014年にはミス・ユニバース・ジャパンで準ミスを受賞しています。両親は水泳やトライアスロン競技者で、父親はボクシングのセコンドを務め、母親は水泳元国体選手で、天草国際トライアスロンで日本人女性初の優勝をしたそうです。母親がスイミングのコーチということもあり姉の西内ひろも青山トライアスロン倶楽部でトライアスロンを行っているそうです。家族揃ってアスリート一家ということです。

準グランプリ
準グランプリ

ドラマ「エンジェル・ハート」のエンディン曲の作詞作曲も

https://www.youtube.com/watch?v=APaoDeQlodk
エンジェル・ハート 1stシーズン 1巻
エンジェル・ハート 1stシーズン 1巻
今月からスタートした秋ドラマ「エンジェル・ハート」。北条司の漫画「シティーハンター」と聞けば分かる人も多いはずです。上川隆也が演じる冴羽獠がシティーハンター(始末屋)として活躍する話です。このエンディン曲を謳っているのが西内まりやがマルチな才能を発揮し作詞作曲も彼女が手がけています。


Save me(CD+DVD)(初回生産限定盤)
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二人の従兄弟はそれぞれ強豪大学と2014年度優勝社会人チームに所属

西内まりやの従兄弟、西内勇人(ヤマハ発動機)と西内勇二(法政大学)は大学、社会人の強豪チームにそれぞれ所属しています。兄の西内勇人は、ラグビー強豪校、東福岡高校で3度の花園出場を果たし、そのうち2回優勝しています。2010年度に高校日本代表を経て、法政大学では1年生からスタメンで活躍。2013年にはU20日本代表に選出され主将も務めました。翌年には法政大の主将を務め、卒業後、ヤマハ発動機ジュビロに加入しました。

また西内勇人は以下の発言もしています。

小さい頃は2人で遊んだりした」という、いとこのまりやは8月にCDデビューするなど人気上昇中。「すごい。頑張ってるなと。小さい頃から一緒なんで、かわいいとかはないですけど」と刺激を受けている。

出典:nikkansports.com

以下は西内勇人のヤマハ発動機の紹介ビデオと大学生の時のトライシーンの動画です。


日本代表の歴史的大勝利で大人気となった五郎丸歩。そして五郎丸が所属しているヤマハ発動機のファン会員は一気に1.5倍に膨れ上がり、また五郎丸のFacebookに友達申請が殺到したた個人サイトを立ち上げるまでになってしまいました。そしてトップリーグで行われるヤマハ発動機の試合の前売りチケットはほぼ完売とのこと。過去にそんなことは殆ど無くいかに五郎丸人気がすごいのかわかります。テレビに引っ張りだこなのも彼一人です。

しかしラグビーは本当にさまざまな人間が行っているスポーツです。ラグビー経験者の櫻井翔やその弟などは大きく取り上げられますが、IPS細胞でノーベル賞を受賞した山中教授や世界的指揮者小澤征爾などもラガーマンでした。会場に足を運んでさまざまなラグビー選手を見て、自分自身で好きな選手を発掘できたらラグビーはさらに何倍も面白くなってくることまちがいなしでしょう。芸能人や著名人から隠れたラグビー経験者を探すのも楽しいでしょう。決して本人は隠れているわけではないでしょうが…。

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