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【混ぜるな危険】スキルとテクニックの違いを知れば、競技力は上げられる 

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スキルとテクニックは違う

ラグビー元日本代表ヘッドコーチとゴールドマン・サックス社長が教える 勝つための準備
ラグビー元日本代表ヘッドコーチとゴールドマン・サックス社長が教える 勝つための準備

混ぜるな危険

日本のスポーツ、特に学校の部活動の練習で、お互い定位置で向かい合ってのパス練習や壁当てなどよくある風景です。
正確に相手のいる位置にボールを送る、正確に投げる、蹴る、つまり正確性を重視した基礎技術練習です。
状況判断や意思決定は必要とはしません。

球技には欠かすことのできてないベーシックな練習ですが、日本ではこのような練習が非常に多いのが実情ではないでしょうか。
走り込みにしてもバスにしても、意図や判断よりも盲目的に反復を繰り返し、体に叩き込むといった職人の修行のような練習が多く、またどのカテゴリーでも監督やコーチの指示に従うことこそが勝利への道で、幼児から大学生、どこでもコーチの叱咤叱責が響きわたります。
なぜならこれもどのカテゴリーでもそうなのですが、「その競技を楽しませる」ことよりも、「その競技で勝つ」ことが最優先だからです。
陣形の意味、動きの意味を知らなくても、とにかく言われたことを正確に行うことこそが日本スポーツ界の競技力なのです。

このような現状のため、状況判断や意思決定が上手くできない選手が多いと、ラグビー日本代表前監督、現イングランド代表監督のエディー・ジョーンズは述べています。

スキルとテクニックは、日本語ではどちらも、「技術」と訳されますが両者には明確な違いがあります。
両者を混同してしまうと、一体何を目的に練習しているのかわからなくなってしまいます。

スキルとテクニックの違いを認識することが競技力向上には不可欠です。

テクニックとは

テクニックとは、まさに「技術」そのものです。
競技中の動作を切り取り、相手やプレッシャーを取り除いき練習することで、特定の技術を磨きます。
相手をつけない、もしくは防御や反撃をしてこない状態で、技術の正確性を身につけるのです。
ここには状況判断や意図は必要なく、無意識でもできるようにとひたすら体に叩き込むのです

テクニック習得には反復と継続が重要で、どのレベルであろうと欠かすことのできてない練習です。
世界最高峰のチームやトップ選手ほどこの基礎技術の反復練習をたとえ短時間だとしても日課として行います。
初心者も行うようなとてもベーシックな練習をしています。

技術は、正しい反復練習を継続的に行えば誰でも一定レベルまでは習得できます。
ベーシックな技術は競技の成立、怪我のリスク減、より高度な技術習得のためなど競技者なら基礎として体得すべきもので、これをテクニックと言います。

ラグビー世界最強のオールブラックスの選手で、世界最高峰のスクラムハーフ(密集やスクラムなど球をさばくポジション)と言われるアーロン・スミスも、下記動画のような基礎技術の練習を欠かしません。

I was at THE HIGHLANDERS training yesterday and saw the Worlds Best 1/2 back practicing like this, #halfback #passingdrills

LeslieRugbyさんの投稿 2015年2月10日(火)

日本でも当然、基礎技術練習に多くの時間を割きます。
これは決して悪いことではありません。
問題はテクニック習得のための反復練習や全体練習、状況判断や意思決定を伴わない練習法をどの技術練習でも行ってしまうことです。
つまりスキルではないということです。

ではスキルとは一体何を指すのでしょうか。

スキルとは

スキルとは、ラグビー日本代表前監督エディー・ジョーンズが言うように、
「タイミングと動作によって起こる結果の予測した行動で、知性と感性が必要なクリエイティブな行動」
、です。

テクニックとは単にパスが上手いこと。
スキルとはパスやスローのタイミングの状況判断し意思決定する能力です。
テクニックの練習ではスキルフルな状況判断や意思決定は決してうまくなりません。

競技中は常に状況が変わります。
一つの判断決断行動のプレー選択で、局面は刻一刻と変わり、選択すべきプレーも変わってきます。
想像、予測、正確な技術、創造という一連の流れはまさにクリエイティブな作業なのです。

テクニックだけ上達しても、そこにクリエイティブな能力が伴わなければ通用しません。
一定レベルのテクニックを身につけたら、必ず状況判断や意思決定をセットにし実践訓練を重ね経験値を積むことが競技力向上に繋がります。
日本のスポーツ指導では、このスキルを磨く実践訓練が少なく、画一的で上意下達的な指導が多くスキルが育たないのが実情です。
実践練習を行ったとしても、指導者の言い成りで、己の状況判断や意思決定よりも、コーチの意にいかに沿うかのほうが大切なのです。
日大アメフト部の悪質タックルなどまさにその最たる例です。

http://www.asahi.com/topics/word/%E6%97%A5%E5%A4%A7%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%95%E3%83%88%E9%83%A8%E9%81%95%E5%8F%8D%E8%A1%8C%E7%82%BA.html

スキルとは、自主性そのものなのです。
自主性の尊重なくして、スキルはありえません。
日本の体育会系にはびこる古き悪しき慣習では、スキルは磨かれません。

まとめ

競技力向上のトレーニング戦略
競技力向上のトレーニング戦略

テクニック習得し磨くことの重要性は言わずもがなです。
競技上達には、テクニックの習得、レベルアップは必須です。

しかしテクニックだけでは勝つことはできません。
正しい状況判断と意思決定があってはじめて正確なテクニックがいかんなく活きるのです。
状況判断と意思決定のトライ&エラーの繰り返しでこそスキルは磨かれます。
ベーシックなテクニックの土台の上で発揮されるクリエイティブなスキルこそが勝敗を大きく左右します。

日本ではテクニック重視の練習が多く、スキル練習になると途端に指導者からのミスを許さない叱咤する指導が選手を萎縮させ意思決定能力の向上を阻みます。
失敗に怒るのではなく、なぜどういう状況で、なぜその選択をしたのか、せざるを得なかったのか選手に考えさせ、また指導者もなぜ選手がそういう選択をしたのか、テクニックが正しく発揮できなかったのか真摯に考えなければいけません。

つまり失敗こそがスキル向上チャンスなのです。
日本ではいかに失敗させないか、そして失敗は「悪」という風潮で、指導者は怒り、競技者は落ち込む、そして失敗を恐れ、萎縮し、クリエイティブが失われるといった悪循環が起こるのです。

体育会系の古き悪しき指導方法では状況判断がうまくクリエイティブな意思決定ができるスキルフルな競技者は生まれにくいのが実情です。
テクニック練習とともにトライ&エラーを繰り返し状況判断と意思決定能力を磨くことがスキル向上に繋がります。
イメージトレーニングでも効果があると言われているので、一人でもスキルを磨くことはできます。

テクニックとスキルの違いを理解し、自分には、チームには何が足りないのか、どちらに偏っているのか把握しすることが大切です。
「技術」で一括りにするのは卒業しましょう。

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【少年を大人に、大人を少年に】楕円道、それは「No side精神」、「One for All精神」、「ラグビー愛」

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Number(ナンバー)特別増刊 桜の凱歌。 エディージャパンW杯戦記[雑誌] Number
Number(ナンバー)特別増刊 桜の凱歌。 エディージャパンW杯戦記[雑誌] Number

ラグビーの魅力とは

2019年、ラグビーワールドカップが日本にやってきます。
初のアジア地区開催であり、ラグビーマイナー国での開催となります。

また2020年、東京オリンピックではリオオリンピックから正式種目となったラグビー7人制も行われ、ラグビー好きにとっては「4年に一度じゃない、一生に一度だ!!」という気分の高揚が収まらない日々となっています。

ラグビー人気は2015年ラグビーワールドカップでの大躍進、五郎丸歩というスーパースターの出現で大盛り上がりとなり、ラグビー認知度は一気に高まりました。

しかしその盛り上がりもたちどころに消えてしまいました。
新たなファンを獲得しようという気が全く感じられないずさんなマーケティング、日本ラグビー協会の古い体質による改革心の無さなど様々な要因でせっかく盛り上がった千載一遇のチャンスをみすみす逃してしまいました。

国内ラグビー最高峰のトップリーグの宣伝も自虐的なアピールをするしか手がありません。
いい出来ではあるのですが。

ラグビー人気がない理由をあげればもうキリがありません。
1970年初頭から1990年頃までは、日本スポーツ界を牽引していたのはサッカーではなくラグビーでした。
しかしいつまでも内輪の伝統校大学ラグビーの人気の上に胡座をかいたラグビー界は、低迷していたサッカーが立ち上げ見事成功させたJリーグに、その背さえ見えないほど引き離されてしまいました。

未だに古い体質のラグビー協会、外部からの人材登用の鈍さと遅れ、伝統校優先の試合日程、観客動員や選手雇用、企業業績に左右される選手やチーム等の悪い面での企業依存体質などラグビー界の足かせは数え切れません。

日本ラグビーを大躍進させた立役者の一人でもある前監督エディー・ジョーンズの退任理由に、日本協会の体質の古さ、伝統校優先等の日本ラグビー界の改革の鈍さなどがあるとも言われました。
エディー・ジョーンズは古い体質の日本ラグビー界を創造的破壊ができる唯一無二の人間でしたが、日本は手放してしまいました。
エディー・ジョーンズHC退任へ 日本ラグビー界に不信感募らせた?

そして2015ワールドカップ後、一気に加熱した人気は長続きせず、以前と同じ風前の灯火となってしまいました。
今日本ラグビー界に若干風が吹き始めていると思っているのはラグビー関係者だけです。


足が遠のいたラグビーファンが日本でのワールドカップ開催に向け若干戻り、関係者が頑張ってチケットをさばきいているに過ぎません。
これでは日本ラグビーワールドカップが終わった後、悲惨な状態に陥るかもしれません。

サッカーJリーグを盛り立てバスケットボールBリーグ立ち上げにも尽力した川淵三郎氏のような手腕の持ち主がラグビー界には必要ですが、同じ人材がさまざまな役職をぐるぐる回っているだけの日本ラグビー界では難しいのかもしれません。
だからこそ必要なのですが…。

さて、ここまでさんざん日本ラグビー界を糞味噌にこき下ろしてきましたが、ラグビーという競技の素晴らしさは筆舌に尽くしがたいものです。
圧倒的なフィジカルの中にある紳士性やラグビー精神、そして荒々しく見える競技性ながらも大多数による高度なコミュニケーションと、単純と複雑が混ざり合わさった競技性は多くの人を惹き付けます。

その素晴らしさの一端を是非紹介させてください。

圧倒的なフィジカルモンスター

走ってぶつかって倒れての繰り返しであるラグビー。
それも80分間も。
相撲の立会い、レスリングのタックル、柔道の投技や受け身、ハンドボールやバスケのようなパスさばき、サッカーのようなキック、野球のようなハイボールのキャッチ、短中長距離走の繰り返し。
これら全てが組み合わさったのがラグビーです。

コリジョン(衝突)スポーツであるラグビーでは、まず体重が重いことが有利になります。
ボクシングや柔道、レスリングなどの体重別競技は体重差による有利不利を解消していますが、ラグビーや相撲のような競技では体重が大きな武器になります。
しかしラグビーは80分間走り続けなければならず、重い体重は不利になってしまいます。
そのため、徹底したウェイトトレーニングで除脂肪体重を増やし、脂肪は減らし、パワーも強く走り続けるスタミナもある強靭なフィジカルモンスターでなくてはなりません。

ベンチプレスは体重の1.5倍、スクワット、デッドリフトは体重の2倍、懸垂は体重×0.5の負荷、1km走は3分30〜50秒以下、10m走は1.7秒以下。
これがトップ選手の目標基準です。
ちなみに体重は80kg後半〜100kg近くがもっともボリュームが多い選手層だと感じます。
その巨体から繰り出される圧倒的なパワーと、無尽蔵のスタミナ、爆発的なスピード。
そんなフィジカルモンスターたちがぶつかりあう様は圧巻です。

人と人が全力では走ってぶつかりあう音、衝撃はまるで交通事故です。
もっとも激しい球技であり、もっとも長い格闘技、まさに闘球なのです。

チケットが安い

日本ラグビーでは、大学ラグビーがもっとも人気で集客力があります。
しかしそれは関係者で盛り上がっている部分も無きにしもあらずです。

国内で最高峰のリーグは、社会人ラグビーのトップリーグです。

ラグビーは比較的安く観戦できます。
トップリーグは自由席で当日券2000円、前売り1800円で、他競技とそこまで大差はありません。
しかしペアチケットなら3000円で一人1500円になります。
さらにラグビーの試合は同会場で連続して2試合行われることも多々あり、入れ替え制ではないので1枚のチケットで2試合も観れてしまうのです。
ペアチケットで2試合だと、1試合750円換算になり、破格の値段になります。

また頻繁に行われる練習試合は無料で、しかもスタジアムより間近で観戦でき、ファンサービスもあるのでおすすめです。
ラグビー観戦初心者ほど、目の前で繰り広げられる肉弾戦を五感全てで感じられる練習試合から観に行ってもいいかもしれません。

One for All, All for One

ラグビーを知らない人でも聞いたことがある有名な言葉、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」。
ラグビーのオフェンスでは、ボールを前にパスできないため自分の体でもってボールを前進させなければいけません。
仲間が体を張って繋いがボールを粗末にするということは仲間への裏切り行為です。

またラグビーはボールを持っている選手がもっとも前にいます。
その仲間が孤立しないように仲間で全員でフォローします。
これが「ALL for One精神」です。

ディフェンスではどんな大きな相手でも、どんな速い相手でも基本は一人一殺です。
体格差やフィジカル差がある場合、仲間がサポートして二人でタックル(ダブルタックル)することがありますが一人一殺は大原則です。
相手にビビった結果タックルをミスすれば、体を張って止め続けた仲間への裏切りとなってしまいます。

ラグビーは横一列でディフェンスライン(ワンライン)を引き、壁のように一斉に前に出て守るのが基本です。
一人でも欠けるとワンラインに穴があいて、ディフェンスを突破されやすくなってしまいます。
痛がって転げ回っている暇などありません。
しかしラグビー選手が痛がっている場合は骨折や靭帯損傷、みぞおちへの衝撃で呼吸困難など本当に痛い場合です。
立ち上がった選手には観客席から敵味方関係なく拍手が沸き起こります。
ラグビー選手が痛がっている場合は本当に痛みに耐えていると観客は知っているのです。

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ボールにはフィールドに立つ全ての仲間、応援、サポートしてくれた人全ての想いが乗っています。
立ち向かう勇気と仲間のサポートこそが、「One for All, All for One精神」なのです。

No side

これは日本ラグビーの言葉で、海外のラグビー選手に言っても通じません。
試合終了のことをラグビーではノーサイドと言い、お互いのサイドがなくなるということです。
これを日本では敵味方の陣地がなくなるから発展(勘違い)させ、敵味方なくなり仲間になると意味付けしました。
ラグビーでは伝統的に試合終了後、正装で立食パーティーをするのアフターマッチファンクションを行うのが慣例です。
ラグビーに初めて触れた日本人が、試合終了合図の「No side」を、戦った相手と打ち解けて仲間になるという誤解が今の「No side精神」に繋がっているのです。
どれだけ激しく痛い試合あったとしても試合が終われば即仲間、同士となり酒を酌み交わすのもラグビーの大きな魅力の一つです。

少年をいち早く大人に、大人を少年に

ラグビーのフランス代表ピエールが言った有名な言葉です。

「ラグビーは少年をいち早く大人にし、大人に永遠の少年の魂を抱かせる」
Le rugby permet aux enfants de jouer comme des grands et aux
adultes de redevenir des enfants. 
ラグビー・フランス代表元主将、ジャン・ピエール・リーブ(Jean-Pierre Rives)

一つのフィールドに立つ選手がもっとも多い競技であるラグビー。
そして前にボールを投げられない、つまり仲間は常に後ろにいます。
ボールを持った人間が一番先頭で、様々なコミュニケーションをとらないとボールは繋がりません。
この仲間とのコミュニケーションや「No side精神」や「One for All精神」が少年をいち早く大人にさせます。

相手と取っ組み合いボールを奪い合う行為は大人を無邪気な少年に戻します。
ボールを手に持って走る、それを体をぶつけて奪い合うというシンプルな競技性は、少年も大人も無我夢中にさせる魅力があるのです。

紳士がやる競技

togetter:【イギリス】ラグビーの観客の姿勢が素敵すぎる。フットボールとは何が違うのか。
ラグビーの競技性はとても激しく、だからこそプレーヤーは紳士でなければいけません。
当然試合中はむき出しの闘争心で戦うので、他競技同様ときにはラフプレーや乱闘も起きてしまいます。
しかし危険な競技だからこそ、競技中はもちろんのこと競技以外もとことん紳士でフェアであるべきなのです。
相手を敬い、レフリーを敬い、仲間とサポートしてくれる人に感謝をするのがラグビー精神です。

観客も同じです。
本来は応援チームによって客席は分けません。
敵味方関係なくいいプレーや痛みに耐え立ち上がった選手には盛大な拍手を、タックルを躊躇したり痛い振りをしているような選手には敵味方関係なくブーイングが湧きます。
当然入場時に相手チームにブーイングなどありえず、むしろ拍手です。
これから応援するチームと好試合を繰り広げてくれるリスペクトすべき相手なのだから当然です。
強豪、ライバルであるからこそ対戦相手を敬います。

相手が集中しないといけないプレー時はブーイングも騒ぎもせず静かに見守るのが礼儀です。
一時のラグビーブームの際、静かにすべき時にブーイングが起こり論争が起こったこともありました。
結局は試合時にモニターにこういうときは静かにしてくださいと表示されるようになりました。

プレーヤーも観客も紳士でなければならないのです。
ブーイングや無用な痛がりアピールなど紳士らしからぬ行為はすべからくタブーなのです。

こういったラグビー精神が多くの国で、ラグビーに教育的な意義を持たせています。
サッカーが大人気の欧州の国でも子供にやらせたい競技はラグビーと答える人が増えてきているという記事もありました。

ラグビーは種類が豊富

種類が豊富というのはポジションも豊富、ラグビーの種類も豊富ということです。
ポジションが豊富というのは体重の重い人、高身長の人、小さい人、軽い人、速い人、長い距離が得意な人、長い距離を走るのは得意ではないが相撲のような立会は得意、球技が得意な人、格闘技的な要素が好きな人など様々な要素の人が活躍できるポジションがそれぞれにある競技です。

ラグビーの種類というのは以下の様なものがあります。
・15人制ラグビー
・7人制ラグビー
・ビーチフット(ビーチラグビー)
・タグラグビー
・リーグラグビー(密集をなくしたラグビー。日本でメジャーなのはユニオンラグビーと呼ぶ)
・ウィルチェアーラグビー(パラリンピック種目で車椅子でのラグビー)

タックルのないラグビー、砂浜でやるラグビー、ごちゃごちゃしないラグビーなど様々な種類のラグビーがあり、実は誰でもラグビーはできるのです。
タグラグビーは腰に紐をつけて取るのをタックル代わりとし、幼児や小学生も体育の授業で行ったりします。

ビーチフットは、その名の通り砂浜で行うラグビーです。

多種多様な顔を持つラグビーは老若男女、健常者、障害者も行える懐深い生涯スポーツなのです。

まとめ

どの競技にも素晴らしい部分は大いにあり教育的意義や生涯スポーツとしての可能性などさまざまなポジティブな要素を持っています。
ラグビーには武道的な礼節、「No side精神」や「One for All精神」などの教育的意義、タグラグビーなどの生涯スポーツの要素、そして世界三大スポーツとしての15人制ラグビー、オリンピック種目となった7人制ラグビー、パラリンピック種目であるウィルチェアーラグビーなどラグビーの可能性はまだまだ広がっていくはずです。

2019年にラグビーワールドカップが日本にやってきます。

津波や地震で大きな被害を受けたラグビーの町、岩手の釜石や熊本でもラグビーワールドカップの試合が行われます。
ラグビーワールドカップが盛り上がれば被災地も元気になります。

最強のフィジカルモンスターたちがフィールドで暴れる姿は圧巻です。
4年に一度のラグビーワールドカップ。
しかし日本で開催されるのはきっとこの一度だけ。

4年に一度じゃない、一生に一度だ!

画像引用:ラグビーワールドカップ2019

問いかけ続けるー世界最強のオールブラックスが受け継いできた15の行動規範ー
問いかけ続けるー世界最強のオールブラックスが受け継いできた15の行動規範ー

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【コントロールできるものにフォーカスせよ】ビジネスマンにも学生にも効く、ラグビー日本代表が実践したメンタルコントロール

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メンタルコントロールなくして結果は出ない

ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」 (講談社+α新書)

ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」 (講談社+α新書)

ラグビー日本代表、五郎丸で一躍有名になったルーティン

世界最強クラスの南アフリカをワールドカップという大舞台で撃破したラグビー日本代表。世紀のジャイアントキリングで歴史を変えたラグビー日本代表。
そして昨今そのブームはすでに去ってしまったと巷では囁かれています。川淵三郎氏によりバスケットボールはBリーグという大会を見事に成功させ、ゴールデンタイムに民放で大々的に放映されました。

そんなバスケットボールを傍目にラグビーはあのときのブームを活かしきれず、結局元の木阿弥になろうとしています。なんとかそれを打開しようと選手やファンは躍起になっていますが、古い体質のラグビー日本協会が足を引っ張っている状況です。あの木が三つの元首相がついこの間まで牛耳っていたのですから想像は容易でしょう。

しかしラグビー日本代表が残した歴史勝利の事実は変わりません。その代表を指揮したエディー・ジョーンズ氏の手腕は今でも注目され、現在でも低迷していたイングランド代表を見事常勝軍団に生まれ変わらせました。

エディーはメンタルトレーナーを日本代表コーチ陣に招聘しました。日本代表にとっては初めてのことでした。招聘されたメンタルトレーナーは荒木香織という学生時代にインターハイや国体に短距離走で出場した経験がある人です。引退し後海外の大学でスポーツ心理学を学びました。

当初はメンタルトレーナーを毛嫌いしていた選手もいたそうです。それくらい日本ではメンタルという概念は抽象的で、ともすれば根性や精神論で代替されてしまいます。しかしラグビー代表の快挙は少なからず荒木香織氏のメンタルコントロールが選手たちをいい方向に導いた結果です。

このメンタルコントロールの有効性はトップアスリートに限ったことではなく、運動会や地域の大会、またプレゼンテーションなどのビジネスシーン、受験や面接にも大いに発揮します。

メンタルスキルとは自己コントロールです。一朝一夕で体得するのは難しいですが、鍛錬を積むことで大一番で自己をコントロールできパニック状態を軽減できます。

どんな舞台にもで効果を発揮するメンタルコントロール。コントロールできないものが多い世の中で、コントロールできるものを上手にコントロールするメンタルスキルを身に着けていかんなく実力を発揮しましょう。

ルーティン

五郎丸歩選手のゴールキックで「ルーティン」が一躍有名になりましたが、ラグビー日本代表の選手たちは徹底的にメンタルをコントロールしていました。
日本代表クラスでも大舞台が近づけば眠れなくなったり、不安に押しつぶされそうになっていました。理不尽な指導に憤慨していた選手も少なくありませんでした。エディーのあまりに厳しい指導にメンタル的に弱る選手も荒木氏のメンタルスキルが強い味方となりました。

またエディーがひたすらに唱えていた「マインドセットを変える」こともメンタルコントロールの一つでした。勝てない、誇りを持てないという意識を徹底的に変え、自信あふれるプライドある日本代表へと変貌していきました。

五郎丸選手のルーティンは正確には「プレ・パフォーマンス・ルーティン」といい、以下のような利点があると荒木氏は言います。

1、続くプレーをスムーズに
2、外的・内的障害排除
3、プレーを修正しやすい
4、ストレス軽減

1は動作への準備、2は内的プレッシャー、外的環境の影響を小さくする、3は一度失敗しても二度目はルーティンで準備し失敗を引きずりにくい、4はルーティンをやれば大丈夫だという安心感。

他にもルーティンには、ポスト・パフォーマンス・ルーティンとデュアリング・パフォーマンス・ルーティンがあります。ポスト・パフォーマンスは行動後に行うルーティン。例えばバッティングセンターで空振りをした後に必ず素振りを数回するなどです。また仕事終わりにお酒を飲んで気分をリセットする習慣もポスト・パフォーマンス・ルーティンの一つです。これをジョギングやストレッチに変えると生活習慣も大きく改善されます。

デュアリング・パフォーマンス・ルーティンとは、試合や仕事の合間に行うルーティンです。仕事の合間にコーヒーを飲んだりするのもルーティンの一つです。喫煙者にとっては喫煙行為はデュアリング・パフォーマンス・ルーティンでリセットするのに重要な役割を担っています。ニコチン中毒よりもこの習慣化された行為を他の行為に代替できるかが禁煙への重要なステップになります。ガムや飴を噛んだりするのもその一環です。

ここで重要なのがなぜルーティンが大切か理解することです。私たちが生きている中で、コントロールできることは非常に少ないです。天候や気温、周囲の状況やそのときの体調などその日その日、その場しその場で環境は目まぐるしく変わっていきます。コントロールできないことに一喜一憂していては常に周りに振り回されてしまうだけです。対人関係でも同じです。大切なことは自分でコントロールできるものを把握し、それを上手にコントロールすることで集中できる、もしくは無になれるトリガーを作りるのです。つまりルーティンです。

試合やプレゼンテーションのときは誰でも大なり小なり緊張や興奮、または不安を覚えます。たとえ緊張しないという人でも、大会やプレゼンテーションなどは完全な非日常です。日々の平常心では決してありません。「平常心、平常心」と自分にいくら言い聞かせても、「平常心を持ってやれ」と指導しても無理なのです。むしろ平常心でいられない自分に対して焦りや苛立ち、余計な不安、苛立ちを覚えることになってしまいます。

平常心で挑めないことは最初から折り込み、コントロールできることを把握しコントロールしたほうが確実に良い結果につながります。そのため常日頃から自分の状態を観察し、どんなときに強く興奮し、不安を抱くか理解しておく必要があります。書き留めておくことで自分でも気づいていなかったことを知ることもあるはずです。

興奮し過ぎの場合は、落ち着くためのルーティンを行います。普段から落ち着かせるために何かしている習慣があるかもしれません。もし見当たらなければ作ればいいのです。人の字を三回書いて飲み込むという昔ながらの手法もその一つです。作ったらそれを普段から使い、使ったら落ち着くとリンクさせる練習をします。それを自分のものにできれば大舞台で焦っていても心配はありません。

自信をつける、つけさせるメンタルスキル

誰でも役割を与えられれば責任感が湧き、意思決定させれば他人事ではなくなります。
そして小さな成功を積み重せねさせれば自信がつきます。運動にしろ勉強にしろ小さな成功体験の積み重ねは必ず自信につながります。

自信をつけるには荒木氏は以下のように言っています。

1、自信があるように振る舞う
2,ポジティブなセルフトーク
3、繰り返し練習する

松井秀喜の座右の銘「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」のように、自信があるとまずは心で思い、自信があるように振る舞い行動に移し、習慣化すれば人格が変わり、そして本当に自信を持てるようになるということです。「勝者のように振る舞え ~act like a winner~」です。

セルフトークは、「無理だ、疲れた、もうダメだ」を、「できる、まだやれる、あきらめない」と自分と会話をし励まします。反復練習は、不安を拭うためにひたすら漠然とやり続けるのは、やりすぎになる一方、不安はなかなか減りません。時間や回数を決め、何に対して不安を抱いているのか明確にし、それを潰していく必要があります。最初は全部不安要因を書き出し、コントロールできないものは削除します。そして絶対に外せないもの、絶対にやってはいけないことをいくつかピックアップしてそれを実行できるように反復練習すればいいのです。時間・期限・回数を決め、足し算ばかりでなく引き算をし、コントロールできるものできないものは何か把握しておくことが大切です。

まとめ

№.1メンタルトレーニング ―本番で最高の力を発揮する最強の自分をつくる

№.1メンタルトレーニング ―本番で最高の力を発揮する最強の自分をつくる

オリンピックには魔物がいると言われます。他の大会でもそう言われているものもあるでしょう。しかし実際には魔物などいません。あるのは大きなプレッシャーの中の自分自身です。そのプレッシャー下の自分をコントロールできているかできていないか、それだけです。どんなに訓練された一流アスリートでも過度のプレッシャー下でチョーキング状態(息苦しくなり思考能力が低下すること)になることはあります。

そもそもオリンピックやワールドカップなど数年に一回の大きな大会のプレッシャーを普段から味わって練習できる人はそういません。大部分の人が初めての想像を絶するプレッシャーに曝されるのです。たとえ何度も同じ大会に出ていたとしても、3連覇がかかっている、最後の大会として挑んでいるなど状態はさまざまです。そのためにもコントロールできるものだけにフォーカスしコントロールする練習が必要で、そのツールの一つがルーティンなのです。

コントロールできないことにとらわれ、パフォーマンスが落ちるのはナンセンスです。コントロールできないものには思考停止をする能力も必要です。
天気や気温、対人関係などコントロールできないものはたくさんあります。雨の日や寒い日はトレーニングのモチベーションが上がらない人は多いはずです。しかしコントロールできない天候によってモチベーションが大きく左右されるのはもったいないことです。

トレーニング前には必ずロッキーのテーマを聞くなど、自分のスイッチを常日頃から作っておば、いい意味での思考停止状態で余計なことに左右されず取り組みやすくなります。コントロールできないことに苛ついてはいけません。

苛ついてしまったら3R(リアクト、リラックス、リセット)を心がけましょう。リアクトは気づきで、怒りに気づいたらリラックス行為を取り、リセットして仕切り直しです。苛ついた状態は何の得策にもなりません。

メンタルには強い弱いはなく、いかにコントロールするかが重要なのです。そのためには自分の状況を正しく知り、どのようなときに不安や興奮、焦り、怒りを感じるのか日頃から書き留めて、自身をよく観察しましょう。そしてその中から自分でコントロールできるもの、できないものを分類し、コントロールできるものにフォーカスし制御する練習をすれば自己が乱れることも少なくなります。

ルーティン作りには次のレポートが役立ちます。生体行動科学レポート 「ルーティーンはどのようにつくっているのだろうか」

ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」 (講談社+α新書)” target=”_blank”>参考図書:ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」 (講談社+α新書)

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「筋トレ」と「ダビデとゴリアテ」と日本スポーツ界と…

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筋トレと「ダビデとゴリアテ」と 

Number(ナンバー)925号 スポーツ 嫌われる勇気 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))

Number(ナンバー)925号 スポーツ 嫌われる勇気 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))

リオ五輪で歴史的勝利をおさめた7人制ラグビーから見る「ダビデとゴリアテ」

リオ五輪から採用された7人制ラグビー。
日本代表は圧倒的不利な状況の中、4位という輝かしい成績を残しました。
初戦で優勝候補ニュージーランド「オールブラックス」を破り、ケニアやフランスなど強豪国を見事撃破しました。

リオ五輪の前年でのラグビーワールドカップでは南アフリカを破るという大金星をあげ、世界を驚愕させた日本ラグビーが世界最強のオールブラックスを倒しまたもジャイアント・キリングを起こしのです。

NZ地元紙が日本戦を「オールブラックスは深刻な永遠の傷を負った」と報道

7人制ラグビーとは、1チーム7人、7分ハーフの計14分の試合です。
フィールドの広さは15人制ラグビーと同じ(サッカーとほぼ同じ)で、一人の攻守範囲はとても広く、試合後は選手がもだえ苦しむほど凄まじい運動量になります。
バレーボールやサッカーにも、ビーチバレーやフットサルといった少人数でフィールドも小さくし行う競技はありますが、7人制ラグビーは人数以外はほぼすべて同じです。

15人制を山や谷を超え岩を登り何時間も走り続けるトレイルランニングと例えるなら、7人制は短距離走、もしくは8分ほどで走りきる3000メートル障害や十種競技といえるでしょう。
同じラグビーといえども、トレランが得意だからといって短距離が得意とは限らないように、7人制と15人制ではラグビーというルールはほぼ同じでも求められる身体能力は大きく異なります。

日本では7人制ラグビーの普及が遅れ、15人制ラグビーを主軸として7人制ラグビーを兼任する場合がほとんどです。
世界では15人制と7人制で分業が進み、それぞれのプロフェッショナルが生まれる中、日本は大きな遅れをとった状態で挑んだリオオリンピックでした。

日本代表が躍進するとは関係者含めファンの大部分はまったく思いもしていなかったのが実状です。
そんな状況の中でも選手やコーチたちは徹底的に準備し、世界一と言われるハードワークをこなし、緻密な戦略を練り、個に頼らない組織戦術を確立し、勝利をもぎ取る確固たる自信を作り上げリオ五輪に挑みました。

確固たる自信を作り上げた過程はラグビーだけでなく他のスポーツや組織論にも共通し、神話の「ダビデとゴリアテ」にも繋がる重要なファクターがあるのです。
現状の圧倒的な不利な状況も、視点を変えることで大きな好転につながることがあるのです。

個でなく組織で

15人制は組織の力、7人制は個の能力と言われます。
7人制は一人が受け持つ攻守の範囲が広いので、個のスピードやパワーといった能力が発揮しやすく、パワー、スピード、体格などフィジカルで優っているチームが断然有利というのが常識でした。

フィジカルの強いチームにフィジカル勝負で挑んでも到底太刀打ちできません。
フィジカルを徹底的に鍛えても、体重100kgを軽く超え、50mを6秒前半で走る選手がわんさかいる海外勢にはフィジカルでは勝負にはなりません。
さらに技術も一段も二段も高いのです。
7人制ラグビーがオリンピック競技になったことで、世界各国で国の威信をかけた強化に拍車がかかり、日本と世界の差は天と地ほど離れてしまいました。

「日本人はスピードがあり、器用で、スタミナがある」、などといった迷信は世界と戦うときに何の意味も持たないのです。
そんな日本人の優位性など微塵もありません。

優位性といえば「生真面目で空気を読み従順」であり、その生真面目さや従順さが日本人の強みにも弱みにもなるのです。
個人技や身体能力の勝負と思われていた7人制に対し、固定概念に縛られず、世界一と言われるハードワークに誰一人文句を言わず、徹底した戦略と組織力を武器にし見事結果を残しました。

勝てないが簡単には負けないフィジカルを土台に

海外勢の強靭な肉体に真っ向勝負できないからといってフィジカルトレーニングを避けるわけではなく、フィジカルを徹底的に鍛え、フィジカルで勝負はしないが簡単には負けない土台を作ることで、はじめて技術や組織、戦術を駆使して勝負ができます。

日本人が好きな「柔よく剛を制す」や根性や気合などの精神論。
水を飲むのは根性が足りない、筋肉は重く邪魔で使えないといった筋トレ不要論などの非科学的運動論。
世界とのフィジカル差は広がり、日々進化する科学的トレーニングを取り入れる海外勢に手も足も出なくなってしまったのが日本のスポーツ界でした。

15人制ラグビー日本代表はエディー・ジョーンズのもと、徹底的な肉体改造を行い早朝からの筋トレ、夜も筋トレでフィジカルを世界水準に引き上げました。
日本代表はトップ選手から選出されたにもかかわらず、日本代表はフィジカル強化を徹底的に行なったのです。
それほど日本人の体格は世界基準には程遠かったのです。

もともと体格が大きくない日本人が体を大きくし、なおかつスピードと持久力を増すということは至難の業で、日本スポーツ界では筋肥大とスピード、持久力は相反し、共存はできずどれかを犠牲にしないといけないと考えてきました。
圧倒的な体格差を埋めるためのフィジカルトレーニングより、技術を磨くことに重きを置いてきたのです。

しかしラグビ日本代表はエディー・ジョーンズのもと、筋肉増量と体重増量をしたうえでスピードアップ、心肺持久力全てを強化し、世界と太刀打ちできるようになりました。
エディー・ジョーンズが提唱した「Japan way」は、日本ラグビー界に一気にそして深く浸透し、さらに強度の高いフィジカル強化がアチラコチラで行われるようになりました。
フィジカルで負けていないからこそ、そのフィジカルを土台に技術と戦略を遂行できるのです。

昨今どの競技でもようやく筋トレを本格的に導入し始めました。
ラグビー界では筋トレ指導に、使えない筋肉と揶揄されがちなボディビルダーに指導を仰ぐことが多くあります。
彼らは体を使う(運動競技の)プロなのではなく、筋肉をいかに効率的につけ、脂肪を極限まで減らすかという「筋肥大&脂肪減のプロフェッショナル」なのです。

全日本柔道連盟の井上康生監督も、筋トレにボディビルダーを登用しました。
いままで独自でやっていた特殊な筋トレ(マシンに柔道着を着せて引いたり…etc)を見直し、徹底的に基本に忠実な筋トレをさせ、筋トレの本来の目的である筋肥大を追求しまし、それに加え世界中の格闘技を学び選手に体験させました。

古きにだけ固執せず、新たなものはどんどん取り入れていく。
武道精神は守りながらも、アスリートととしての科学的進化を追求しました。
日本柔道の確かな技術を、強靭な肉体でフィジカルでも叩ける肉体へと昇華させました。
フィジカル的に不利でも、フィジカルである程度戦えれば、技術力をより活かせる。
まさに「ダビデとゴリアテ」思想で日本柔道界は蘇りました。

もう日本人がフィジカルを言い訳に負けることは許されないのです。

「ダビデとゴリアテ」

逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密
逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密

日本ラグビー界に限らず、フィジカル要素が強い競技はいつでも「ダビデとゴリアテ」状態です。
「ダビデとゴリアテ」は、羊飼いの少年ダビデが布切れと小石だけで、鉄の槍を持った巨人兵士ゴリアテを倒した神話です。
味方でさえも誰一人としてダビデがゴリアテに勝てるとは思っていませんでした。
ダビデは王様が鎧や武器を提供すると提案してもそれを断り、羊飼いの仕事で使う投石だけを持ち、動きの遅い巨人のこめかみに瞬く間に小石の一撃を喰らわせてなぎ倒し、その首をはね勝利しました。

日本スポーツ界には「「ダビデとゴリアテ」の状況に似た環境がとても多くあります。
また「ダビデとゴリアテ」の状況はスポーツだけでなくビジネスや日常生活でも多く遭遇することがあるはずです。
一見、誰もが端から諦めてしまいそうな圧倒的に不利に思える状況でも、客観的に分析し的確に対処すれば不利な状況を好転できることも決して少なくありません。

既成概念にとらわれず、物事を客観的に見て、考え、不利を有利に、短所を長所に、そしておそれず実行する勇気。
これこそが日本のスポーツ界だけにとどまらず、さまざまな局面を打開する「ダビデとゴリアテ」思想なのです。
Number(ナンバー)925号 スポーツ 嫌われる勇気 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))

Number(ナンバー)925号 スポーツ 嫌われる勇気 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))

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日本スポーツ界にばっこする「武士道精神主義の弊害」とラグビー日本代表前監督エディー・ジョーンズが断行した「マインドセット改革」

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日本人のマインドセットを変える

ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」 (講談社+α新書)
ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」 (講談社+α新書)

最弱だったラグビー日本代表を再建した男

ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 (Sports Graphic Number Books)
ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 (Sports Graphic Number Books)

ラグビー界では知らない人はいない、智将エディー・ジョーンズ。
2015年ラグビーワールドカップで世界最強の南アフリカ「スプリングボクス」から歴史的勝利を収めたラグビー日本代表。
過去1勝しかしたことのないラグビー最弱国の日本は24年ぶりの勝利を世界最強のスプリングボクスから勝利し、「W杯史上最も衝撃的な結果」、「スポーツ史上最大の番狂わせ」と世界中から大絶賛を受けました。

エディー・ジョーンズは、2003年母国のオーストラリアをヘッドコーチとして指導し準優勝に、2007年にはチームアドバイザーとして南アフリカを優勝に導いた名将です。
その後日本の社会人クラブチームサントリーサンゴリアス、日本代表を経て、2015年12月からワールドカップ開催国で初めて予選敗退するなど低迷していたラグビー発祥の地であるイングランド代表の監督に就任しました。就任早々北半球最強国を決める「シックス・ネーションズ」で13年ぶりのグランドスラム(全勝優勝)を達成するのです。

世界の先頭を走るエディー・ジョーンズは日本ラグビー界やスポーツ界にさまざまな提言をしています。ガラパゴス日本が古い悪しき伝統を打開し成長するにはエディーの言葉をしっかりと吸収しなければなりません。彼の言葉はラグビー界へのアドバイスだけにとどまらず日本のスポーツ界、ひいては一般の運動愛好者にも通じる提言なのです。

日本のスポーツ界に蔓延る病理

日本スポーツ界にはさまざまな病理が蔓延っています。武士道的精神主義の弊害、筋トレ不要論、無駄な長時間練習、無用の長時間走りこみ。一昔前までは運動中の水分補給も禁止されていたスポーツ後進国日本は未だに古びた悪しき伝統が脈々と受け継がれているです。

スポーツだけに限らない話ですが、日本特有の「見て覚えろ、体で覚えろ、技術は盗め」など指導者側の指導力不足を競技者の能力や努力不足に転換することが多い日本。大リーグやラグビー大国ニュージーランドなどそれぞれの競技の先進国ではトップレベルの選手も基本スキルを丁寧に教わり、欠かさず練習します。アスリートの意識の問題ではなく、ベーシックスキルをどの年代、どのレベルになっても事細かに指導するシステムなのです。

しかし日本は武士道的精神主義をアスリートの世界に色濃く醸し出します。その弊害の一つに上意下達があります。トップダウン型の指導方法です。トップダウン型の指導は日本特有のものでは決してありませんが、日本の場合はこのトップダウン型指導に古い精神論・根性論が加わり独自のトップダウン型になっています。これは指導者だけでなく先輩後輩の間にも存在し、上から言われたことはたとえ理不尽でも我慢し、しごきに耐えることが美徳という風土と精神性を持っているのが特徴です。この病理は、学生の部活だけの問題ではなくトップアスリート界や伝統競技である相撲、武道などにもいまだに根強く残っています。

さらに無駄な長時間練習やマラソン選手を目指すような無用な走り込みなども日本スポーツ界にとって弊害しかありません。精神論や右向け右の集団で一括して物事を進める日本の体質が色濃く日本スポーツ界にとってデメリットのほうが大きいのが事実です。また日本には筋トレに対して大きな誤解や偏見、無理解が広く強く深く蔓延っています。世界と対等に戦えない一つの、そして大きな原因にこの筋トレ不要論の蔓延があります。筋肉をつけると重くなる、遅くなる、硬くなる、パフォーマンスが落ちる、筋トレでつけた筋肉は使えない、ボディビルダーの筋肉は見せ掛けなどスポーツ生理学を無視した論調がまかりとっているのです。

詳しくは次の記事に書いてあるので参照ください。【筋トレガラパゴス列島】未だ筋トレ不要論はびこる日本 超一流はベンチプレス100kg当たり前「クリスチャン・ロナウド」「ウサイン・ボルト」「ロジャー・フェデラー」世界の中田英寿だって軽々ベンチプレス100kg

マインドセットを変え「Can’t do」を「Can do」へ

エディー・ジョーンズが日本代表の監督に就任してから一貫して言い続けた言葉。それは「日本代表のマインドセットを変える」ということでした。

「マインドセット」とは、経験や教育、その時代の空気、生まれ持った性質などから形成されるものの見方や考え方を指す言葉です。信念や心構え、価値観、判断基準、あるいは暗黙の了解や無意識の思い込み、陥りやすい思考回路といったものもこれに含まれます。

出典:日本の人事部

エディー・ジョーンズは「日本には『Can’t do』のカルチャーがある」と言います。体が小さいからフィジカルでは勝てない。(日本ラグビーは)プロじゃないから。農耕民族の精神をもっているからなど多くの「Can’t do」を日本人は主張するとも言っています。

しかしエディージャパンは、フィジカルを徹底的に鍛え、筋肉で体を大幅に大きくし、さらにスピードも増すトレーニングを行い見事成功させました。「柔よく剛を制す」、「日本人はスピードがある、細やかな技術がある」など古くからの日本の伝統では世界には到底敵わないのです。そもそも世界各地で活躍するスポーツ選手のほうが爆発的なスピードも洗練された技術も格上です。

ガラパゴス日本は昔ながらの悪習を打開することなく受け継ぎ、その悪習をなかなか認めずさらには日本の伝統だから変えることができないと「Can’t do」を主張します。公務員の前例がないからできないと全く同じ姿勢です。このマインドセットを変えなければ日本が世界と対等に戦うことはできません。エディーは日本人の悪しきメンタリティの変革を断行したのです。ラグビーに限ったことではなく、柔道や相撲など日本の伝統競技で日本人が勝てなくなっているのは、伝統とこじつけ日本独自の「Can’t do」と「武士道的精神主義の弊害」がたくさんあるからに他なりません。

エディー・ジョーンズからの提言

エディー・ウォーズ (Sports graphic Number books)
エディー・ウォーズ (Sports graphic Number books)

エディーは世界と戦うにはフィットネス&ストレングスを高めよ提言しています。日本人は体が小さいという理由で最初からストレングスでは勝てないと信じこみウェイトトレーニングを蔑ろにし非科学的な筋トレ不要論を主張します。そして容易な技術論や「柔よく剛を制す」論に逃げ込みます。技術、スピードは日本人の強みだといまだに本気で信じている人が現場にはたくさんいます。しかし世界ではユースの世代から本格的なウェイトトレーニングをしています。世界のどのアスリート界を見ても筋肉が多すぎ重そうに動いている選手や可動域が狭く動きがぎこちない選手などいません。

また無駄な長時間練習や無意味な走り込みは排除し科学的なエビデンスある練習をしなさいと言います。スピードが求められるポジションにも関わらずマラソン選手のような練習をさせるのが日本です。スプリンターの練習をしなければいけない大事な時期に、一様にみな同じ走りこみをさせます。もっと個人の特性を早い段階から見出し、長所を伸ばすことが大切だとエディーは言います。これについてはダルビッシュも同じようなことをtwitterで語っています。

さらにエディーは、子供にはテクニックよりスキルを教えることが重要だとアドバイスします。テクニックは正確な技術、スキルは適切な状況判断と区別してます。日本では練習のとき失敗しないように指導し、失敗すれば怒ります。しかしエディーは練習ではたくさん失敗させ、なぜ失敗したのかを自ら考えさせることに寄って状況判断、つまりスキルが向上すると提言しています。

世界を圧巻させたエディー・ジョーンズ。彼の提言はラグビーだけでなく日本のスポーツ界に一石を投じたのです。しごきや我慢、理不尽な上意下達。これらを美徳とする武士道的精神主義が跋扈(ばっこ)する日本スポーツ界。日本アスリートのため、指導者と競技者のため、先輩後輩のため、運動を通しての親子関係のため、自らの肉体改造のため、悪しき伝統は打ち壊し、エビデンス・ベースド・スポーツにしっかり目を向けなければなりません。

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【日本人スポーツ選手よ、刮目せよ!】世界最強クラスの南アを破った秘策 ラグビー日本代表監督エディー・ジョーンズも語った筋トレの大切さ

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ラグビー日本代表の歴史的大勝利

ラグビーW杯日本代表激闘号 2015年 11/25 号 [雑誌]: Wサッカーダイジェスト 増刊
ラグビーW杯日本代表激闘号 2015年 11/25 号 [雑誌]: Wサッカーダイジェスト 増刊
ワールドカップで過去一度しか勝ったことのない日本代表。しかもその相手は日本同様ラグビー弱小国。さらにその相手は日本代表に負けてからずっとワールドカップに出場できていない。そして日本もその後ワールドカップで一度も勝ったことがない。ワールドカップでいえばラグビー最弱小国。

そんな弱小国日本が、イギリスで行われているワールドカップで世界ランキング3位、ワールドカップ2回優勝チーム、そして今大会の優勝候補に歴史的勝利を収めました。

歴史的勝利へ導いた智将、エディー・ジョーンズ

ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 (Sports Graphic Number Books)
ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 (Sports Graphic Number Books)

エディー・ジョーンズ。2003年ワールドカップでオーストラリアを準優勝に、2007年ワールドカップでは南アフリカを優勝に導いた智将。2009年からジャパントップリーグのサントリーサンゴリアスのGM(ゼネラルマネジャー)監督として、翌年GM兼監督としてサントリーサンゴリアスを優勝に、更に翌年はトップリーグと日本選手権2冠を達成しました。そしてその年に日本代表の監督に就任しました。

●選手のフィジカルを徹底して鍛え上げた。日本人はともすれば「体が小さい」などとして「力より技」という考えに傾きがちで筋力トレーニングを否定しがちだ。それをフィジカルを徹底して鍛えることで、メンタルの部分でも負けない土台を作り上げたのだ。 出典:ラグビー日本代表を強化したエディー・ジョーンズHCの教え ●じっくりと3年5ヶ月をかけて、日本代表選手の筋力アップに努めてきたのである。早朝5~6時からの練習は当たり前、飛行機で移動する当日に3部練習を行なった日もあったほどだ。さらに今年に入ると、FW陣にはグラウンド練習の前に必ず筋肉トレーニングを行なうように指示している。  身体を大きくするのと同時に、身体の使い方についての指導には総合格闘家の髙阪剛を招いたり、スピードトレーニングの分野で世界的権威のコーチも呼んだ。これらの強化を見るとおり、フィットネスがあり、強く、大きく、速くプレーできれば、最後まで強豪相手でも戦えるようになると考えたからだ。 出典:【ラグビーW杯】エディー・ジョーンズが残した「最大の功績」とは?

TV東京の「FOOT×BRAIN ラグビーの名将エディー・ジョーンズHC再び!」でエディー・ジョーンズは日本人のフィジカルの弱さを主張しています。ラグビー日本代表の最初の印象はアイドルのSMAPのようにきゃしゃだったとも別のインタビューで言っています。そして番組ではラグビーだけに限らずサッカー日本代表も肉体的強さのフィジカルが弱いため世界のTOP10とかなりの差があり戦えていないと主張します。
ラグビー日本代表、大野均は「フィジカルトレーニングで選手みんな体が大きくなったが、フィットネスもスピードも落ちてなく世界と戦える」と言っています。元サッカー選手の都並敏史が「サッカーでも筋トレしてスピードを維持できれば一番いいんだけど…。バランスを崩れることを怖がって筋トレをしない選手がいますが…」という質問に、司会者勝村が最初はクリスティアーノ・ロナウドもガリガリだったけど今では筋肉ムキムキであると引き合いに出します。するとエディー・ジョーンズは「小柄でもフィジカルを強くすることは可能。メッシを見ればわかる」と発言します。また日本人はテクニックばかりでスキルを教えていないと説いています。

https://www.youtube.com/watch?v=WdJcGiSGtwo

このように世界に誇る智将が日本スポーツの問題点をあげています。
ガンバ大阪に所属する元日本代表の遠藤保仁選手が以前下記の発言をしています。

シーズン中、試合が週1回の時は、試合翌日の午前に上半身をやります。キツいと感じる程度の重さ、ベンチプレスなら50とか52kgで10回を3セット、部位によって4、5種類 今、若いやつらには、フィジカル超やれ!って言ってます。自分みたいになってほしくないから。もし真剣にやっていたら、オレ絶対に世界に行けたと思うし、ヨーロッパの一流クラブに行けていたかどうかはわからないけど、少なくともチャレンジはできていたと思う。絶対に

出典:Numberweb

例えば日本ではベンチプレス100kgなんて筋肉ムキムキでボディービルダーみたいな人を想像し、使えない筋肉だのベンチプレスはスポーツに不必要だと思う人がとても多くいるでしょう。しかしサッカーのクリスティアーノ・ロナウドはもちろん、中田英寿、テニス界ではロジャー・フェデラーやアンドレ・アガシ、野球では松井秀喜やダルビッシュ有、陸上ではウサイン・ボルトや朝原宣治など世界で活躍する選手は当然のようにベンチプレス100kgを挙げるのです。基礎トレーニングとして当たり前に筋トレをしていればベンチプレス100kgなど全くすごい数字ではなく、全身を鍛える中で当然挙げられる重量なのです。日本人アスリートは何故か筋力トレーニングに否定的です。そのためどの競技においても世界と対等に戦えないのです。

未だ筋トレ不要論が蔓延る日本をはるか遠く置き去りに 世界では当たり前「クリスチャン・ロナウド」、「ウサイン・ボルト」、「ロジャー・フェデラー」も そして世界の中田英寿も軽々ベンチプレス100kg 日本アスリートは世界で当たり前の筋トレから遅れまくっている

筋トレをして筋肉を大きくすると、「スピードが落ちる」、「可動域が狭くなる」、「硬くなる」などは都市伝説で、一昔前の運動中水を飲むのは非効率で根性無しだ、と同じくらい愚かな意見なのです。エディー・ジョーンズが掲げる「Japan way」という強化の中で、日本代表に求められるフィジカルの指針は以下のとおりです。

・体重100kg以上
・体脂肪率10%
・ベンチプレス体重の1.5倍
・スクワット体重の2倍
・1000m走、3分30秒

走るだけなら、筋トレだけなら、ではなく体重100kg体脂肪率10%で1000m3分30秒なのです。筋肉がつくと遅くなる、ベンチプレスは競技の役に立たない。もはやそんな次元の話は恥ずかしくてできないはずです。日本から筋トレの誤解がなくなり、どのアスリートももっと正しい筋トレを行えば、競技レベルは一段も二段も高くなっていくでしょう。

2019年日本ラグビーワールドカップ、そして2020年東京オリンピックで日本人がいい成績を収めるためにも智将エディー・ジョーンズのような日本の悪しき風習を絶つことのできる指導者が日本には必要なのです。

ゴールドジム・メソッド―すべての人々に結果をー“筋トレ”の基本は万国共通! (B・B MOOK 1206)
ゴールドジム・メソッド―すべての人々に結果をー“筋トレ”の基本は万国共通! (B・B MOOK 1206)

Number 特別増刊「桜の凱歌」エディー・ジャパンW杯戦記 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))
Number 特別増刊「桜の凱歌」エディー・ジャパンW杯戦記 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))

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【痛くないラグビーをやってみよう】歴史的勝利で日本中が五郎丸ポーズで大盛り上がり 「砂浜」、「タグ」、「タッチ」、「7人制」実は色々な種類があるラグビー

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Number PLUS(ナンバー プラス) ラグビーW杯完全読本 2015 桜の決闘 (Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバー プラス)
Number PLUS(ナンバー プラス) ラグビーW杯完全読本 2015 桜の決闘 (Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバー プラス)

ラグビーワールドカップで日本が異例の大盛り上がり

ラグビーマガジン 2015年 11 月号 [雑誌]
ラグビーマガジン 2015年 11 月号 [雑誌]

かつて国立競技場を満席にしていたラグビー。1982年には国立史上最多の6万6999人の動員記録を持つ。
伝統校の対戦「早慶明戦」。北の鉄人と呼ばれ日本ラグビー史の一時代を築いた新日鉄釜石の7連覇。そしてドラマ「スクール☆ウォーズ」も2クールの平均視聴率15.6%と大人気。

90年代前半までラグビーは間違いなく日本を熱狂させていた大人気のスポーツでした。その後さまざまな要因でラグビー人気は低迷し、気づけば野球、サッカーそれぞれの競技人口600〜800万人はラグビーの12万人を大きく引き離し60倍以上もの差になっています。

しかし長らく続いた低迷期が一気に変わろうとしています。切っ掛けはもちろんワールドカップで日本代表が南アフリカ代表「スプリングボクス」に歴史的勝利を収めたからです。ラグビー弱小国、ワールドカップ出場国の中で最弱小国の日本代表が、世界ランキング第3位の圧倒的強者、そして優勝候補である南アフリカ「スプリングボクス」に勝利したのです。

日本ではラグビーはマイナースポーツになってしまいましたが、世界ではサッカー、オリンピックと並び三大スポーツの一つとしてラグビーは絶大な人気を誇っています。格闘技的要素の強いラグビーでは、弱者が強者に勝つことはまずあり得ません。そのため今回の日本代表の勝利は世紀の大番狂わせと称され、ラグビー界だけでなく世界中のスポーツ関係者が驚きました。ハリー・ポッターの著者、J・K・ローリングも「誰もこんなストーリーを書くことはできない」とTwitterでつぶやいたほどです。

ラグビーW杯日本代表激闘号 2015年 11/25 号 [雑誌]: Wサッカーダイジェスト 増刊
ラグビーW杯日本代表激闘号 2015年 11/25 号 [雑誌]: Wサッカーダイジェスト 増刊

【Giant-killing】遂にクリリンがあのフリーザに勝った!?それぐらいの快挙!最強の男たちがやってくれた 世界ランク13位の日本が世界ランク3位の南アフリカに逆転勝ち

そしてその熱はラグビーマイナー国の日本にも一気に伝播し、各メディアがこぞって日本代表の歴史的勝利を取り上げました。
そのおかげでラグビーに全く興味なかった多くの人たちの目にとまることになり、実はラグビーは面白いんだという認知が一気に広がりました。「○◯よりラグビーの方が面白い!」、「あんなに激しいスポーツなのに誰も痛がらず本当に見ていて気持ちがいいし凄い」といった声がネットで広がりました。

さらに次戦のサモア戦。サモアもラグビー強豪国でアイランダーの大柄な体格を活かした戦術で日本代表はいつも苦杯をなめさせられていました。そのサモアにも圧倒的勝利を収めました。過去に日本と同等の最弱小国ジンバブエに一回しか勝利したことのない日本代表、ラグビーファンはまさに夢心地の境地に至ってしまいました。そして最終戦、過去一度もワールドカップで勝ったことのないアメリカにも勝利し、さらに日本メディアのラグビー推しに火をつけ、ラグビー熱は日本中に拡散しされました。全国の小学生が、芸能人が、女性が、またサッカー少年を始めラグビー以外の老若男女のスポーツ愛好家が日本代表の「五郎丸歩」のゴールキック(コンバージョン)のポーズの真似をしています。

ラグビー日本代表の立役者

ラグビー日本代表の快進撃の立役者の筆頭は監督「エディー・ジョーンズ」です。
ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 (Sports Graphic Number Books)
ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 (Sports Graphic Number Books)

そして日本中がファンになり、いまや全国区となったキックポーズが特徴の「五郎丸歩」。

不動の魂 桜の15番 ラグビーと歩む
不動の魂  桜の15番 ラグビーと歩む

ラグビーの基本情報や知識は下記の記事に書きましたので参照ください。

【世界が驚愕した世紀の番狂わせの秋】今見るべき最も熱いスポーツはこれだ!2015年ラグビーワールドカップ 初心者が知るべきラグビーの基本知識【ラグビーは少年をいちはやく大人にし、大人にいつまでも少年の心を抱かせる】子供を最も賢く、そして強く成長させるスポーツ「ラグビー」 その4つの理由 お母さん必読!

ラグビーは気軽にできない?

サッカーや野球と比べ、圧倒的に競技人口の少ないラグビー。人口減少、少子化でどのスポーツも競技人口減の危機に瀕していますが、もともと競技人口の母数の少ないラグビーでは大打撃です。

1991年の57,826人をピークに年々減少し、2009年では26,570人と45.9%も減少している。

参照:競技人口増加のための高校生意識調査に関する研究

しかし実は未就学児から小学生(中学)までが参加する事ができる地域密着のラグビースクールは多く存在しているのです。

東京都内だけでも20以上ものスクールがあり、そのほとんどが未就学児からの生徒募集をしている。チーム規模はさまざまだが、多いところでは100人近い生徒がいるという。ラグビーの盛んな大阪や福岡には、さらに多くのスクールがある。実はラグビーは、小学生以下には間口の広いスポーツなのだ。

出典:めざせ!五郎丸 ラグビー日本代表に我が子を「育てる方法」

意外にも未就学児や小学生にはラグビーは近い存在なのです。小学校の体育の授業でタグラグビーを導入している学校も少なくありません。タグラグビーとは腰につけたタグと呼ばれるテープを取ることでタックルの代わりとし、コンタクトプレーを排除したラグビーです。老若男女入り混じってお互いが本気で楽しめるスポーツです。

地域のラグビースクールや小学校でのタグラグビーの授業などで多くの子供がラグビーに触れる機会があるにも関わらず、ラグビーが普及しない一つの理由に中学校にラグビー部がないことが挙げられます。せっかく幼少期や小学校で多少なりともラグビーに興味を持ったのに中学でラグビーをやるという選択肢がなくなってしまうのです。また高校生のラグビー人口も急速に減っています。

10年前の2003年度にはラグビー部は全国で1252校、部員は3万0419人となり、2013年度の全国のラグビー部員は2万3972人で、花園参加数は999校(ラグビー部がある高校は1089校)だった。さらに花園参加数は2000年度に828校までに減少したものの、翌年度から合同チームの参加も認められたため、2002年度からは900校台で推移。ちなみに他の競技で言えば、サッカー(男子)は4166校で15万8119人、野球は約4000校で硬式が16万7088人、軟式1万0945人で計17万8033人だ。

出典:『もうひとつの花園』。その効果と高校ラグビーを取り巻く現状

要因は全スポーツに共通の超少子化はもちろんのこと「ラグビー日本代表が弱い」、「危険なスポーツという認識」、「1チーム15人ものプレーが必要」など原因を挙げれば切りがないですが、ラグビーは格闘技的要素が強いため気軽に始めにくいのが実状です。ラグビーのプレーから数年遠ざかってしまうと再度ラグビーを始めるのはかなり大変です。たとえランニングなど日ごろから身体を動かしていても、日常で身体をぶつけあう機会は普通ありません。コンタクトプレーが非常に多いラグビーに復帰するには身体をぶつける練習期間が必要になります。久しぶりの運動で気軽に草ラグビーの試合とはいきません。

コンタクトプレーが中心のラグビー。そのことがラグビーを始める切っ掛けやラグビーに復帰しようと思っている人の参加の障壁になってしまう場合が少なくありません。しかし実はラグビーにはコンタクトを伴わないものまでさまざまな種類のラグビーがあるのです。

15人制ラグビー(ラグビーユニオン)

ラグビーリーグ(13人制)

ラックやモールなどの密集を排除し、スクラムは実際には押し合わず形式だけなど、よりスピーディーに、流動的にゲームが進みます。
6回のタックルで攻守交代です。

タッチラグビー

もともとはラグビーリーグのウォーミングアップが競技に発展。1チーム6名、6回タッチで攻守交代。

タグラグビー

ラグビーリーグを元とし、大人も子供も男の子も女の子のみんなムキになって一緒になって楽しめるコンタクト(接触)なしのラグビー。
1チーム5名で腰に左右1本ずつタグをつけて、4回取られたら攻守交代。

ビーチフットボール(ビーチラグビー)

各チーム5人、前後半7分ずつ。5回タッチで攻守交代。5回の攻撃権のうち1回だけ前に投げることができる。

セブンズ

その名の通り7人で行うラグビーです。7分前後半でグラウンドの広さは15人制ラグビーと同じです。多少のルールの違いはあるものの15人制ラグビーとほとんど同じです。広いフィールドを少ない人数でノンストップで走り回らないといけないのでとてもタフな競技です。リオオリンピックから正式種目に追加された。2019年日本ラグビーワールドカップに続き、2020年東京オリンピックでも7人制ラグビーが行われる。

好きなラグビーをやろう

上記のようにラグビーと言っても実に様々な種類のラグビーがあります。
プロとアマチュアで分かれて派生したユニオンとリーグ。ウォーミングアップから生まれたタッチラグビー。日本発祥のビーチフットボール(ビーチラグビー)。15人制ラグビーでは資金不足などから人数が集まらず、スコットランドの肉屋ネッド・ヘイグが考案した7人制ラグビー。ラグビーリーグを基とし少年少女へのラグビー普及のために考案されたタグラグビー。

子供から大人、老若男女まで、またガツガツコンタクトいたい人から趣味として始めたい人、ちょっとかじりたい人などラグビーは決して敷居が高くはなく誰でも受け入れてくれる懐の深いスポーツなのです。身体をぶつけあうからこそ生まれる友情、深まる絆。そしてラグビーの最大の魅力は楕円球です。どっちに転がるかわからない楕円球。その転がりによって明暗を分かれることは多くあります。どんなに努力を積み重ねてもそのひと転がりによって変わってしまうのです。楕円球はまさに人生なのです。

ラグビーがうまくなる練習法 (エイムック 2605)
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【Giant-killing】遂にクリリンがあのフリーザに勝った!?それぐらいの快挙!最強の男たちがやってくれた 世界ランク13位の日本が世界ランク3位の南アフリカに逆転勝ち

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越えられない壁 クリリンとフリーザ

ターザン 2015年 5/14 号 [雑誌]
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漫画「ドラゴンボール」。世界でも数億人ものファンがいると言われている日本アニメの代表作。その中でもっともファンが多いと言われるナメック星(フリーザ)編。
孫悟空の大親友クリリンが宇宙の帝王であるフリーザに無残にも殺される。ドラゴンボールでは同じ人間は一度しか生き返らせることができず、ピッコロ大魔王編で一度殺されドラゴンボールで生き返らせてもらったクリリンは、二度と生き返ることができない。悟空は大激怒し、その怒りから1000年に一度しか現れないという伝説の超サイヤ人に目覚めフリーザを叩きのめす。その後クリリンを生き返りましたが、クリリンにとってはフリーザは最大の恐怖であり、そして絶対に勝てない敵なのです。
これがフリーザとクリリンの関係です。如何ともし難い実力の差。比べることさえ憚られる存在の差。クリリがフリーザに勝つことはあり得ないことなのです。

最強の男たち その名は「ラガーマン」

Number PLUS(ナンバー プラス) ラグビーW杯完全読本 2015 桜の決闘 (Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバー プラス))
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以前書いた記事「【最強スポーツ】全てのポジションに求められるこの基本能力 体重100kg超、体脂肪10%前後、ベンチプレス1.5倍、スクワット2倍、1000m走3分30秒前後 このスポーツとは一体!?」にもありますが、記事タイトル通り体重100kg以上、体脂肪10%、ベンチプレス体重の1.5倍、スクワット体重2倍、そして1000mを3分30秒。この余りにも厳しい基準を設けられている日本代表チームがあります。それがまsにラグビーなのです。これ以上の身体能力値を求められるスポーツは他にあるでしょうか。力だけではダメなのです、走れなければ。走れるだけではダメなのです、圧倒的なパワーがなければ。体重100kg以上求められ、そして1000mを3分30秒で走れないといけなのです。どれか一つではダメなのです。こんなスポーツがあるでしょうか。

こんなハードすぎる条件が求められるスポーツ、ラグビー。世界では身長190cm以上、体重百数十kgの選手が50mを5秒台で走ることもざらです。そんな世界を相手に日本は圧倒的な不利な試合を強いられています。1995年に南アフリカで開催されたラグビーワールドカップでは世界最強のニュージーランド代表「オールブラックス」に145-17で粉砕されました。しかも相手は控え中心。およそ4分に1本のペースでトライを取られ、計21トライも奪われました。会場があった地名から「ブルームフォンテーンの悪夢(悲劇)」と呼ばれ、日本ラグビー界没落の始まりとなりました。

ワールドカップで日本は過去にジンバブエに1勝したのみです。ジンバブエは過去2大会ワールドカップに出場し全敗でした。そして1991年を最後にワールドカップに出場できていません。

国際試合(テストマッチ)では海外の代表チームに勝つことは度々ありました。2013年にはレッドドラゴンと呼ばれる強豪ウェールズに23ー8で快勝し、この一戦もジャイアント・キリングと讃えられました。2007年のワールドカップでは72ー18で完敗実力の差を見せつけられた相手です。このときからラグビー日本代表はある人物の手腕で火ノ鳥のように羽ばたき始めたのです。まさに序章となる一戦だったです。

そしてその後、世界最強のニュージーランド「オールブラックス」の姉妹チーム「マオリオールブラックス」とも善戦しました。後半残り1分まで勝っていた日本代表。奇跡のリードでした。しかし残り1分に劇的なトライを奪われてしまったのです。

そして南アフリカに勝った!!

インビクタス / 負けざる者たち [Blu-ray]
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2015年イギリスで行われているラグビーワールドカップ。2019年に初のラグビーワールドカップがアジア地区で開催されます。そう、日本で開催されるのです。

今回のワールドカップで成果を出さなければ日本のラグビーは全く注目されないまま2019年の日本ワールドカップに突入してしまいます。新国立競技場白紙とともに日本ワールドカップの開会式も同会場で行う予定だったので白紙になり、新たな会場探しの迷走、海外強豪リーグ「スーパーラグビー(SR)」への参加資格剥奪危機、某元首相の悪態でのイメージダウンなどラグビー界には逆風が吹きっぱなしです。ラグビーワールドカップ日本開催さえも白紙撤回されるにではないかとの情報も一時は飛び交ったほどです。

そんな逆風吹き荒れる中、世界中の誰もが、日本中の誰もが負けると思っていた中、日本代表の監督エディー・ジョーンズでさえも「善戦はする」と言っていた2015年イギリスワールドカップの初戦「日本vs南アフリカ」で奇跡の大逆転をし勝利をおさめました。

ラグビーでは番狂わせはほぼ起こらないと言われています。体格の勝る者たちが力とスピードで圧倒してきます。球技ではあるものの格闘技要素が極めて強いスポーツなのです。いくら技術をつけても肉弾戦で負けてしまうと試合になりません。格闘技の世界レベルで日本人が活躍することは稀です。空前のブームであったk-1無差別級では日本人は全く活躍できませんでした。相撲界でも現在横綱はみんなモンゴル出身です。大関もモンゴル勢が多く占めています。各部屋に1人しか置けない外国人力士。その少ないはずの外国人力士が相撲界を牽引しているのです。日本力士はわんぱく相撲や中学・高校・大学、もしくは中卒で部屋に入るなど相撲の経験値は圧倒的に高いにもかかわらず若貴以来横綱は現れていません。それほど日本人にはパワー競技は不向きなのです。他にも、女子とは違い男子レスリングはリオデジャネイロ五輪への出場権12枠を全て逃しています。柔道も長い低迷期から未だ抜け出せていません。

つまり日本人がパワー系競技で勝つのは至難の業で、ラッキーパンチのような勝利がほぼないラグビーでは日本がラグビーワールドカップで格上で体格の勝る相手に勝つことは果てしなく厳しいのです。これは日本だけではなく格下が格上を倒すことが極めて難しいのがラグビーなのです。一歩ずつ着実に着実に相手より実力をつけ、相手を打ち負かすしかないのです。ラグビーのルールは、パスやキックでの前進は許されないため(キッカーの後方から走りこめばキックパスは可)ボールは己の肉体を使ってのみ運ぶしかできません。そして相手に捕まれば瞬時にそのボールを地面の上に離さないといけないのでボールを確保するため激しい肉弾の争奪戦が繰り広げられるのです。いくら足が早くても華麗なパスができても、この肉弾戦を制しなければならないのです。

ラグビーにはティア1、ティア2、そしてティア3のランク分けされています。階級を意味するティア。純粋に強さや戦績で階級分けされているわけではありません。しかしそれでもティア1にはニュージーランドやオーストラリア、そして南アフリカやウェールズなど強豪チームで構成されています。日本はティア2にカテゴライズされていまが、このティア1とティア2の実力差は如何ともし難く、テストマッチさえ組んでもらえないほどなのです。定かではありませんがワールドカップではティア2の国がティア1の国に勝ったことはないのではないでしょうか。それほどラグビーは番狂わせがなく、実力通りの展開になるのが定石です。

過去2回優勝している南アフリカ「スプリングボクス」(現ランク世界3位)とワールドカップ出場国では最弱クラスの日本代表「チェリーブロッサムズ、ブレイブブロッサムズ」(現ランク世界13位)との試合は誰もが微塵も日本が勝つとは想像だにしてなかったでしょう。南アフリカは過去ワールドカップで4敗(25勝4敗)しかしておらず相手は世界三強のうちの2チーム、ニュージーランド「オールブラックス」とオーストラリア「ワラビーズ」だけなのです。

過去のワールドカップでは、1995年ニュージーランドに145点、2007年オーストラリアはに95点、2011年ニュージーランドは85点。日本は強豪国相手に為す術がなかったです。その強豪国、南アフリカを34-32で下したことは日本ラグビー界のみならず世界のラグビー界、さらにはスポーツ史上最大の大番狂わせだったのです。

日本代表を導いた智将

エディー・ジョーンズの日本ラグビー改造戦記―ジャパン進化へのハードワーク
エディー・ジョーンズの日本ラグビー改造戦記―ジャパン進化へのハードワーク

ラグビー日本代表を見事勝利に導いた智将。その名はエディー・ジョーンズです。

●エディー・ジョーンズ(Eddie Jones, 1960年1月30日 - )は、オーストラリアタスマニア州バーニー出身のラグビー指導者。ラグビー日本代表ヘッドコーチ(2012年4月 - )。日本ラグビーフットボール協会所属(2012年4月 - )。 ●父はメルボルン出身のオーストラリア人。母は広島県出身の日系アメリカ人2世。ジョーンズは日本人ハーフ(1/2)になる。妻は日本人の日本語教師 ●現役時代のポジションはフッカー。身長173センチ、体重82キロと大柄なフッカー選手が揃うオーストラリアラグビー界では小柄な体形であるが機敏な動きで活躍した。1992年まで現役生活を続けラグビーニューサウスウェールズ州代表に選出された経歴はあるが、ラグビーオーストラリア代表に選出された経歴はない。

出典:wikipedia

日本での経歴は、東海大学コーチ、日本代表FWコーチ、サントリーサンゴリアスの監督やコーチを務め、サントリーサンゴリアスを優勝に導きました。
海外での経歴はさらにすごく、2003年ワールドカップではオーストラリア代表「ワラビーズ」の監督を努め準優勝に導き、2007年には南アフリカ代表「スプリングボクス」のチームアドバイザーに就任し、スプリングボクスを優勝に導きました。

そして今回、ワールドカップ優勝候補である南アフリカからラグビー弱小国である日本代表が勝ち星を上げました。
「奇跡ではない、必然だ」という声もあるのは、エディー・ジョーンズや選手たちは世界で一番厳しいハードトレーニングをし、緻密、綿密な作戦を立て、それを遂行するために朝6時からウェイトトレーニングをするなど3部練、4部練の厳しい合宿に耐えてきたのです。それを奇跡と呼んだら確かに失礼極まりないでしょう。しかしそれでもこの勝利はまさに奇跡なのです。「必然の奇跡」と相反する言葉が相応しいほどの勝利です。

ラグビー日本代表のキープレイヤー

不動の15番 チームを最後尾から動かし、最後の砦として日本を守る「五郎丸歩」

不動の魂 桜の15番 ラグビーと歩む
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世界最強のクラブチームで活躍する小さき巨人「田中史朗」と縦横無尽のフィールドプレーが冴え渡る「堀江翔太」

田中史朗と堀江翔太が日本代表に欠かせない本当の理由 ~最強ジャパン・戦術分析~ (ラグビー魂BOOKS-1)
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最年長プレイヤー 灰まで燃え尽きる男「大野均」

ラグビーに生きる
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日本代表のこれから

南アフリカ戦の次は、スコットランドです。スコットランドも強豪国でありティア1に属しています。1991年ワールドカップで最高の4位を記録しています。2011年にはじめて予選敗退しましたが、それ以外はすべてベスト8以上の戦績です。

このスコットランドに勝つことが今回のワールドカップではもっとも大切です。南アフリカは依然として優勝候補です。予選では上位2チームしか決勝トーナメントに進めません。その2チームが南アフリカとスコットランドが有力なのです。競り勝つにはスコットランドがもっとも狙い目なのです。日本代表にとってこの一戦こそが今回のワールドカップの大きな節目となります。

そしてサモアとアメリカと対戦になります。どちらも実力があり過去日本はワールドカップでは一度も勝ったことがありません。
残りの3戦、南アフリカを破った日本に対し目の色を変えて勝負に挑んでくるでしょう。弱小国と舐めてかかられることはないでしょう。十分研究され対策を練られ、日本代表にとっては今までにない試練になるでしょう。しかし試練は今に始まったことではないのです。必ずや、今回こそは日本代表がやってくれると信じましょう。

そして2019年日本ラグビーワールドカップへ、2020年東京オリンピックでの初の7人制ラグビーへと大きな夢をつなげましょう!

ラグビーワールドカップ2015 展望&ガイド (NSK MOOK)
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Rugby World Cup 2015 (ラグビーワールドカップ 2015) (エイムック 3195)
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【決定最強スポーツマン!】「体重100kg、体脂肪10%、ベンチプレス自重×1.5、スクワット自重×2、1000m走3分30秒」この厳しすぎる水準が求められるスポーツとは一体!?

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最強のスポーツマン

ウェイトリフターとアームレスラー、どっちが強い?

競技は違っても力自慢の人たちが、力勝負したら一体どちらが勝つか。
ボディビルダー、ウェイトリフター、プロレスラー、力士。
豪腕自慢のアスリートが集まって腕相撲したらどうなるでしょうか。
一つだけ言えることは、十中八九アームレスラーが勝つでしょう。

でも重量挙げの場合は?
押し合いの場合は?
筋肉のキレ(カット)の場合は?

どのスポーツ選手が最強だなんてまったく不毛な論争です。
それぞれの競技・分野で各々の能力を出し切り、競い合うのがスポーツや競技です。

マラソン選手が50mを5秒台で走れなくてもなんの問題ありません。
卓球選手がウェイトリフティング競技でスナッチとクリーン&ジャークで合計200kg挙げる必要性はありません。
ウェイトリフティング選手が100kmウルトラマラソンを完走できる必要は微塵もありません。

どの能力をもって強いか弱いかなど決められません。
相撲取りと柔道家、どちらが強いかはどのフィールドでどんなルールを適用するかで全く変わります。
世界一と自負する力自慢が世界一のアームレスラーであるとは限りません。
ウェイトリフターとアームレスラー、どちらが力が強いかは条件次第でいくらでも変わってきます。

求められる力の定義、速さの定義は競技ごとに違います。
競技が違う者同士を集め、誰が最強なのか決めるのはナンセンスで、そもそも最強の定義ができません。

「スポーツマンナンバーワン決定戦」のような番組で、あらゆる分野のスポーツ選手が垣根を超え一堂に会し、さまざまな種目で勝負をしナンバーワンを決める企画はスポーツ愛好家や競技者だけでなくとも興味深いはずです。
自分が行っている競技選手や好きなアスリートが勝ったり負けたりするたびに一喜一憂してしまいます。

近年は若手イケメン芸能人ばかりの対決ですっかり面白くなくなってしまいました。
室伏や清原をはじめ、ラグビー、アメフト、サッカー、野球で誰もが知る超一流、超有名選手たちがこぞって出ているときが絶頂でした。
トップアスリートが己の、競技のプライドを掛けて全力で戦うのは見ものでした。
体力自慢のイケメン俳優やダンスグループのダンサーたちが争ってもミーハーな女性以外いったい誰が興味を持つのでしょうか。

本当に見たいのは鍛え上げられた本物のアスリートたちのプライドを掛けた真っ向真剣勝負なのです。
芸能人同士の運動会ではありません。

そこで独断と偏見、机上の空論で勝手にスポーツマンナンバーワンを考えてみます。
各競技の専門技術は排除し筋力や持久力などの基礎体力重視です。
持久力に秀でていてもパワーがないといけません。
重いほうがパワーは有利ですが、今度は持久力で劣ってしまいます。
土台となる基礎体力が勝負の分かれ目です。
私見を大いに交えながら独断と偏見でスポーツマンナンバーワンを考察します。

パワー、体重、スピード、持久力

まずはパワー。
世の男性がパワーといって一番励むベンチプレスと筋トレの王様スクワットで考えてみます。
パワー系競技でよく言われる指針の一つに「ベンチプレス自重×1.5倍、スクワット自重×2倍」で考えてみます。

ベンチプレスを100kg挙げる人はそこら辺にゴロゴロ居ます。
筋トレを真剣にやっている人やパワー系アスリートなら100kgは朝飯前です。
では体重×1.5倍はどうでしょうか。
体重70kgであれば、105kgです。
154kgも体重がある横綱白鵬はベンチプレス230kgも挙げられるのでしょうか。

スクワット体重×2倍はどうでしょうか。
驚異的な足腰の強さがあると言われる体重200kg超え逸ノ城が400kgを挙げられるでしょうか。
白鵬も300kg超えのスクワットができるでしょうか。

体重とパワーは比例しますが、どこまでも一定で比例するわけではありません。
体重が重すぎると身体の制御力を失い、パワーを思うように出せなくなり、そして過体重は身体を動かし続ける能力に大きなマイナスになってしまいます。

力自慢は世の中に大勢います。
ボディビルダーやウェイトリフター、相撲取り、プロレスラーなどなど。
日本ではベンチプレス100kg持ち上げられると力持ちと思われますが、世界のトップアスリートはサッカー選手や陸上選手、テニスプレイヤー、バスケット選手などベンチプレス100kgなど当然のように挙げられるアスリートばかりです。
日本くらいです、ベンチプレスは不要だ、筋トレは不要だなんて言っているのは。

成人男性平均身長170cm、平均体重67kgが日本人の標準体型です。
一般人をパワー系アスリートの指針をクリアするにはベンチプレス100.5kg、スクワット134kgです。
ある程度ハードなトレーニングを継続していないとこの水準をクリアすることはできません。

力士やプロレスラー、柔道など大柄で100kg超級になれば、体重に比例したベンチプレスやスクワットを挙げることは困難です。
体重が有利になる競技は、ある程度脂肪がついていても問題はないですがそれはあくまでも競技内だけの話です。

筋肉の肥大、隆起、脂肪の削ぎ落としが勝負を左右するボディビルダーでは、大会直前は体脂肪10%未満まで絞る選手も多く、ベンチプレス体重×1.5倍、スクワット体重×2倍の条件は多くのボディビルダーはクリアできるでしょう。

しかしいくらパワーがあっても走れなければ、やはり「最強」は名乗れません。
パワーと走力(ダッシュ力と持久走)を兼ね揃えたアスリート。
相反しやすい能力を高めるのは非常に難しいのです。

高身長選手が多いバスケットやバレーボールで、「ベンチプレス体重×1.5倍、スクワット体重×2倍」をクリアできる日本人選手はほとんどはいないでしょう。
筋トレも高校生レベルでも普及し始めましたが、まだそれが「当たり前」にはなっていません。
有酸素運動、心肺持久力は相当高いでしょうが、他競技に比べ明らかなパワー不足です。

体重もパワーもあり、走力もあるスポーツ選手となると筋骨隆々のアメリカンフットボール選手が妥当でしょう。
アメフト選手はそれぞれ固定された専門のポジションがあります。
相手の突破を防ぐラインというポジションはほぼ走ることもなく、点数を取ることもありません。
相撲取りやプロレスラーのような大柄で脂肪の乗った大柄な選手で構成されています。
また野球のように攻守が完全に分かれており、オフェンスプレイヤーとディフェンスプレイヤーで交代するので、オフェンスはオフェンス専門プレーヤー、ディフェンスはディフェンス専門プレーヤーがいるのです。(人数が少ないところは攻守兼任することもあります)

選手交代が頻繁に行われるアメリカンフットボールでは走り続ける持久力は必要としません。
それぞれのポジションに特化した専門能力を有した選手で構成され、大きな体格で相手を食い止める力士のような選手、キックだけするキック専門の選手、瞬発力抜群の短距離型ランナー、QBという司令塔で判断力、パス能力抜群の選手。
求められる能力が細分化され完全分担制が特徴のアメリカンフットボールでは、多くは1000m3分台では走れないでしょう。
そんな能力もたいして必要ではなく、5m、10mでトップスピードにのれる一瞬の爆発力や動かざること山の如しの怪力のほうが大事なのです。

1000m3分30秒は楽勝?

1000m3分30秒は陸上競技者では初心者を卒業したばかりの中級者レベルです。
陸上部に所属していれば朝飯前のタイムです。
何度も繰り返すインターバルトレーニングで1000mを何本もこのタイムで走れます。
フルマラソン3時間台を目指す市民ランナーでも1000m3分30秒は比較的容易にクリアできるレベルです。
サッカー選手でも難しいタイムではなく、何本も行うインターバルトレーニングで設定されるタイムです。

しかし陸上トラック選手やサッカー選手を想像してください。
引き締まった肉体でスラっとしている印象があるはずです。
陸上トラック競技選手は、トップレベルの選手以外はウェイトリフティングやパワーリフティングのような筋トレはしません。
まだ筋トレの必要性が理解されていません。
軽いバーベルで筋持久力を鍛えている風景はありがちですが、それは筋トレの本質を理解していない証拠です。

日本の短距離トップ選手やボルト、ガトリング、タイソン・ゲイなどはベンチプレス100kgなど軽く上げてます。
別にベンチプレスの記録など狙っているわけではありません。
全身の筋肉をくまなく鍛えた副次的な産物です。
ベンチプレスが陸上競技に必要か不必要かなどといった低レベルな話ではありません。
筋肥大をターゲットとした筋トレをしっかり行っている証拠です。

日本サッカー界ではいまだに筋トレ不要論がまかり通っており、日本代表選手から草サッカーレベルの人まで筋トレ不要信者が大半を占めています。
たとえ筋トレはある程度は必要だと理解しているサッカー選手がいたとしても、ベンチプレスの話になればすぐさまそんな筋肉はサッカーには全く不要だとこき下ろされるでしょう。
軽めのスクワットかマシンでのレッグプレス、レッグカールとレッグエクステンション、そして腹筋と流行りの体幹がメインの場合がほとんどではないでしょうか。
ベンチプレスは当然のこと、デッドリフトやハイクリーン、懸垂も取り入れているチームは希少です。

世界ではサッカー選手でも陸上選手でもバスケット選手、テニス選手でも当たり前にハードな筋トレをし、ベンチプレス100kg挙げるなど全く珍しくありません。
しかし日本ではいまだに筋トレをすると余計な筋肉がついて重くなりスピードが落ちる、可動域が狭くなる、硬くなるなどと言った非科学的な筋トレ不要論が幅を利かせています。

【筋トレガラパゴス列島】未だ筋トレ不要論はびこる日本 超一流はベンチプレス100kg当たり前「クリスチャン・ロナウド」「ウサイン・ボルト」「ロジャー・フェデラー」世界の中田英寿だって軽々ベンチプレス100kg

閑話休題。
実際1000m3分30秒は難しいタイムではありませんが、そこに体重100kgという条件がついたらどうでしょうか。
100kgと極端でなくても70kg以上ではどうでしょうか。
日本人の成人男性の平均体重は65kg前後です。
筋トレ好きであるならば体重70kgはある人は多いでしょう。
身長(cm)-100+5〜10が筋トレをしっかりしている人の体格で多くあるパターンです。
身長170kgなら75〜80kg程度です。
しかしその体格で1000m3分30秒はどうでしょうか。

きっと1000mを3分30秒で走れる人は、身長(cm)ー105〜115前後が多いはずです。
175cmであれば、60〜70kgです。
ベンチプレスは80kg持ち上げて万々歳でしょう。

「体重100kg、体脂肪10%、ベンチプレス体重×1.5倍、スクワット体重×2倍、1000m走3分30秒」というとてつもない基準

体重100kg、体脂肪10%、ベンチプレス体重×1.5倍、スクワット体重×2倍、1000m3分30秒という驚異的な基準をクリアできる身体能力をもったアスリートはいるんでしょうか。
いるならば、それこそがまさに「最強」と言っても過言ではないはずです。

この条件が求められるスポーツが、実はあるのです。
そのスポーツとは、・・・・・・・・・ラグビーです。
ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング
ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング

以下の表はラグビー日本代表が、2012年時に監督だったエディー・ジョーンズが掲げた「Japan way」の指針の元、選手たちに求められた能力を各ポジョンごとに明記したものです。

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画像:大学ラグビー選手における S&Cトレーニング

これほど高い能力を求められる競技があるでしょうか。
1番から8番のフォワード(FW)の選手は、ほぼ体重100kg以上を求めら、体脂肪は10〜15%、ベンチプレスは1.2〜1.6倍、そして一番困難な1000mを遅くても3分40秒です。
3分40秒のポジションの人はスクラムを組み最前で、さらにその中でも一番大きな人です。
体重は112〜120kgを求められている状況で、体脂肪は13〜15%で1000mを3分40秒です。
人間の匂いが全くしません。
まるで熊です。

9〜15番はバックス(BK)では、特に小柄な9番を除いて、およそ体重90kg前後は求められ、ベンチプレスは体重×1.5〜1.8倍、1000m走は遅くても3分30秒以内。
驚きなのが体重70〜85kg最軽量の9番がベンチプレスを体重1.6〜2倍も挙げないといけないことです。
最下位条件でも体重70kg、ベンチプレス×1.6倍だと116kgです。
中間だと体重77.5kg、ベンチプレス×1.8倍で139kg、そして1000mは最速の3分15秒です。
体重70kg台で100kg以上の選手がトップスピードで当たってくるため、相当高い筋力と走力を求められています。

走って当たって倒れて起きてタックルしてまた起きる。
高校は30分ハーフ、大学、社会人は40分ハーフ。
100kg級の人間が走り回り、ひたすらぶつかりあい、痛がることもなく。

世界トップクラスの智将エディー・ジョーンズが2011年から日本の監督に就任し日本代表は急激に進化し強くなりました。
エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡――
エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡――

「Japan way」を掲げ、日本代表のフィジカルを徹底的に強化しました。
2015年のイギリスでのラグビーワールドカップではスポーツ界史上最大の大番狂わせを起こし世界を圧感させました。
そして2019年にはアジア初の日本でワールドカップが、翌2020年には東京オリンピックで7人制ラグビーが開催されます。

これだけの高い能力を求めれる競技は他にあるでしょうか。
大きいだけでなく、力強いだけでなく、ダッシュ力も持久力もある。
それがラガーマンです。
私見と独断と主観をバランスよく混ぜ合わせて検討した結果、最強のスポーツは「ラグビー」と結論づけました。
異論反論は大いにあると思いますので、心の中で叫んでください。

最強と言っても格闘技をやれば格闘家に勝てるわけありません。
ウェイトリフティング選手と力を競えば足元にも及びません。
短距離走ではラグビー界でスーパースターといわれるほど脚が速くても、短距離選手には到底敵いません。

しかしベンチプレス体重×1.5倍、スクワット体重×2倍、体脂肪10%、1000m走3分30秒の能力を求められる競技が他にあるでしょうか。
体重は難しいとしても、他の項目全部を達成できる人は一体アスリートのなかでさえどれくらいいるでしょうか。

スポーツマンナンバーワンで、真のアスリートをさまざまな競技で競わせ、「最強」を決めてもらいたいと少なくない人が思っているはずです。
俺がやっている競技が最強だ!
これこそが番組の醍醐味です。

いい結果を出せば、普段注目されないスポーツも大きく取り上げられるチャンスです。
ラグビーでは大畑大介が圧倒的なポテンシャルを見せつけ多くに人にラグビーここにありとみせつけました。
また室伏広治の身体能力に誰もが愕然としたのではないでしょうか。
筋骨隆々の規格外の体つきで、パワー勝負は当然の事ながら、スピードも群を抜いていました。
持久走は得意そうには見えませんが、全てが規格外の室伏広治なら1000m3分30秒をクリアできたかもしれません。

あなたが思う最強スポーツは一体なんですか。
あなたが見たいアスリート対決はなんですか?

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