【痛くないラグビーをやってみよう】歴史的勝利で日本中が五郎丸ポーズで大盛り上がり 「砂浜」、「タグ」、「タッチ」、「7人制」実は色々な種類があるラグビー

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Number PLUS(ナンバー プラス) ラグビーW杯完全読本 2015 桜の決闘 (Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバー プラス)
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ラグビーワールドカップで日本が異例の大盛り上がり

ラグビーマガジン 2015年 11 月号 [雑誌]
ラグビーマガジン 2015年 11 月号 [雑誌]

かつて国立競技場を満席にしていたラグビー。1982年には国立史上最多の6万6999人の動員記録を持つ。
伝統校の対戦「早慶明戦」。北の鉄人と呼ばれ日本ラグビー史の一時代を築いた新日鉄釜石の7連覇。そしてドラマ「スクール☆ウォーズ」も2クールの平均視聴率15.6%と大人気。

90年代前半までラグビーは間違いなく日本を熱狂させていた大人気のスポーツでした。その後さまざまな要因でラグビー人気は低迷し、気づけば野球、サッカーそれぞれの競技人口600〜800万人はラグビーの12万人を大きく引き離し60倍以上もの差になっています。

しかし長らく続いた低迷期が一気に変わろうとしています。切っ掛けはもちろんワールドカップで日本代表が南アフリカ代表「スプリングボクス」に歴史的勝利を収めたからです。ラグビー弱小国、ワールドカップ出場国の中で最弱小国の日本代表が、世界ランキング第3位の圧倒的強者、そして優勝候補である南アフリカ「スプリングボクス」に勝利したのです。

日本ではラグビーはマイナースポーツになってしまいましたが、世界ではサッカー、オリンピックと並び三大スポーツの一つとしてラグビーは絶大な人気を誇っています。格闘技的要素の強いラグビーでは、弱者が強者に勝つことはまずあり得ません。そのため今回の日本代表の勝利は世紀の大番狂わせと称され、ラグビー界だけでなく世界中のスポーツ関係者が驚きました。ハリー・ポッターの著者、J・K・ローリングも「誰もこんなストーリーを書くことはできない」とTwitterでつぶやいたほどです。

ラグビーW杯日本代表激闘号 2015年 11/25 号 [雑誌]: Wサッカーダイジェスト 増刊
ラグビーW杯日本代表激闘号 2015年 11/25 号 [雑誌]: Wサッカーダイジェスト 増刊

【Giant-killing】遂にクリリンがあのフリーザに勝った!?それぐらいの快挙!最強の男たちがやってくれた 世界ランク13位の日本が世界ランク3位の南アフリカに逆転勝ち

そしてその熱はラグビーマイナー国の日本にも一気に伝播し、各メディアがこぞって日本代表の歴史的勝利を取り上げました。
そのおかげでラグビーに全く興味なかった多くの人たちの目にとまることになり、実はラグビーは面白いんだという認知が一気に広がりました。「○◯よりラグビーの方が面白い!」、「あんなに激しいスポーツなのに誰も痛がらず本当に見ていて気持ちがいいし凄い」といった声がネットで広がりました。

さらに次戦のサモア戦。サモアもラグビー強豪国でアイランダーの大柄な体格を活かした戦術で日本代表はいつも苦杯をなめさせられていました。そのサモアにも圧倒的勝利を収めました。過去に日本と同等の最弱小国ジンバブエに一回しか勝利したことのない日本代表、ラグビーファンはまさに夢心地の境地に至ってしまいました。そして最終戦、過去一度もワールドカップで勝ったことのないアメリカにも勝利し、さらに日本メディアのラグビー推しに火をつけ、ラグビー熱は日本中に拡散しされました。全国の小学生が、芸能人が、女性が、またサッカー少年を始めラグビー以外の老若男女のスポーツ愛好家が日本代表の「五郎丸歩」のゴールキック(コンバージョン)のポーズの真似をしています。

ラグビー日本代表の立役者

ラグビー日本代表の快進撃の立役者の筆頭は監督「エディー・ジョーンズ」です。
ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 (Sports Graphic Number Books)
ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 (Sports Graphic Number Books)

そして日本中がファンになり、いまや全国区となったキックポーズが特徴の「五郎丸歩」。

不動の魂 桜の15番 ラグビーと歩む
不動の魂  桜の15番 ラグビーと歩む

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ラグビーの基本情報や知識は下記の記事に書きましたので参照ください。

【世界が驚愕した世紀の番狂わせの秋】今見るべき最も熱いスポーツはこれだ!2015年ラグビーワールドカップ 初心者が知るべきラグビーの基本知識【ラグビーは少年をいちはやく大人にし、大人にいつまでも少年の心を抱かせる】子供を最も賢く、そして強く成長させるスポーツ「ラグビー」 その4つの理由 お母さん必読!

ラグビーは気軽にできない?

サッカーや野球と比べ、圧倒的に競技人口の少ないラグビー。人口減少、少子化でどのスポーツも競技人口減の危機に瀕していますが、もともと競技人口の母数の少ないラグビーでは大打撃です。

1991年の57,826人をピークに年々減少し、2009年では26,570人と45.9%も減少している。

参照:競技人口増加のための高校生意識調査に関する研究

しかし実は未就学児から小学生(中学)までが参加する事ができる地域密着のラグビースクールは多く存在しているのです。

東京都内だけでも20以上ものスクールがあり、そのほとんどが未就学児からの生徒募集をしている。チーム規模はさまざまだが、多いところでは100人近い生徒がいるという。ラグビーの盛んな大阪や福岡には、さらに多くのスクールがある。実はラグビーは、小学生以下には間口の広いスポーツなのだ。

出典:めざせ!五郎丸 ラグビー日本代表に我が子を「育てる方法」

意外にも未就学児や小学生にはラグビーは近い存在なのです。小学校の体育の授業でタグラグビーを導入している学校も少なくありません。タグラグビーとは腰につけたタグと呼ばれるテープを取ることでタックルの代わりとし、コンタクトプレーを排除したラグビーです。老若男女入り混じってお互いが本気で楽しめるスポーツです。

地域のラグビースクールや小学校でのタグラグビーの授業などで多くの子供がラグビーに触れる機会があるにも関わらず、ラグビーが普及しない一つの理由に中学校にラグビー部がないことが挙げられます。せっかく幼少期や小学校で多少なりともラグビーに興味を持ったのに中学でラグビーをやるという選択肢がなくなってしまうのです。また高校生のラグビー人口も急速に減っています。

10年前の2003年度にはラグビー部は全国で1252校、部員は3万0419人となり、2013年度の全国のラグビー部員は2万3972人で、花園参加数は999校(ラグビー部がある高校は1089校)だった。さらに花園参加数は2000年度に828校までに減少したものの、翌年度から合同チームの参加も認められたため、2002年度からは900校台で推移。ちなみに他の競技で言えば、サッカー(男子)は4166校で15万8119人、野球は約4000校で硬式が16万7088人、軟式1万0945人で計17万8033人だ。

出典:『もうひとつの花園』。その効果と高校ラグビーを取り巻く現状

要因は全スポーツに共通の超少子化はもちろんのこと「ラグビー日本代表が弱い」、「危険なスポーツという認識」、「1チーム15人ものプレーが必要」など原因を挙げれば切りがないですが、ラグビーは格闘技的要素が強いため気軽に始めにくいのが実状です。ラグビーのプレーから数年遠ざかってしまうと再度ラグビーを始めるのはかなり大変です。たとえランニングなど日ごろから身体を動かしていても、日常で身体をぶつけあう機会は普通ありません。コンタクトプレーが非常に多いラグビーに復帰するには身体をぶつける練習期間が必要になります。久しぶりの運動で気軽に草ラグビーの試合とはいきません。

コンタクトプレーが中心のラグビー。そのことがラグビーを始める切っ掛けやラグビーに復帰しようと思っている人の参加の障壁になってしまう場合が少なくありません。しかし実はラグビーにはコンタクトを伴わないものまでさまざまな種類のラグビーがあるのです。

15人制ラグビー(ラグビーユニオン)

ラグビーリーグ(13人制)

ラックやモールなどの密集を排除し、スクラムは実際には押し合わず形式だけなど、よりスピーディーに、流動的にゲームが進みます。
6回のタックルで攻守交代です。

タッチラグビー

もともとはラグビーリーグのウォーミングアップが競技に発展。1チーム6名、6回タッチで攻守交代。

タグラグビー

ラグビーリーグを元とし、大人も子供も男の子も女の子のみんなムキになって一緒になって楽しめるコンタクト(接触)なしのラグビー。
1チーム5名で腰に左右1本ずつタグをつけて、4回取られたら攻守交代。

ビーチフットボール(ビーチラグビー)

各チーム5人、前後半7分ずつ。5回タッチで攻守交代。5回の攻撃権のうち1回だけ前に投げることができる。

セブンズ

その名の通り7人で行うラグビーです。7分前後半でグラウンドの広さは15人制ラグビーと同じです。多少のルールの違いはあるものの15人制ラグビーとほとんど同じです。広いフィールドを少ない人数でノンストップで走り回らないといけないのでとてもタフな競技です。リオオリンピックから正式種目に追加された。2019年日本ラグビーワールドカップに続き、2020年東京オリンピックでも7人制ラグビーが行われる。

好きなラグビーをやろう

上記のようにラグビーと言っても実に様々な種類のラグビーがあります。
プロとアマチュアで分かれて派生したユニオンとリーグ。ウォーミングアップから生まれたタッチラグビー。日本発祥のビーチフットボール(ビーチラグビー)。15人制ラグビーでは資金不足などから人数が集まらず、スコットランドの肉屋ネッド・ヘイグが考案した7人制ラグビー。ラグビーリーグを基とし少年少女へのラグビー普及のために考案されたタグラグビー。

子供から大人、老若男女まで、またガツガツコンタクトいたい人から趣味として始めたい人、ちょっとかじりたい人などラグビーは決して敷居が高くはなく誰でも受け入れてくれる懐の深いスポーツなのです。身体をぶつけあうからこそ生まれる友情、深まる絆。そしてラグビーの最大の魅力は楕円球です。どっちに転がるかわからない楕円球。その転がりによって明暗を分かれることは多くあります。どんなに努力を積み重ねてもそのひと転がりによって変わってしまうのです。楕円球はまさに人生なのです。

ラグビーがうまくなる練習法 (エイムック 2605)
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