【乳酸は疲労の原因ではなかった】重要なエネルギー源となる肉体改造の強い味方「乳酸」を知れ 

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乳酸

そもそも乳酸とは?

乳酸~「運動」「疲労」「健康」との関係は? (からだワンテーマシリーズ)
乳酸~「運動」「疲労」「健康」との関係は? (からだワンテーマシリーズ)

乳酸とは英語で「Lactic Acid(乳、酸)」といい、腐った牛乳がすっぱくなる原因の酸が由来です。乳酸は激しい運動をしたときにだけ作られるわけではなく、赤血球や内臓、平滑筋でも日々作られています。食後の腸の動きや糖質の分解でも乳酸は作れら、1日100g以上の乳酸が日々の生活の中で作られています。
また食品の中にも乳酸は含まれており牛肉、鶏肉、豚肉には0.9%、チーズ1.3%、ヨーグルトに1.0%の乳酸が含まれています。このように私たちは日常から乳酸を体内で作り、そして食べ物から摂取しています。それらの乳酸で疲労することはありません。

乳酸ができる過程を簡単に言うと、ダッシュや筋トレなど強度が強い無酸素運動の際にエネルギーとして使われる糖質が分解され乳酸が作られます。ジョギングなどの有酸素運動では脂肪を主なエネルギー源とし、その脂肪分解の過程では乳酸は作られません。

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乳酸は疲れの原因ではなく、エネルギーの源だった

サッカーやラグビーなどダッシュやジョグの繰り返す競技ではダッシュ時に乳酸が作られ、ジョグの際にその乳酸がエネルギーとして使われます。乳酸は主に心筋や遅筋線維で使われており、決して老廃物ではなくエネルギーとして再利用されるのです。また乳酸が溜まるから疲れるなどと疲労物質として認知されていますが、近年ではその考えは否定されています。筋肉疲労の原因はカリウムイオンだと現在は言われています。細胞外に汲み出されたカリウムイオンが筋肉の収縮不全を引き起こすとされてます。

速筋線維で分解された糖(グリコーゲン)がエネルギーとして使われ乳酸が発生し、遅筋線維や心筋で乳酸はエネルギーとして使われます。乳酸がエネルギーになるにはたくさんの酸素が必要です。運動時などでエネルギー効率を高めるには、最大酸素摂取量を増やすトレーニングが効果的です。トレーニングの方法としてインターバルトレーニングやサーキットトレーニング、LSDトレーニングがあります。乳酸を効率良く使える体が高い運動能力を発揮する一つの条件になってきます。乳酸を理解し、そして活用し強い味方につけましょう。

新版 乳酸を活かしたスポーツトレーニング (KSスポーツ医科学書)
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