【決定最強スポーツマン!】「体重100kg、体脂肪10%、ベンチプレス自重×1.5、スクワット自重×2、1000m走3分30秒」この厳しすぎる水準が求められるスポーツとは一体!?

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最強のスポーツマン

ウェイトリフターとアームレスラー、どっちが強い?

競技は違っても力自慢の人たちが、力勝負したら一体どちらが勝つか。
ボディビルダー、ウェイトリフター、プロレスラー、力士。
豪腕自慢のアスリートが集まって腕相撲したらどうなるでしょうか。
一つだけ言えることは、十中八九アームレスラーが勝つでしょう。

でも重量挙げの場合は?
押し合いの場合は?
筋肉のキレ(カット)の場合は?

どのスポーツ選手が最強だなんてまったく不毛な論争です。
それぞれの競技・分野で各々の能力を出し切り、競い合うのがスポーツや競技です。

マラソン選手が50mを5秒台で走れなくてもなんの問題ありません。
卓球選手がウェイトリフティング競技でスナッチとクリーン&ジャークで合計200kg挙げる必要性はありません。
ウェイトリフティング選手が100kmウルトラマラソンを完走できる必要は微塵もありません。

どの能力をもって強いか弱いかなど決められません。
相撲取りと柔道家、どちらが強いかはどのフィールドでどんなルールを適用するかで全く変わります。
世界一と自負する力自慢が世界一のアームレスラーであるとは限りません。
ウェイトリフターとアームレスラー、どちらが力が強いかは条件次第でいくらでも変わってきます。

求められる力の定義、速さの定義は競技ごとに違います。
競技が違う者同士を集め、誰が最強なのか決めるのはナンセンスで、そもそも最強の定義ができません。

「スポーツマンナンバーワン決定戦」のような番組で、あらゆる分野のスポーツ選手が垣根を超え一堂に会し、さまざまな種目で勝負をしナンバーワンを決める企画はスポーツ愛好家や競技者だけでなくとも興味深いはずです。
自分が行っている競技選手や好きなアスリートが勝ったり負けたりするたびに一喜一憂してしまいます。

近年は若手イケメン芸能人ばかりの対決ですっかり面白くなくなってしまいました。
室伏や清原をはじめ、ラグビー、アメフト、サッカー、野球で誰もが知る超一流、超有名選手たちがこぞって出ているときが絶頂でした。
トップアスリートが己の、競技のプライドを掛けて全力で戦うのは見ものでした。
体力自慢のイケメン俳優やダンスグループのダンサーたちが争ってもミーハーな女性以外いったい誰が興味を持つのでしょうか。

本当に見たいのは鍛え上げられた本物のアスリートたちのプライドを掛けた真っ向真剣勝負なのです。
芸能人同士の運動会ではありません。

そこで独断と偏見、机上の空論で勝手にスポーツマンナンバーワンを考えてみます。
各競技の専門技術は排除し筋力や持久力などの基礎体力重視です。
持久力に秀でていてもパワーがないといけません。
重いほうがパワーは有利ですが、今度は持久力で劣ってしまいます。
土台となる基礎体力が勝負の分かれ目です。
私見を大いに交えながら独断と偏見でスポーツマンナンバーワンを考察します。

パワー、体重、スピード、持久力

まずはパワー。
世の男性がパワーといって一番励むベンチプレスと筋トレの王様スクワットで考えてみます。
パワー系競技でよく言われる指針の一つに「ベンチプレス自重×1.5倍、スクワット自重×2倍」で考えてみます。

ベンチプレスを100kg挙げる人はそこら辺にゴロゴロ居ます。
筋トレを真剣にやっている人やパワー系アスリートなら100kgは朝飯前です。
では体重×1.5倍はどうでしょうか。
体重70kgであれば、105kgです。
154kgも体重がある横綱白鵬はベンチプレス230kgも挙げられるのでしょうか。

スクワット体重×2倍はどうでしょうか。
驚異的な足腰の強さがあると言われる体重200kg超え逸ノ城が400kgを挙げられるでしょうか。
白鵬も300kg超えのスクワットができるでしょうか。

体重とパワーは比例しますが、どこまでも一定で比例するわけではありません。
体重が重すぎると身体の制御力を失い、パワーを思うように出せなくなり、そして過体重は身体を動かし続ける能力に大きなマイナスになってしまいます。

力自慢は世の中に大勢います。
ボディビルダーやウェイトリフター、相撲取り、プロレスラーなどなど。
日本ではベンチプレス100kg持ち上げられると力持ちと思われますが、世界のトップアスリートはサッカー選手や陸上選手、テニスプレイヤー、バスケット選手などベンチプレス100kgなど当然のように挙げられるアスリートばかりです。
日本くらいです、ベンチプレスは不要だ、筋トレは不要だなんて言っているのは。

成人男性平均身長170cm、平均体重67kgが日本人の標準体型です。
一般人をパワー系アスリートの指針をクリアするにはベンチプレス100.5kg、スクワット134kgです。
ある程度ハードなトレーニングを継続していないとこの水準をクリアすることはできません。

力士やプロレスラー、柔道など大柄で100kg超級になれば、体重に比例したベンチプレスやスクワットを挙げることは困難です。
体重が有利になる競技は、ある程度脂肪がついていても問題はないですがそれはあくまでも競技内だけの話です。

筋肉の肥大、隆起、脂肪の削ぎ落としが勝負を左右するボディビルダーでは、大会直前は体脂肪10%未満まで絞る選手も多く、ベンチプレス体重×1.5倍、スクワット体重×2倍の条件は多くのボディビルダーはクリアできるでしょう。

しかしいくらパワーがあっても走れなければ、やはり「最強」は名乗れません。
パワーと走力(ダッシュ力と持久走)を兼ね揃えたアスリート。
相反しやすい能力を高めるのは非常に難しいのです。

高身長選手が多いバスケットやバレーボールで、「ベンチプレス体重×1.5倍、スクワット体重×2倍」をクリアできる日本人選手はほとんどはいないでしょう。
筋トレも高校生レベルでも普及し始めましたが、まだそれが「当たり前」にはなっていません。
有酸素運動、心肺持久力は相当高いでしょうが、他競技に比べ明らかなパワー不足です。

体重もパワーもあり、走力もあるスポーツ選手となると筋骨隆々のアメリカンフットボール選手が妥当でしょう。
アメフト選手はそれぞれ固定された専門のポジションがあります。
相手の突破を防ぐラインというポジションはほぼ走ることもなく、点数を取ることもありません。
相撲取りやプロレスラーのような大柄で脂肪の乗った大柄な選手で構成されています。
また野球のように攻守が完全に分かれており、オフェンスプレイヤーとディフェンスプレイヤーで交代するので、オフェンスはオフェンス専門プレーヤー、ディフェンスはディフェンス専門プレーヤーがいるのです。(人数が少ないところは攻守兼任することもあります)

選手交代が頻繁に行われるアメリカンフットボールでは走り続ける持久力は必要としません。
それぞれのポジションに特化した専門能力を有した選手で構成され、大きな体格で相手を食い止める力士のような選手、キックだけするキック専門の選手、瞬発力抜群の短距離型ランナー、QBという司令塔で判断力、パス能力抜群の選手。
求められる能力が細分化され完全分担制が特徴のアメリカンフットボールでは、多くは1000m3分台では走れないでしょう。
そんな能力もたいして必要ではなく、5m、10mでトップスピードにのれる一瞬の爆発力や動かざること山の如しの怪力のほうが大事なのです。

1000m3分30秒は楽勝?

1000m3分30秒は陸上競技者では初心者を卒業したばかりの中級者レベルです。
陸上部に所属していれば朝飯前のタイムです。
何度も繰り返すインターバルトレーニングで1000mを何本もこのタイムで走れます。
フルマラソン3時間台を目指す市民ランナーでも1000m3分30秒は比較的容易にクリアできるレベルです。
サッカー選手でも難しいタイムではなく、何本も行うインターバルトレーニングで設定されるタイムです。

しかし陸上トラック選手やサッカー選手を想像してください。
引き締まった肉体でスラっとしている印象があるはずです。
陸上トラック競技選手は、トップレベルの選手以外はウェイトリフティングやパワーリフティングのような筋トレはしません。
まだ筋トレの必要性が理解されていません。
軽いバーベルで筋持久力を鍛えている風景はありがちですが、それは筋トレの本質を理解していない証拠です。

日本の短距離トップ選手やボルト、ガトリング、タイソン・ゲイなどはベンチプレス100kgなど軽く上げてます。
別にベンチプレスの記録など狙っているわけではありません。
全身の筋肉をくまなく鍛えた副次的な産物です。
ベンチプレスが陸上競技に必要か不必要かなどといった低レベルな話ではありません。
筋肥大をターゲットとした筋トレをしっかり行っている証拠です。

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日本サッカー界ではいまだに筋トレ不要論がまかり通っており、日本代表選手から草サッカーレベルの人まで筋トレ不要信者が大半を占めています。
たとえ筋トレはある程度は必要だと理解しているサッカー選手がいたとしても、ベンチプレスの話になればすぐさまそんな筋肉はサッカーには全く不要だとこき下ろされるでしょう。
軽めのスクワットかマシンでのレッグプレス、レッグカールとレッグエクステンション、そして腹筋と流行りの体幹がメインの場合がほとんどではないでしょうか。
ベンチプレスは当然のこと、デッドリフトやハイクリーン、懸垂も取り入れているチームは希少です。

世界ではサッカー選手でも陸上選手でもバスケット選手、テニス選手でも当たり前にハードな筋トレをし、ベンチプレス100kg挙げるなど全く珍しくありません。
しかし日本ではいまだに筋トレをすると余計な筋肉がついて重くなりスピードが落ちる、可動域が狭くなる、硬くなるなどと言った非科学的な筋トレ不要論が幅を利かせています。

【筋トレガラパゴス列島】未だ筋トレ不要論はびこる日本 超一流はベンチプレス100kg当たり前「クリスチャン・ロナウド」「ウサイン・ボルト」「ロジャー・フェデラー」世界の中田英寿だって軽々ベンチプレス100kg

閑話休題。
実際1000m3分30秒は難しいタイムではありませんが、そこに体重100kgという条件がついたらどうでしょうか。
100kgと極端でなくても70kg以上ではどうでしょうか。
日本人の成人男性の平均体重は65kg前後です。
筋トレ好きであるならば体重70kgはある人は多いでしょう。
身長(cm)-100+5〜10が筋トレをしっかりしている人の体格で多くあるパターンです。
身長170kgなら75〜80kg程度です。
しかしその体格で1000m3分30秒はどうでしょうか。

きっと1000mを3分30秒で走れる人は、身長(cm)ー105〜115前後が多いはずです。
175cmであれば、60〜70kgです。
ベンチプレスは80kg持ち上げて万々歳でしょう。

「体重100kg、体脂肪10%、ベンチプレス体重×1.5倍、スクワット体重×2倍、1000m走3分30秒」というとてつもない基準

体重100kg、体脂肪10%、ベンチプレス体重×1.5倍、スクワット体重×2倍、1000m3分30秒という驚異的な基準をクリアできる身体能力をもったアスリートはいるんでしょうか。
いるならば、それこそがまさに「最強」と言っても過言ではないはずです。

この条件が求められるスポーツが、実はあるのです。
そのスポーツとは、・・・・・・・・・ラグビーです。
ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング
ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング

以下の表はラグビー日本代表が、2012年時に監督だったエディー・ジョーンズが掲げた「Japan way」の指針の元、選手たちに求められた能力を各ポジョンごとに明記したものです。

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画像:大学ラグビー選手における S&Cトレーニング

これほど高い能力を求められる競技があるでしょうか。
1番から8番のフォワード(FW)の選手は、ほぼ体重100kg以上を求めら、体脂肪は10〜15%、ベンチプレスは1.2〜1.6倍、そして一番困難な1000mを遅くても3分40秒です。
3分40秒のポジションの人はスクラムを組み最前で、さらにその中でも一番大きな人です。
体重は112〜120kgを求められている状況で、体脂肪は13〜15%で1000mを3分40秒です。
人間の匂いが全くしません。
まるで熊です。

9〜15番はバックス(BK)では、特に小柄な9番を除いて、およそ体重90kg前後は求められ、ベンチプレスは体重×1.5〜1.8倍、1000m走は遅くても3分30秒以内。
驚きなのが体重70〜85kg最軽量の9番がベンチプレスを体重1.6〜2倍も挙げないといけないことです。
最下位条件でも体重70kg、ベンチプレス×1.6倍だと116kgです。
中間だと体重77.5kg、ベンチプレス×1.8倍で139kg、そして1000mは最速の3分15秒です。
体重70kg台で100kg以上の選手がトップスピードで当たってくるため、相当高い筋力と走力を求められています。

走って当たって倒れて起きてタックルしてまた起きる。
高校は30分ハーフ、大学、社会人は40分ハーフ。
100kg級の人間が走り回り、ひたすらぶつかりあい、痛がることもなく。

世界トップクラスの智将エディー・ジョーンズが2011年から日本の監督に就任し日本代表は急激に進化し強くなりました。
エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡――
エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡――

「Japan way」を掲げ、日本代表のフィジカルを徹底的に強化しました。
2015年のイギリスでのラグビーワールドカップではスポーツ界史上最大の大番狂わせを起こし世界を圧感させました。
そして2019年にはアジア初の日本でワールドカップが、翌2020年には東京オリンピックで7人制ラグビーが開催されます。

これだけの高い能力を求めれる競技は他にあるでしょうか。
大きいだけでなく、力強いだけでなく、ダッシュ力も持久力もある。
それがラガーマンです。
私見と独断と主観をバランスよく混ぜ合わせて検討した結果、最強のスポーツは「ラグビー」と結論づけました。
異論反論は大いにあると思いますので、心の中で叫んでください。

最強と言っても格闘技をやれば格闘家に勝てるわけありません。
ウェイトリフティング選手と力を競えば足元にも及びません。
短距離走ではラグビー界でスーパースターといわれるほど脚が速くても、短距離選手には到底敵いません。

しかしベンチプレス体重×1.5倍、スクワット体重×2倍、体脂肪10%、1000m走3分30秒の能力を求められる競技が他にあるでしょうか。
体重は難しいとしても、他の項目全部を達成できる人は一体アスリートのなかでさえどれくらいいるでしょうか。

スポーツマンナンバーワンで、真のアスリートをさまざまな競技で競わせ、「最強」を決めてもらいたいと少なくない人が思っているはずです。
俺がやっている競技が最強だ!
これこそが番組の醍醐味です。

いい結果を出せば、普段注目されないスポーツも大きく取り上げられるチャンスです。
ラグビーでは大畑大介が圧倒的なポテンシャルを見せつけ多くに人にラグビーここにありとみせつけました。
また室伏広治の身体能力に誰もが愕然としたのではないでしょうか。
筋骨隆々の規格外の体つきで、パワー勝負は当然の事ながら、スピードも群を抜いていました。
持久走は得意そうには見えませんが、全てが規格外の室伏広治なら1000m3分30秒をクリアできたかもしれません。

あなたが思う最強スポーツは一体なんですか。
あなたが見たいアスリート対決はなんですか?

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