【登山で身も心も荷降ろしを】要介護状態、国民健康保険料値上げ、生活習慣病は山で解決せよ

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人を惹きつける山

日帰り山あるきベスト130 関東周辺 (大人の遠足BOOK)
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山の魅力

山ガールで一気にブームになった登山。
いっときのブームと思う人もいるかもしれませんが、今なお登山人気は高く、一昔前は中高年層のイメージが強かった登山もいまだ多くの若者やファミリーで賑わっています。
日本には古来から山岳信仰がありました。
比叡山や高野山は仏教に深い関わりがあり、富士山は神道において神が宿るとされる神体山として山岳信仰の対象でした。

世界で最も登山客数が多い高尾山には、山岳信仰の飯縄大権現を奉る薬王院があり、修験道として山伏が修業をする山にもなっています。
「成田山新勝寺」、「川崎大師平間寺」、「高尾山薬王院」は真言宗智山派の大本山として三大本山とされています。
ミシュランガイドで三ツ星を獲得した効果もあり登山客は爆発的に増え、年間登山者は富士山のおよそ10倍の260万人を超え、多くの外国人も高尾山に来るようになりました。

趣味やスポーツの一環で行う登山は「近代登山(alpinism:アルピニズム)」と呼ばれ、日本で最初の近代登山は、「日本アルプス」の命名者イギリスのウィリアム・ゴーランドらが最初に行ったものだと言われています。

四方を豊かな山で囲まれた日本で、登山をするのに困ることはありません。
老若男女誰もが楽しめ、ストレス解消や健康増進効果も計り知れません。
仲間でワイワイ、カップルでも、子供を連れて家族で行くのも、当然一人でも山は存分に楽しませてくれます。

山頂で調理して山飯を食べれば、格別な食事になります。
簡易コンロなど山用の小さなキッチンセットを持っていけばスパゲッティや焼肉、鍋までも楽しめてしまいます。
一人でコーヒを沸かしカップラーメンを食べるも良し、みんなで鍋や焼肉を囲むのも良し。

[まとめ買い] 山と食欲と私(バンチコミックス)

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山の魅力は決して登るだけではありません。
山の魅力は雄大な自然、豊かな緑です。
小鳥のさえずり、川のせせらぎ、木漏れ陽、動植物は人の心を癒やします。

己との対話、自然との対話は自分自身をフラットな状態により戻してくれます。
ストレスフルな現代社会、運動不足の現代人にとって山はうってつけのです。

「たらたら飲んで、食べて、なにもしない人の分の金をなんで私が払うんだ」 by 麻生

仕事や学校、部活、習い事など現代人は常に忙しく、子供までもが休みがほしいと言ってしまう昨今。
多くの人が過度なストレスを抱え生活し、うつ病や不眠、胃痛、頭痛など心身に悪影響をきたしています。
ストレス過多と運動不足が合わさり、罹患するさまざまな疾患はもはや国民病といっても過言ではないくらい日本はストレスフル・運動不足社会になっています。

ロコモ(ロコモティブシンドローム)やサルコ(サルコペニア)といった年齢や活動量低下によって筋肉が減り、歩く、立つができず要介護状態になったり、転倒、骨折で寝たきりなったりと自立した生活ができなくなる人がどんどん増えてくると予想されています。

個人のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)を低下させるばかりか、国の財政をも圧迫する原因になります。
健康でいることは個人にも国家財政的にも非常に大きく関係します。

民間の保険会社でも取り入れているように、遠くないうちに生活状態で国民保険料が変動する制度が導入されるかもしれません。
喫煙者や飲酒の頻度、運動習慣など個人でできる健康管理を怠っていれば保険料が高くなる、そんな時代はすぐそこかもしれません。
以前そんなことを匂わせる発言が、当時総理大臣だった麻生さんから発せられました。

“「私は72歳だが、病院に行ったことはほとんどない。そうじゃない人って世の中にたくさんいるじゃない。飲みたいだけ飲んで、やりたいだけやっていい加減に生きて、それで72でくちゃくちゃになってる人がいっぱいいるでしょ。そういう人たちが病院で払っている医療費を俺が払ってる。俺が払ってるんだと思うと、なんとなくばかばかしくなってくる」 麻生氏は、総理大臣時代の2008年にも経済財政諮問会議で「たらたら飲んで、食べて、なにもしない人の分の金をなんで私が払うんだ」と発言して批判を浴びたことがあった。今回も当時と同じように、「努力して健康を保った人には保険料が還元されるような制度を導入すべき」という持論を改めて主張した。 引用:Business Journal

所得や自治体によって変動しますが、保険会社が査定基準にいれていることも多くある喫煙習慣などは国民健康保険料には関係ありません。
一生懸命健康に気をつけ、節制し運動し健康に気遣っている人と、ジャンクフードばかり食べ運動もせずだらしなく太り、タバコもお酒もやっている人とで査定基準に差が設けられていないのは確かに不平等かもしれません。

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登山で健康増進、病気予防、QOL向上

登山はストレスや運動不足解消効果があります。
自律神経を安定させると言われている「フィトンチッド(森林の香り)」やリラックス効果が期待される「1/fゆらぎ」など人体に好影響を与えるも要素が多くあります。
森林浴では、ナチュラルキラー細胞(常に体内をパトロールしがん細胞やウイルスを発見し攻撃するリンパ球)が活性化されるというデータも(独)森林総合研究所から発表されています。
出典:森林浴が抗がんタンパク質を増加させること等について

森林浴の癒やしが科学的に証明されて、今後ますます森林浴セラピーは注目されていくでしょう。

登山の有酸素運動の効果も見逃せません。
有酸素運動は体力向上だけではなく精神的リラックス効果があり、気分を良くするセロトニンを多く分泌させることもわかっています。
ランナーズ・ハイはこのセロトニンが関係しています。
いまや国民的病気と言われるうつ病はセロトニン分泌が大きく関わっていると言われ、有酸素運動はうつ病改善にも効果的とされています。

有酸素運動が苦手という人は学校の体育やマラソン大会などを想像する人が大半ではないでしょうか。
有酸素運動にかぎらず運動が嫌いという人は、突き詰めれば運動そのものが嫌いなのではなく学校での体育が嫌いという場合が多くあります。

自分のペースで歩ける登山は、癒やしの有酸素運動です。
体力的にきつくなったら自然の中でコーヒーを沸かし、ちょっとした軽食をつまみながら休憩すれば元気100倍です。
登山は体育でもトレーニングでもなく、自身を癒す小さな旅なのです。

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まとめ

カロリーの割に栄養がほとんどないジャンクフードが溢れ、体を動かす機会も減り、医療の進歩で長生きはするものの、自立度の低下により寝たきりや要介護・要支援状態になり、平均寿命は伸びているにも関わらず健康寿命(日常生活に制限のない期間)は比例して伸びていません。

人生のクオリティ・オブ・ライフの低下だけではなく、また国家財政の圧迫だけでなく、大切な家族や友人をも巻き込み、介護状態によっては終日支援してもらう生活を送らなければいけなくなります。

誰もがより健康に気をつけなければいけない時代。
筋トレやジョギングなどの有酸素運動など、健康のために行ってもなかなか続かないのが人間です。
もともと全く興味ないものを健康のためにと無理強いして行えば、それこそ精神衛生上よくありません。
健康管理とは無理なく継続していくことが何より重要です。
一朝一夕で太る人がいないように、一朝一夕で痩せたり健康にれることはありません。

継続するためには無理なく、楽しめるものがベストです。
筋トレや有酸素運動に目覚め、競技者まで上り詰めトレーニングを生涯の趣味にしてしまう人も稀にいます。
しかしそれはレアケースです。
娯楽性が高いもののほうが多くの続けられます。

スポーツを始めるには腰が重いという人も、低登山ならハイキング気分で始められます。
最初は低登山でハイキングとして楽しみ、徐々に高い山に挑戦し、富士山や山岳キャンプなど挑戦できれば、面白みはどんどん高まるはずです。

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健康食品や健康グッズの謳い文句である、「らくらく、たったこれだけで、誰でも」などといったものは全てまやかしです。
「痩せたい、健康になりたい」という人々の長年苦しみ達成できない憧れに、フィットネス業界が効果もないものをあたかもあるように宣伝し、怠け者の現代人からたんまり搾取しているだけです。

そんなことに無駄金をかけるより、軽い登山やハイキングのためにバーナーやコンロなど買って、山頂で美味しいコーヒーを飲むほうがいかに健康で、効果的か。
登山は決して敷居が高いものではありません。

ケーブルカーが整備されている山も少なくありません。
まずは自然の中に身を置いてみましょう。
きっとなにか感じるはずです。

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