事務方の消防人は民間サラリーマンと同じ勤務体系でどうやって強靭な肉体を管理しているのか 彼らの肉体管理こそがサラリーマンの肉体改造バイブルだ

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一般人にも参考になる事務方消防士のトレーニング方法

消防筋肉 (イカロス・ムック)

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消防士は公務員で定期異動もあり 火消しにも救急にも救助にも、そして事務方にもなる 

史上最強図解 よくわかる消防法
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消防士や警察は都道府県や市町村で採用された公務員で、消防は市町村採用、警察は都道府県採用になります。
民間と同じように公務員にも定期異動があり、特殊な専門職採用以外は基本は民間の総合職と同じでさまざまな部署に異動になります。消防では、火消しから救急や救助隊に資格要件を満たしていれば異動があります。

異動は現場だけではなく、119番通報を受ける指令センターや人事や庶務、経理など、また建物の火災予防のための立入検査員や建築物を建てるために必要な許可、消防同意を出す係など難解な消防法を駆使して予防行政を行う部署への異動もあります。

民間サラリーマンと同じような勤務体系になれば、会議や出張もあれば残業も当然あり、民間サラリーマンと変わらない生活になります。しかし大きく違うのは、彼らが数年後には肉体を酷使する現場に戻る可能性が大いにあるということです。デスクワーク勤めで体を動かす機会が極端に減り太ってしまい動けなくなったなど消防人にはあってはなりせん。40〜50歳の事務方が長かった人でも現場に異動になり、逆に現場の第一線でバリバリ救助していた人が事務方に異動になることもあります。いつでも現場に耐えうる肉体と消防法を駆使できる頭を鍛えていなければ消防人としては失格です。もう歳だとか日々業務で忙しいなどの言い訳は一切通じません。

災害はいつもあなたの隣りに潜んでおり、いつなんどき強靭な肉体、体力、精神力が必要とされるかわかりません。大切な人を助けるために、過酷な状況で生き残るために、あなた自身が戦える体を作らなければなりません。それこそがもっとも基本の災害対策になるのです。

肉体は掛け替えのない財産で、どんな資産家でも肉体を作り上げる過程は変わりません。お金をかけようがかけまいが大差はありません。クオリティ・オブ・ライフを高めるために健全な肉体は必要不可欠です。

一般のサラリーマンと同じ勤務体系で働いている消防人がどうやって肉体を維持管理・強化をしているのか。それを知れば日頃忙しくて体を鍛えることができていない人にとって大いに参考になるに違いありません。

公務員として、消防人として習慣化させる

消防士は勤務時間に筋トレや走りこみをしていると思われがちですが、基本的に個人のトレーニングは勤務時間外で行います。
消火や救助の訓練は業務の一環として行い、その中で筋トレや走り込みなどの体力練成をチームビルディングの一つとして部隊で行うことはあります。一方事務方には消火や救助訓練はなく業務時間内に体力練成することは一切ありません。あっても朝のラジオ体操か消防体操くらいです。

しかし現場から離れた事務方であろうが消防人として肉体管理は重要な業務の一部です。モチベーションがどうの、時間が作れないなど関係なく常日頃から肉体管理を行わないといけません。いかに体力練成等の肉体管理を習慣化させ日常生活の一部にするかが重要です。生活の一部になってしまえば億劫でも時間がなくても関係ありません。

朝のランニング、最後5分はインターバルトレーニング、帰宅時のランニングや自転車、風呂の前の腕立て・スクワット、就寝前のストレッチなど生活の一部に溶けこませることが肝心です。高負荷のウェイトトレーニングではないので基本毎日行います。まずは3週間頑張って続けることで徐々に生活に馴染んでいきます。休日のときは少しまとまった時間で筋トレや走り込み、スポーツなど行えば肉体改造は加速します。

仕事も家庭も趣味も大切な人も、己の肉体が健全であるからこそ、共に居ることができ、楽しむことができ、勤しむことができます。クオリティ・オブ・ライフのためにも肉体管理をモチベーションに左右されることなくルーティン化することが継続と成功の秘訣です。

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強い目的意識

消防人は「人の命を救いたい」という強い意思をもって消防人になりました。
半年程にも及ぶ過酷な新人研修に耐えぬき、現場でも厳しい訓練や緊迫の連続の災害出動があります。消火、救急、救助など現場で働いていれば否が応でも鍛えざるを得ません。

問題は現場を離れたときです。学生時代に運動部で体を動かす機会が多くあった人が、社会人になり身体を動かす機会が急に減り、体がなまり肥満気味になる状況そのものです。

消防人は、「人命救助」を根底に全ての活動をしています。たとえ庶務や人事、広報でも全て人命救助に繋がっています。大災害だけでなく、震度5以上や大雨警報など消防人はいつなんどき招集されるかわかりません。また定期異動でいつ事務方から現場に配置転換されるかもわかりません。人命救助をするという強い目的意識があるからこそ、消防人は事務方になってもモチベーションを失わず肉体管理に勤しむのです。

一般人の場合、肉体改造に強い目的意識を持つことはなかなか難しいと思うかもしれません。しかし夏までにどうしても痩せたい、夏の期間中に筋肉で体を一回り大きくしたい、結婚式までにドレスやタキシードが似合う体型になりたい、病気のため次の検診までに減量が迫られているなど具体的な達成目標を強く意識することはできます。漠然とした目標よりも、明確な目的意識を持つことは誰でもできます。

明確な目的意識を持つことこそが肉体改造の成功要因なのです。

スキマ時間をとことん活用

満員電車に揺られながら出勤し、せわしない昼休み、残業は当たり前。慌ただしい夕飯、晩酌を済ませ翌日に備える現代人。シフト勤務で生活がバラバラな人や介護、育児がある人もいます。このようにライフスタイルは当然ながら千差万別です。ストレスフルで常に多忙な現代社会ではまとまった時間を取れる人のほうが希少です。では事務方になり民間人と同じ生活スタイルになった消防人たちは一体どうやって肉体を維持・強化しているのでしょうか。

それは「細切れ時間有効活用」です。
朝は10分ほどランニングをし、昼はおにぎりやサンドイッチでぱぱっと済ませ15分ほど筋トレ(低負荷高回数の自重で一気にパンプアップでも可)をやったあとはプロテインを。帰宅は職場から自転車もいれば、1、2駅手前で降り走る人も。風呂でちょっとしたストレッチ。仕事の合間もストレッチで体をほぐす。昼休みに30〜40分あれば筋トレと4分で終わる高強度インターバルトレーニング「タバタ式プロトコル」をやって心肺持久力を鍛える。飲み会や外食の予定があり走って帰れないときは、退社前に低負荷高回数のタバタ式トレーニング。

このように日々の生活のスキマ時間を見つけ消防人はトレーニングをします。これは消防人に限ったことではなく、フルマラソンに出場する一般ランナーやなにかの大会や競技に出る人はこのような細切れの時間を目一杯活用しトレーニングしています。まとまった時間が取れないからトレーニングできないと嘆くことはありません。今の生活の中でいかに時間を見つけ、隙間にある僅かな時間を有効活用するかを考えるのです。人はたった数分でも限界を迎えられます。

以前書いた「【誤解だらけのタバタ式トレーニング】本当は8セット4分ではない?脂肪は減らない?腕立て伏せ、複雑な運動の組み合わせではダメ?たった4分の苦痛で最大限の効果を!」のようにたった4分でも週3回で十分なトレーニング効果を出すタバタ式トレーニングなどもあるので、細切れの時間をいくらでも活かすことができます。

まとめ

消防人でも長い間事務方をやっていると、皮下脂肪たっぷりの情けない体になってしまう人も決して珍しくありません。現場にいる消防人でさえ肥満者はいます。救助隊は厳しい選考試験と定期的な体力や技術試験があり、一定水準を超えていなければ救助隊からは外されてしまうので肥満者はいません。

強い意思を持って消防に入ってきた人間でさえ、目的意識を見失い肉体管理を疎かにし、見るも無残な肉体になってしまいます。現場で活動することのない管理職で、消防人としての肉体を維持できている人は稀です。現場で活躍するだけが全てじゃないと言い強靭な肉体の維持を放棄することはすなわち、消防人としてのプライドの放棄です。

仕事で肉体を資本としない一般人(本来はデスクワーク然りどんな仕事でも肉体が資本)なら尚更肉体の維持管理の意識は薄れやすいのが現実です。しかし消防人でも民間人でも肉体労働者でもデスクワーカーでも、体が全ての資本です。かけがえのない資本です。そして一朝一夕では絶対に手にいれることはできません。大富豪でも大統領でも肉体を作り上げ、管理する過程や作業は同じです。

細切れの時間は誰の生活の中にもたくさんあります。その時間を無駄にただ流してしまうのか、貴重な肉体管理の時間に変えるのか、それはあなた次第です。細切れの時間で少しでも何かをするかしないか、この小さな積み重ねの差こそが大きな結果の違いを生みます。肉体とは一事が万事なのです。

消防人だけでなくできるサラリーマンや週末アスリートもスキマ時間を見つけては自己研磨します。オバマ大統領はじめ歴代アメリカ大統領も時間を見つけては身体を鍛えています。時間がない人などこの世にいません。アメリカ大統領よりも忙しい人が日本にいるでしょうか?

まず風呂に入る前の2分で腕立てとスクワットを1分ずつ限界までやり、寝る前にストレッチを2分でもやってみましょう。そして週3、1回4分のタバタ式トレーニング。たったこれだけであなたの体は1ヶ月後に見違えるでしょう。

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